エプソン、年末商戦向けフォト複合プリンタ投入、複合機で下期シェア45%狙う

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2004/09/28 04:08



 セイコーエプソン(草間三郎社長)とエプソン販売(真道昌良社)は9月28日、年末商戦向け複合プリンタ新製品4機種を10月7日から順次投入すると発表した。フォト複合機が今後のプリンタ市場をけん引するとして、今後、「インクジェットプリンタの複合化を急速に進める」(エプソン販売・真道社長)方針だ。年末商戦向け4機種の投入により、04年度下期の複合機市場シェアで「45%を狙う」(同)という。

 新製品のラインアップは、フォトニーズの多様化に対応し、複合機の滞在需要の掘り起こしを狙うフォト複合機「オールフォト・カラリオ」シリーズ3機種と、「オールインワン・カラリオ」シリーズ1機種の計4機種。高精細な写真出力を実現するために、全機種5760dpiの高解像度を実現した。

 「オールフォト・カラリオ」シリーズでは、インクジェットプリンタの色再現性を最大限に引き出す新画像処理技術を採用。パソコンに接続せずに、写真をダイレクトプリントできるほか、上位機種の「PM-A900」では、パソコンを使わずに写真に手書き文字を入力することもできる。

 価格は全機種オープン。店頭価格は、「PM-A900」が4万円台後半、「PM-A870」が3万円台中盤、「PM-A700」が2万円台。オールインワン・カラリオの「PX-A550」は1万円台後半となる見通し。販売台数は4機種合計で、今後1年間に140万台を見込む。