東芝、17型ワイド液晶を搭載した個人向けノートPCの普及モデルなど発表
東芝は、個人・家庭向けノートPCの新製品として、大画面17型ワイド液晶を搭載するとともに、最新OSである「Microsoft Windows XP HomeEdition Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」を採用し、「Microsoft Office Personal Edition 2003」をプリインストールした普及モデル「dynabook WX/3727CDS」を9月17日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は20万円前後の見込み。
新製品は、17型WXGA(144万900ドット)ワイドSuperView液晶を搭載。XGA画面(102万4768ドット)と比べて約1.65倍の高解像度表示が可能で、表計算ソフトウェアなどを使用する場合に、より多くの項目を表示できるほか、デジタルカメラで撮影した写真の整理やデジタルビデオカメラで撮影した動画の編集の際にサムネイル画像をより多く表示できる。また、DVDなどのワイドスクリーンサイズ(縦横比16:9)の映画コンテンツを再生する際には、大画面を生かした迫力ある映像を楽しむことができる。
CPUには、Intel Celeron プロセッサ(動作周波数2.70GHz)を採用し、60GBのハードディスク、256MBメモリ(PC2700対応DDR SDRAM、最大2GBまで増設可能)、スーパーマルチドライブを内蔵。さらに、SDカードなどの6種類のメモリカードに対応した「ブリッジメディアスロット」や、USB2.03、i.LINK、S-Video出力といったインターフェイスを装備しており、普及モデルながら十分な基本性能と拡張性を実現したモデルとなっている。
なお、あわせて今回、最薄部27mm、軽量2.6kgの薄型・軽量ノートPC「dynabook TX」シリーズ4モデル、スタイリッシュデザインのコンパクトノートPC「dynabook CX」シリーズ3モデルについても商品化し、9月10日から順次発売する。いずれのモデルも最新OS「Microsoft Windows XP HomeEdition Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」を採用している。価格は、すべてオープンプライス。
「dynabook TX」シリーズは、新たにTVチューナーを内蔵した「dynabook TX/3514CDST」(実勢価格19万円半ば)や、ワイヤレスTVチューナーを同梱し、無線LANを利用して家庭内のどこからでもTV視聴や番組録画ができる「dynabook TX/3514CDSTW」(同22万円前後)などを追加し、目的にあわせて選べる4モデルを用意した。
「dynabook CX」シリーズでは、CPU性能を強化し、BluetoothVer1.2を搭載するとともに、「リアル・フリート」、鄭秀和氏率いる建築デザイン事務所「インテンショナリーズ」とのデザインコラボレーションによって、ラッチレス構造やパームレスト部への透明アクリル素材の採用など、細部にわたりComfortデザインを進化させている。実勢価格は18万円前後からとなる見込み。