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ドライブレコーダーを自分で取り付けるには? 設置タイプごとに方法と手順を詳しく解説

暮らし

2024/05/21 16:00

 ドライブレコーダーを愛車に取り付けておけば、万が一事故を起こしたり遭ったりした際の状況を映像として残せて安心です。現在では車に装備している人も多くなっているため、自分の愛車にも取り付けようと検討中の人もいることでしょう。では、ドライブレコーダーは自分で取り付けることができるのでしょうか?


 今回は、自分でドライブレコーダーを取り付ける方法や手順を解説します。設置方法はドライブレコーダーのタイプによって異なるため、事前に違いを理解しておくことが重要です。

設置方法で異なる3つの種類


 ドライブレコーダーは、どれも同じ形状をしているわけではありません。取り付けや使い勝手が異なる3つの形状の種類が存在するため、自分の用途に応じた製品を選ぶ必要があります。

 ドライブレコーダーの形状は大きく分けて、以下の3つです。

■一体型
■分離型
■ミラー型

 それぞれの特徴や取り付け方法を見ていきましょう。
 

一体型

 一体型は、カメラ・モニター・センサーなどがボディにすべて収まっており、フロントガラスに設置するタイプです。メリットはリーズナブルで取り付けが簡単なこと、デメリットはサイズが大きく目立ちやすいことが挙げられます。また、前方の録画のみのため、側面・後方の録画ができないことは覚えておきましょう。
 

分離型

 分離型は、本体とカメラが別々になったタイプです。前後にカメラを設置して撮影します。メリットは、フロントガラスに設置するのは小さなカメラだけのため視界を妨げにくいことや、前方と後方の様子を記録できることです。一方で、後方にもカメラを設置する必要があることと、前後のカメラをつなぐ配線が必要なため、配線処理に手間がかかることがデメリットに挙げられます。
 

ミラー型

 ミラー型は、ルームミラーに被せるタイプのドライブレコーダーです。カメラが本体に内蔵されていて、前(後)の様子を記録してくれます(別途後方に設置するカメラがあれば)。メリットとしては、ミラーに設置するため視界を遮らないことや、リアルタイムでカメラの映像を確認できることなどが挙げられます。

 一方で、ミラーの角度を変えるとレコーダーの映り方も変わるため、調整が必要です。ミラーにはカメラの映像が映し出されるため、慣れるのに時間がかかるかもしれません。

 

ドライブレコーダーの取り付け方


 ここからは、実際にクルマに取り付ける方法をタイプごとに解説します。必要な道具もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
 

必要なもの

 基本的には、特別な工具は必要ありません。ドライブレコーダー本体と同梱品以外には、以下のものを用意しておくとスムーズに作業できるでしょう。

・両面テープ/養生テープ
・結束バンド
・ケーブルクリップ
・ガラスクリーナー
・内窓の汚れを落とすタオルなど
・ウエス
・配線留め
・ラジオペンチ※
・検電テスター※

※電源をヒューズボックスからとる場合
 

一体型

 まずは、一体型の取り付け方法を解説します。具体的な流れは、取扱説明書で確認するようにしてください。

1. 準備/同梱品の確認
2. 本体を組み立てる
3. 取り付け位置を決める
4. 配線をする
5. フロントガラスに本体を取り付ける

 まずは、梱包を開けてリストに記載されているものがそろっているか確認しましょう。確認できたら、次は本体を組み立てます。

 次に、取り付け位置を決めましょう。まず、両面テープ/養生テープを使ってフロントウインドウに本体を仮留めします(フロントウインドウの上端側20%以内で)。目安は、ルームミラーの高さです。また、運転席から見て視界が遮られないかどうかも確認してください。

 配線をつなぎ、エンジンをかけて動作を確認します。このとき注意したいのは、ワイパーの作動範囲内に設置することです。雨が降っている日は、雨滴で映像が映せなくなります。

 テスト確認がOKであれば、次は配線です。電源ケーブルをフロントウインドウと内装パネルの隙間に沿わせましょう。余った配線は、結束バンドなどでたばねておきます。

 取り付け位置が決まったらウエスやガラスクリーナーなどを使い、フロントウインドウを脱脂します。取り付ける前にフロントガラスの汚れや油分をしっかり拭き取っておくことが重要です。ブラケットの両面テープをはがして、ガラス内側にはりつければ完成です。
 

分離型

 次は、分離型の取り付け方法を解説します。具体的な流れは、取扱説明書でしっかりと確認するようにしてください。

1. 準備/同梱品の確認
2. 本体を組み立てる
3. 取り付け位置を決める
4. 配線をする
5. 前後に本体を取り付ける

 まずは梱包を開け、リストに記載されているものがそろっているか確認しましょう。確認できたら、次は本体を組み立てます。

 次に、前方カメラを取り付けるブラケットの位置決めです。フロントウインドウの上端側20%以内とし、仮留めをします。電源ケーブルをシガーソケットに差し込んで、カメラの映りをモニターで確認しながら角度を調整しましょう。一体型と同じで、ワイパーの作動範囲内かも忘れずに確認してください。

 続いて、後方カメラの位置を決めて、仮留めをします。後方カメラは取り付け位置に規定はありません。一般的には、リアウインドウの中央上部に取り付けます。後方カメラも仮留めし、前方カメラと後方カメラをケーブルでつなぎます。その後、エンジンをかけて動作確認をしましょう。問題がなければ、ウインドウの汚れを拭き取ってカメラを両面テープで固定します。

 次は、配線処理です。内装パネルをはがしてケーブルを隠し、配線が長い場合は配線を結束バンドでまとめましょう。後方カメラの処理も同様に作業します。
 

ミラー型

 最後に、ミラー型の取り付け方法を解説します。具体的な流れは、取扱説明書できちんと確認してください。

1. 準備/同梱品の確認
2. 取り付ける
3. 配線をする

 前方のみミラー型であれば、取り付け方法は非常に簡単です。同梱されているゴムや部品を使い、ルームミラーに本体を固定しましょう。前方の視界を妨げないように電源コードをピラーに沿わせて固定して、シガーソケットに接続すれば完了です。

 前後タイプの場合、前方カメラは前述の方法で設置してください。後方カメラは、リアウインドウの上部に両面テープでカメラを固定し、ケーブルを前方にはわせて本体部分と接続すれば完了です。

 この場合も、最初に仮止めして実際に映像を見ながら位置を決めるといいでしょう。位置が決まったらカメラを固定し、内装パネルをはがしてケーブルを隠して通すときれいに仕上がります。

 

業者に依頼する場合


 ドライブレコーダーは、自分で取り付ける以外にも、専門業者に依頼する方法でも取り付けられます。電源など配線についての知識が豊富な業者に依頼するメリットは、「配線にまつわるトラブルを避けられる」「取り付けにノウハウがあるため安心できる」「配線がきれいに仕上がる」の3つです。

 依頼方法には、自分でドライブレコーダーを購入してお店に持ち込む方法と購入した店舗で取り付け依頼をする方法の2パターンが考えられます。今回は、購入店で依頼する際の取り付け費用相場とかかる時間を紹介しましょう。なお、作業料金やかかる時間などは各店舗で異なるため、事前にご確認ください。

 ドライブレコーダーの取り付け費用/工賃相場は、以下のとおりです。