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おすすめの体重計・体脂肪計・体組成計を選び方と一緒に徹底解説 測定項目やスマホ連動に注目

コラム

2024/11/08 18:00

 新しく体重計を買いたいけれど、種類が多くてどれを選べばいいかわからないという人も多いでしょう。実際、体重計・体脂肪計・体組成計と複数タイプが存在しているため、違いを把握しておかないと、自分の目的に合った製品が選べないかもしれません。

 今回は、自分にあった製品が選べるように体重計・体脂肪計・体組成計の違いや選び方のポイントを徹底レクチャーします。あわせて、おすすめの製品も紹介するので、商品選びの参考にしてください。

 

体重計・体脂肪計・体組成計の違い


 自分にあった一台を見つける前に、まずは、体重計・体脂肪計・体組成計の違いについて理解しておきましょう。
 


 体重計とは、機器に乗った人の体の重さを量って表示する計量器のことです。デジタル式と体重を示すアナログ式(目盛り式)があります。近年では、スリムなデジタル式が主流です。価格は1,000円未満から数千円と、比較的安価に購入できます。

 体脂肪計とは、人の体脂肪率を測定する機器のことです。身長・体重・年齢・性別などの個人データを入力し、計器の上に立って付属具を握ることで、体脂肪を計測します。骨密度や測定時の体内水分量によって多少の誤差が生じる点には、注意しましょう。

 体重計に体脂肪測定機能が付き、さらに進化して内臓脂肪、筋肉率や基礎代謝などさまざまな項目が測定できるようになったのが体組成計です。体重計では体重しか測定できないため、自分の体についてのくわしい情報は把握できません。しかし、体組成計であれば、内臓脂肪や基礎代謝、筋肉量など自身の体の状態や健康レベルをより正確に知れる点がメリットです。

 体組成計では、具体的に以下のような項目を測定できます。

・体重
・BMI
・体脂肪率
・骨格筋率
・基礎代謝量
・内臓脂肪レベル
・筋肉量
・体水分量 など


 なお、筋肉量や体脂肪率の数値は、実際に測定しているわけではありません。体に微弱な電流を流して電気抵抗の値を測定し、身長・体重・年齢・性別などの情報から推定しています。データから体組成の数値を推定する計算式(測定アルゴリズム)は、各メーカー独自のものを採用しているため、メーカーごとに体組成の測定値は異なる結果が出ることには注意しましょう。

 また、体重計と体組成計では、それぞれ得意分野が異なります。それぞれの特徴を押さえて製品を選ぶようにしましょう。

 手軽に使いたい場合は、体重計を選びましょう。体重計は、体重を量る機能に特化した製品で価格も安いため、体重を手軽に量りたいという目的の人におすすめです。

 体重以外に体の詳細なデータも知りたい場合は、体組成計がいいでしょう。ダイエットや健康管理、筋肉トレーニングなどに取り組みたい人にピッタリです。毎日データを取り続ければモチベーションアップにつながるほか、健康管理もしやすくなるでしょう。

体重計・体組成計の選び方


 体重計・体組成計は製品によって、計測できる項目や計測可能単位などが異なります。自分にあった製品を選ぶためにも、ここで紹介する選び方のポイントを押さえておきましょう。体重計・体組成計選びで重要なポイントは、以下の4点です。

計測できる項目
計測可能単位
自動認識・複数人登録
スマホ連携

 

計測できる項目



 体重計では体重しか測定できませんが、体組成計は製品によって測定できる項目はさまざまです。自分が計測したい項目が何か、購入前にチェックしておきましょう。よくある測定項目は、以下のとおりです。

体脂肪率
BMI
内臓脂肪
筋肉量
基礎代謝量
体年齢
水分量


 必要な項目は、目的に応じて選びましょう。たとえばダイエットが目的であれば、体脂肪率以外にBMI・内臓脂肪・基礎代謝量などが測定できる製品がおすすめです。体重が減ったというだけでは、体脂肪が減ったのか、筋肉量が落ちたのか把握できません。測定項目が多い方が、自分の現状をより正確に把握できるため、効率良くダイエットに励めるでしょう。

