シャープ、4GBハードディスク搭載の最新ザウルス
シャープ(町田勝彦社長)は10月15日、PDA(携帯情報端末)「ザウルス」の新製品「SL-C3000」を発表した。11月10日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は8万円前後となる見通し。月産1500台を予定している。
同社では、「新製品の投入後、順次バリエーションを増やしていく」(中川博英・情報通信事業本部本部長)方針で、現在約30%の国内PDAシェアを「40?50%までに引き上げたい」(中川本部長)考え。
今回の新製品の位置づけについては、携帯電話の高機能化、モバイルパソコンの小型・軽量化、電子辞書などの普及が進むなか、「今までにない携帯情報端末」(中川本部長)として、ホームネットワークとの連動、リッチコンテンツを手のひらで操作する新しいモバイルライフを提案していく。
新製品の特徴としては、4GBハードディスクを搭載することで大容量データの取り扱いを可能にしたほか、データカード型PHSや無線LANカードなどの通信環境にも対応できるようにした。また、電子辞書機能では、「広辞苑」、「ジーニアス英和・和英」を収録し、わからない言葉は、画面をなぞって簡単に検索でき、英単語の発音は音声で確認できる。