マカフィー（加藤孝博社長）は、コンシューマ向けウイルス対策製品「マカフィー2005」ラインアップ4製品を統合した個人向けインターネットセキュリティ製品「マカフィー・インターネットセキュリティスイート 2005」を発表した。オンライン製品を12月14日に、パッケージ製品を12月22日に発売する。

　今回の統合パッケージによって、05年版の同社コンシューマ向け製品ラインアップは、(1)「マカフィー・ウイルススキャン 2005」、(2)「マカフィー・パーソナルファイアウォールプラス 2005」、(3)「マカフィー・スパムキラー 2005」、(4)「マカフィー・アニバーサリーパック」、(5)「マカフィー・インターネットセキュリティスイート 2005」――の5製品となり、全ラインアップが揃った。

　新製品では、未知のウイルスや瞬時に広まるワームに対して安全でプロアクティブな防御を提供するとともに、スパイウェア、アドウェア、ダイアラーなどの不審なプログラムの検知と侵入防御、スパム（迷惑メール）とフィッシングに有効な各種対応フィルター機能の拡充、また個人情報保護の強化など、04年版から大幅な機能向上を図っている。

　主な機能強化点は、(1)ワーム、スパムメール、スパイウェアの対策強化、(2)個人情報の管理とペアレンタルコントロールの強化、(3)使いやすさを考慮した統合的セキュリティ機能、(4)Windows XP SP2対応、(5)製品間で重複していた機能のスリム化、(6)インストール時の設定項目を減らし、初級ユーザーにも向けた操作性の向上、(7)04年度版の設定をそのまま2005年度版に引き継ぐことが可能――など。

　また、1／2／5／10ユーザー版を用意し、複数のパソコンを使うユーザーの利便性に配慮。1ユーザー版と2ユーザー版では、他社ウイルス製品からの乗り換えや旧マカフィー製品を使っている更新用として、優待価格で提供する。

　価格は、「1ユーザー版」が9240円、「同 優待版」が6279円。「2ユーザー版」が1万2915円、「同 優待版」が1万374円。「5ユーザー版」が2万7300円。「10ユーザー版」が5万3550円。販売は、店頭、ウェブショップでパッケージ版を販売し、ISPやマカフィーストアなど、各Webサイトからオンライン版を販売する予定。