 普段から筋トレをやっている人であれば、それらに加えて心拍数や部位ごとの筋肉量を計測できる項目があると、より細かく自分の体のことを管理できます。
 

計測可能単位



 計測できる単位も機種によって異なります。一般的な計測可能単位は、100gごとです。なかには、50g単位で精密に測定できるモデルもあるため、目的に応じて選ぶようにしましょう。

 たとえば、ダイエットやボディメイク、トレーニングに励んでいる人であれば、日々のちょっとした体重の変化を細かく記録するうえでも、50g単位で計測可能な体重計・体組成計がおすすめです。わずかな違いですが、数値が増減することで日々の成果が見えやすくなるため、ダイエットやボディメイク、トレーニングのモチベーションアップにつながります。
 

自動認識・複数人登録



 体重計・体組成計を複数人で利用する予定が場合は、自動認識機能や複数人登録機能があるかもチェックしておきたいところです。

 自動認識機能付きのモデルは、事前に身長や体重などパーソナルデータを登録しておけば、体組成計に乗るだけで体重などの数値から乗った人を自動で認識してくれます。自動認識機能がないと、電源を入れて自分が登録されている箇所までボタン操作しないといけません。手間を省きたい人や、使用する人数が多い人には、おすすめの機能です。

 家族みんなで使いたい人などの場合には、登録可能人数もチェックしましょう。複数人登録機能があれば、体組成計に複数人の情報を登録可能です。

 体組成計で体脂肪率や筋肉量などを測定する際には、身長や年齢などの情報を登録する必要があります。データ登録できる人数は、一般的に4~10人の製品が多いため、使用する人全員が登録できるモデルを選ぶようにしてください。また、計測できる年齢も異なるため、何歳から計測できるかもあわせて確認しましょう。

 ユーザー登録しておけば、前回計測したときのデータと比べてどの程度増減したのかを表示してくれる商品もあります。日々の変化を実感できるため、非常に便利な機能といえます。
 

スマホ連携



 体組成計のなかには、スマートフォンと連携できる製品もあります。スマートフォンと連携可能な体組成計であれば、専用アプリをインストールするだけで測定結果の管理ができるほか、データ一覧やグラフで結果を可視化することが可能です。

 ダイエットやボディメイク、トレーニング、健康管理などの目的で使用する場合や長期的にデータを管理したい場合などは、手軽にデータ管理ができるスマートフォン連携モデルを選ぶようにしましょう。

 なお、製品独自のアプリがある場合は、以下の4点をチェックするようにしてください。

対応機種
Wi-Fi対応なのかBluetooth対応なのか
個別データ管理が可能か
機能の豊富さ


 まずは、アプリが使用しているスマートフォンに対応しているものか確認しましょう。iPhoneもしくはAndroid対応のアプリがほとんどですが、推奨環境のスマートフォンでないとうまく動作しない場合もあるため、注意してください。

 アプリの接続方法は、大きく分けてWi-FiとBluetoothの2つです。Bluetoothの場合、体重を量るときにスマートフォンを近づける必要があります。一方のWi-Fiの場合は、スマートフォンがWi-Fiに接続されていれば、どこでも自動でデータを取り込むことが可能です。計測のたびにスマートフォンの準備が面倒な場合は、Wi-Fi接続できるものがいいでしょう。

 また、ユーザー登録したデータを個別で管理できるかどうかも重要なポイントです。なかには、アプリでデータ管理が可能でも、登録者全員に自身のデータが共有されてしまう製品もあります。

 共有しても問題ない人と一緒に使うのであればいいですが、データを知られたくない人がいる場合は、個別でアカウント登録をしてデータ管理できるアプリもあるため、そういった製品を選ぶようにしましょう。

