松下、世界初シーン連動型絞り機構搭載のホームシアター用液晶プロジェクタ

ニュース

2004/09/03 05:24



 松下電器産業 パナソニックマーケティング本部は、世界初のシーン連動型絞り機構「ダイナミックアイリス」の搭載などによって、液晶プロジェクタとして世界で初めて2000:1の高コントラストを実現したホームシアター用液晶プロジェクタハイビジョン「カジュアルシアター TH-AE700」を10月8日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は25万円前後の見込み。


 新製品は、“ハリウッド画質”をさらに進化させるとともに、新開発の2倍光学ズームレンズを搭載し、100型投写距離では、約3m?6mと業界最大ズームレンジを実現した。

 光学システム中に配置した独自開発の絞り機構「ダイナミックアイリス」を、映像シーンに応じてランプ光量とガンマデータを連動させて制御することで、世界で初めてコントラスト2000:1と明るさ1000lmを両立。

 また、映画の製作で行われている色調整(カラーコレクション)システムと同様の機能をもつ新技術「シネマカラーマネジメント」を搭載し、任意の色(約10億7000万色)を自在に調整できるようになった。これらの高い映像表現技術を基に、米ハリウッドのトップカラーリスト Mr.David Bernstein氏とカラーチューニングを行い、映画フィルムに迫る高画質を実現している。

 このほか、新開発の2倍光学ズームレンズとレンズシフト機能を新たに搭載。100型投写距離では、従来の約3m短焦点投写だけでなく、約6mからの長焦点投写も可能となり、後方棚の上などに手軽に常設し、広がりのあるシアター空間を創出できる。