ニコン、12.4メガピクセルのプロ向けデジタル一眼レフカメラ
ニコン(嶋村輝郎社長)の子会社ニコンカメラ販売(西岡隆男社長)は、高画素・高画質の有効画素数12.4メガピクセル、5コマ/秒の連続撮影などが可能なハイエンドデジタル一眼レフカメラ「D2X」を05年1月に発売する。価格は63万円。
新製品は、新たに開発した「ニコンDX フォーマット」の有効画素数12.4メガピクセルの超高画素CMOS撮像素子を搭載するとともに、新たな画像信号処理エンジンによって、ハイライトからシャドー部まで、なめらかで豊かな階調表現を可能にし、プロユーザーの求める高いクオリティに応える高画質を実現した。
また、撮像素子からの読み出しを4チャンネル化し、メモリカードへの書き込み速度を向上させることによって高速連写性能を実現しており、12メガピクセルを超える高画素でありながら、JPEG、RAWのファイル形式にかかわらず5コマ/秒の高速連続撮影が可能。さらに、撮像面中心部分を6.8メガピクセルで切り出す「クロップ高速機能」を搭載し、この設定時においては最大8コマ/秒の高速連写を可能にした。
このほかの特徴は、(1)Adobe RGB対応の拡大、sYCC色再現域への対応、(2)正確なホワイトバランスによる優れた色再現性、(3)進化した3D-RGBマルチパターン測光II、(4)高速画像転送が可能なワイヤレストランスミッターWT2(別売)に対応、(5)レリーズタイムラグ37msと、チャンスに強いクイックレスポンス、(6)素早く正確な11点測距のAFシステム、(7)データの読み出し・転送の高速化――など。