 さらに、アプリの使い勝手にこだわりがある場合や機能の豊富さを重視しているのであれば、アプリにどういった機能があるのか確認しておくようにしてください。

 体重や体脂肪率などのデータ推移をグラフで記録できる機能は、多くのアプリに備わっています。製品によっては、摂取カロリーの記録ができるものや3Dモデルで体の変化を見える化してくれるものなど、さまざまです。各製品の機能を調べて、自分の求めるレベルのものを選んでください。
 

おすすめの体重計・体脂肪計・体組成計


 ここからは、おすすめの体重計・体脂肪計・体組成計を4つ紹介します。
 

オムロン「体組成計 KaradaScan(カラダスキャン)HBF-228T」



 オムロン「体組成計 KaradaScan(カラダスキャン)HBF-228T」は、7項目が測定できる体組成計です。自動認識機能を搭載するほか、スマートフォンとBluetooth接続し、自動でデータが転送されるため、アプリ上で手軽にデータ管理ができます。

 6歳から体脂肪率などが測定できる「子どもアルゴリズム」も搭載していて、子どもの肥満予防にも役立つ製品です。

測定項目:体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝、骨格筋率、体年齢、BMI

出典:オムロン「体組成計 KaradaScan(カラダスキャン)HBF-228T」
 

タニタ「体組成計 BC-771」



 タニタ「体組成計 BC-771」は、脚の筋肉量を脚点として点数化してくれる体組成計です。脚の筋肉量は年齢とともに減りやすいため、お年寄りがいる家庭におすすめの商品といえます。

 本体は26mmと薄型で、立てかけて収納可能です。測定の継続状況によって表示画面が変化する「マイサポ機能」搭載で、毎日の測定をサポートしてくれます。

測定項目:体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝、筋肉量、脚点、体年齢、BMI

出典:タニタ「体組成計 BC-771」
 

ドリテック「体重体脂肪計 クラベールプラス BS-247」



 ドリテック「体重体脂肪計 クラベールプラス BS-247」は、体重・体脂肪率・BMIの3つが測定可能な体重体脂肪計です。前回の測定値と比較できる機能や目標体重との差を示す機能がついています。

 5人まで登録できて複数人で使えるほか、比較的安価な価格設定なのが魅力です。シンプルな機能を求める人やコストパフォーマンス重視の人におすすめの商品といえます。

測定項目:体重、体脂肪率、BMI

出典:ドリテック「体重体脂肪計 クラベールプラス BS-247」
 

山善「体組成計 HCF-60」



 山善「体組成計 HCF-60」は、合計15項目を測定できる体組成計。「マッチョ指数」と呼ばれるFFMIを計測できる点が魅力です。身長や体重、体脂肪率から、筋肉質の度合いを把握できます。

 また、保護者が赤ちゃんを抱っこしたまま赤ちゃんの体重を測定可能な「赤ちゃん測定」機能がついているため、子育て世帯にぴったりの製品です。

測定項目:体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝、筋肉量、骨格筋率、骨量、体年齢、BMI、体水分量、FFMI、除脂肪体重、皮下脂肪率、たんぱく質率、心拍数

出典:山善「体組成計 HCF-60」
 

アンカー「Eufy Smart Scale P2 Pro」



 アンカーの「Eufy Smart Scale P2 Pro」は、登録人数無制限、ペット・赤ちゃん計測可能が特徴の家族向け体組成計です。50g単位で16の指標から測定でき、情報をアプリで管理することができます。

 そのほかの特長としては、Eufy独自の指標としてボディタイプを測れること。「隠れ肥満」や「運動不足」「標準的な筋肉質」など9タイプから最も近い体形を教えてくれます。また、アプリ上で自分の体形を3Dモデルにしてくれる機能もあり、見た目の変化を客観的に確認できるのがメリットです。

測定項目:体重、体脂肪率、BMI、水分量、基礎代謝量、内臓脂肪、体脂肪量、除脂肪体重、骨量、筋肉量、心拍数、タンパク質、体内年齢、骨格筋量、皮下脂肪率、ボディタイプ

出典:アンカー「Eufy Smart Scale P2 Pro」