• ホーム
  • トレンド
  • 家のWi-Fiが弱かったりつながりにくいのはなんで? 原因と対策を具体的に解説

家のWi-Fiが弱かったりつながりにくいのはなんで? 原因と対策を具体的に解説

暮らし

2024/06/24 16:00

 自宅でインターネットを利用していると、Wi-Fiの接続が弱くなったり、突然つながらなくなることがよくあります。こんなとき、イライラしたり困ったりすることが多いですよね。


 本記事では、Wi-Fiが弱かったりつながりにくい原因を詳しく解説し、具体的な対策を紹介します。Wi-Fiのトラブルに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。
 

Wi-Fiとは


 Wi-Fiが弱まったり、つながらなくなったりする原因について解説する前に、前提としてWi-Fiの仕組みを簡単に説明します。Wi-Fiとは、無線LANの一種で、無線を利用してインターネットに接続する技術のことです。Wi-Fiを利用することで、ケーブルを使わずにスマートフォンやパソコン、タブレットなどのデバイスをインターネットに接続することができます。Wi-Fiの仕組みは、主にルーターとモデムという2つの機器を利用して構成されています。

 まず、モデムはインターネットプロバイダーからの信号を受信し、それをルーターに伝えます。ルーターは、その信号を無線電波として変換し、家中に送信します。この無線電波を受信することで、Wi-Fi対応デバイスはインターネットに接続できるようになるのです。ルーターとモデムが正常に機能していることが、安定したWi-Fi接続のためには非常に重要です。
 

Wi-Fiが弱いときの原因と対策


 Wi-Fiの接続が弱いと感じる原因はいくつか考えられます。それぞれの原因と対策を詳しく見ていきましょう。
 

設置場所

 まず考えられるのは、ルーターの設置場所です。Wi-Fiの電波は、障害物に弱く、壁や家具などに遮られると減衰します。そのため、ルーターはできるだけ家の中心に設置し、電波が届きやすい場所に置くことが大切です。特に、金属製の家具や電子機器の近くは避けるようにしましょう。
 

電波干渉

 次に、周囲の電波干渉が原因となる場合があります。Wi-Fiは2.4GHz帯や5GHz帯の周波数を使用していますが、これらの周波数帯は他の無線機器(例:電子レンジ、Bluetooth機器、他のWi-Fiネットワークなど)と競合することがあります。対策として、ルーターの設定を変更して5GHz帯を利用する、または周波数帯を自動的に切り替える機能を活用することが有効です。
 

ルーターの寿命

 また、ルーターの性能や寿命もWi-Fiの強度に影響を与えます。古いルーターや安価なルーターは、最新のWi-Fi規格に対応していないことがあり、その結果として電波が弱くなることがあります。最新のWi-Fi規格に対応した高性能なルーターに買い替えることで、接続の安定性が向上することが期待できます。
 

回線自体が遅い

 さらに、インターネットの回線速度自体が遅い場合もあります。プロバイダーが提供する回線速度が遅ければ、どんなに高性能なルーターを使っても、Wi-Fiの速度は限られてしまいます。この場合、プロバイダーとの契約内容を確認し、必要に応じてプランの見直しや変更を検討することが必要です。
 

接続しているデバイスが多い

 最後に、同時に接続しているデバイスの数が多い場合、Wi-Fiの速度が低下することがあります。特にストリーミングサービスやオンラインゲームなど、大量のデータを消費するアプリケーションを複数のデバイスで同時に利用している場合、ルーターの負荷が増大し、接続が不安定になることがあります。このような場合は、利用するデバイスやアプリケーションの数を減らすか、デュアルバンドやトライバンド対応のルーターを導入して負荷を分散させることが効果的です。
 

Wi-Fiがつながらないときの原因と対策


 Wi-Fiがつながらない場合の原因もいくつか考えられます。それぞれの原因と対策を見ていきましょう。
 

機器の電源が入っていない

 まず、ルーターやモデムの電源が入っていない、または接続が不安定な場合です。これらの機器の電源を一度切り、数分待ってから再度電源を入れるリセット操作を行うことで、多くの場合、問題が解決します。また、ルーターやモデムが正しく接続されているか確認することも重要です。特に、ケーブルがしっかりと接続されているかを確認しましょう。
 

Wi-Fi設定の問題

 次に、Wi-Fiの設定が正しくない場合があります。ルーターの管理画面にアクセスし、SSID(ネットワーク名)やパスワードが正しく設定されているか確認しましょう。SSIDが非表示設定になっている場合、デバイスから見えなくなることがありますので、SSIDを公開設定に変更することも検討してください。
 

ファームウェアが古い

 ファームウェアの更新が必要な場合もあります。ルーターやモデムのメーカーは、定期的にファームウェアのアップデートを提供しています。これらのアップデートは、性能向上やセキュリティ強化のために重要です。ルーターの管理画面から、ファームウェアの更新があるか確認し、必要な場合は最新バージョンにアップデートしましょう。
 

IPアドレスの重複

 IPアドレスの重複も考えられます。一般的に各デバイスのIPアドレスはルーターによって自動的に割り当てられるため、重複することはありませんが、手動で設定している場合などで重複が発生することがあります。同じネットワーク内で複数のデバイスが同じIPアドレスを使用しようとすると、接続が不安定になったり、完全に切断されることがあります。この問題を防ぐためには、ルーターの設定をDHCP(動的ホスト構成プロトコル)に設定し、自動的にIPアドレスを割り当てるようにすると良いでしょう。
 

デバイス自体の問題

 最後に、デバイス自体の問題も考えられます。特定のデバイスだけがWi-Fiに接続できない場合、そのデバイスのWi-Fi設定をリセットするか、ネットワーク設定を見直すことが必要です。また、デバイスのソフトウェアが最新でない場合、アップデートを行うことも有効であるほか、再起動を試してみてもいいでしょう。