富士写真フイルム（古森重隆社長）は、持ちやすく美しい黄金比デザイン（縦 1：横 約1.6）にすべり止めグリップを採用した、横型コンパクトボディの520万画素スタイリッシュデジタルカメラ「FinePix　F455」を11月から発売する。価格はオープンで、実勢価格は4万5000円前後の見込み。従来機種の「同 F440」、「同 F450」と合わせ「ファインピックス ミニシリーズ」として展開していく。

　新製品は、薄さ約22mmのスリムなボディに、新開発のフジノン超薄型光学式3.4倍ズームレンズと大画面2.0型低温ポリシリコンTFTカラー液晶モニタ（約15.4万画素）を搭載。持ちやすくスマートな横型デザイン、操作性を追求したボタン配置やすべり止めグリップの採用など、撮影のしやすさにこだわっている。


　また、有効画素数520万画素のCCDに加え、独自の画像処理システムを搭載することでノイズを極限まで抑え、なめらかな階調と自然な色彩を再現する。さらに、マクロ撮影や音声付き動画撮影を始め、人物・風景・スポーツ・夜景などの撮影に便利なシーンポジション機能も搭載しており、シーンに応じた多彩な撮影も可能となっている。


　フロントパネルは、ヘアライン処理を施すことで高級感を出したほか、ボディカラーにはクールな「シルバー」と男性ユーザーからの強い要望を取り入れた精悍な「ブラック」の2色を用意し、選択の幅を広げた。


　なお、同社では、あわせて従来機種「FinePix F450」（シルバー）に、「ホワイト」と「ワインレッド」の2つのカラーバリエーションを新たに加え、11月に発売する。価格はオープンで、実勢価格は4万5000円前後の見込み。「FinePix F450」は、有効画素数520万画素、新開発フジノン超薄型光学式3.4倍ズームレンズ、2.0型液晶など、超小型スクエアボディに高機能を凝縮したモデル。