日本HP、カメラ内蔵モデル、VGA液晶搭載モデルなどPDA新モデル3機種

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2004/09/22 19:50



 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、樋口泰行社長)は、携帯情報端末(PDA)「HP iPAQ Pocket PC」の新モデル3機種を9月末から順次発売する。

 ラインアップは、(1)小型軽量の「HP iPAQ rz1717 Pocket PC」(HP Directplus価格2万4990円、9月末)、(2)カメラ内蔵の「HP iPAQ rx3715 Mobile Media Companion」(同4万9980円、10月下旬)、(3)VGA液晶ディスプレイ搭載のハイエンドモデル「HP iPAQ hx4700 Pocket PC」(同6万9930円、10月下旬)の3機種。「rz1717」は、HP Directplus専用モデルとなり、発売を記念して「iPAQ新シリーズrz1717販売開始記念!2,000台限定19,950円で。」キャンペーンを実施する。

 全モデルとも、Pocket PC最新OSである「Windows Mobile 2003 Second Edition software for Pocket PC」を搭載。横画面での使用が可能となり、Web画面や表計算ソフトなどを見やすく表示できる。また、ビジネスでの利用を考慮し、バッテリー切れでもデータを保持できるようROM領域を「iPAQ File Store」として使用可能にした。

 HP Directplus専用の「rz1717」は、サイズ70×13.4×114mm(幅×奥行×高さ)、重さ約120gの小型軽量のコンパクトボディが特徴。シリアル接続もサポートしており、ユニバーサル同期ケーブル(オプション)によってシリアルポートをもった周辺機器のコントロール機器としても使用可能。

 カメラ内蔵型の「rx3715」は、120万画素カメラを内蔵し、手軽に写真や動画撮影が可能。ワイヤレス接続は、無線LAN(IEEE802.11b)、Bluetooth ver 1.1に対応している。主な機能をナビゲートする独自の「Mobile Media Campanion」機能によって、カメラ、写真編集などの各プログラムにトップ画面から簡単にアクセスできる。

 さらに、標準搭載の赤外線インターフェイスを活用してリモコン化するアプリケーション「Nevo」も標準搭載しており、テレビ、ビデオなどAV機器のリモコンとして活用することが可能。このほか、音楽再生、画像編集など多くの機能に対応し、さまざまなシーンで楽しむことができる。

 「hx4700」は、PDA用最速プロセッサ、64MB SDRAM/128MBフラッシュROMなどの高機能を備えたハイエンドモデルで、高解像度の4インチVGA液晶ディスプレイを採用し、高画質な画面表示を実現した。また、小型きょう体ながらタッチバッドを搭載し、操作性を向上させたほか、iPAQ用にカスタマイズしたセキュリティアプリケーション「HPProtectTools」によって、パスワードの設定、データの暗号化などビジネスでの使用に最適な高いセキュリティ機能を提供する。

 なお、新製品の発売に合わせ、大容量バッテリーやUSBデスクトップ・クレードルなどの関連オプション製品も順次発売を開始する。