エプソン、天吊りなどでも利用しやすい4000ルーメンの高輝度プロジェクタ
セイコーエプソン(草間三郎社長)は、デスクトップから天吊りまで、さまざまな利用環境での利便性を追求した高輝度オフィリオプロジェクタ「EMP-7900」を10月中旬に発売する。価格は79万8000円。
新製品は、エプソンの液晶パネル技術「3LCD方式」によって、明るく、自然な色合いで、ちらつきもなく目に優しい映像を映し出すことができる。4000ルーメンの高輝度を実現し、より大きな会場や大きなスクリーンでの使用に十分な明るさを実現した。
主な特徴は、(1)設置場所の自由度を高める台形補正機能「クイックコーナー」、(2)より大きなサイズに投影可能な「短焦点レンズ」、(3)黒板などスクリーン以外の壁面に投写した場合に色調を自動調整する「WallShot」機能――など。また、このクラスでは最軽量の5.6kgを実現し、高輝度モデルながらコンパクトな使い勝手を実現している。
さらに、天吊りなどで常設して使用する場合の利便性を追求するため、設置場所の自由度を広げるオプションレンズや、電源ケーブルを接続するだけで投写を開始する「ダイレクトパワーオン」機能、コンピュータとハイビジョンなどのコンポーネントビデオ信号の「入力信号自動識別機能」、不特定多数からの誤操作を防止する「操作パネルロック」と「ID設定機能付きリモコン」、遠隔地から複数の本機を監視・制御可能なネットワーク端子など、豊富な機能を装備している。
同社では、新製品の投入を機に、学校や企業でのプレゼンテーション用途、ショッピングセンター/ショー/レストランなどでのディスプレイ利用にプロジェクタ活用を提案していく考え。発売後1年間で約1万台の販売を予定している。