• ホーム
  • トレンド
  • ドラム式洗濯機の掃除方法を場所ごとに解説 注意点をしっかり理解してお手入れしよう

ドラム式洗濯機の掃除方法を場所ごとに解説 注意点をしっかり理解してお手入れしよう

暮らし

2024/07/10 12:00

 乾燥機能がついていて、時短家電としても重宝するドラム式洗濯機。しかし、ドラム式洗濯機を使っていても、正しい掃除方法でお手入れをしたことがないという人もいるかもしれません。この記事では、ドラム式洗濯機の掃除方法を詳しく解説します。


 掃除方法はもちろん、掃除に必要な道具やおすすめの掃除頻度、注意点などもあわせて解説します。高価なドラム式洗濯機を長く使っていくためにも、ぜひ掃除の参考にしてください。
 

ドラム式洗濯機の掃除場所と掃除頻度


 ドラム式洗濯機の汚れやすい場所は、以下のとおりです。

洗濯槽
乾燥フィルター/排水フィルター
洗剤投入ケース
ゴムパッキン
防水パン
排水口 など


 「服の洗濯はするものの、洗濯機の掃除はしたことがない」という人は意外と多いかもしれません。しかし、洗濯槽の掃除は大切なものです。掃除をせずに放置していると、カビが洗濯槽の裏側に生えてしまい、異臭を発生させる原因となります。異臭が洗濯物に移ってしまう場合も考えられるため、定期的な掃除を心がけましょう。

 乾燥フィルターやドアに付属しているゴムパッキンなど、部品も忘れずに掃除しましょう。防水パンや排水口も、知らない間に汚れが溜まりやすい部分です。

防水パンとは、洗濯機の下に設置されているプラスチックの板状のもので、浸水防止の役割を担います。洗濯機の下を見ることはないかもしれませんが、洗剤こぼれやホコリなどが溜まっていることが意外とあるものです。水が溜まっていたり、カビが生えていたりしている可能性もあるため、こまめにチェックしましょう。

 各部分の掃除頻度は、以下のような目安です。
 

 洗濯槽や洗剤投入ケースなどは、最低でも月に1回はお手入れしたいところです。乾燥フィルターは乾燥機を使うときに点検して、ゴミを取り除きます。排水フィルターは詰まりを起こしやすいため、1~2週間に1回の掃除を心がけましょう。

 忙しい場合は、洗濯槽や防水パンなどの掃除は、2~3カ月に1回でも問題ありません。なお、洗濯槽を空の状態で3日に1回程度風乾燥運転すると、黒カビの繁殖防止が期待できます。
 

必要な道具


 ドラム式洗濯機を掃除するときは、以下のような道具を準備しましょう。ホコリや汚れが気になる場合は、マスクやゴム手袋を着用して掃除してください。

洗濯槽クリーナー(塩素系)
掃除機
スポンジ
柔らかいブラシ/古い歯ブラシ
雑巾
台所用洗剤
マスク
ゴム手袋


 ドラム式洗濯機の掃除をするときは、塩素系クリーナーが活躍します。酸素系クリーナーは多くの水を使って長時間浸け置きする必要があり、ドラム式洗濯機の掃除には不向きです。

 塩素系クリーナーの特徴には、高いアルカリ濃度でカビを分解できる点が挙げられます。塩素系クリーナーの高い洗浄力で、ドラム式洗濯機をキレイにしましょう。
 

掃除方法


 最後に、以下の各部分の掃除方法について紹介します。

洗濯槽
乾燥フィルター、排水フィルター
洗剤投入ケース
ゴムパッキン


 紹介する手順を参考に、自宅のドラム式洗濯機を掃除してみましょう。
 

洗濯槽

 塩素系クリーナーを使用するドラム式洗濯機の掃除手順は、以下のとおりです。

準備するもの
洗濯槽クリーナー(塩素系)

手順
1. 洗濯槽に水を溜める
2. 水を溜めた洗濯槽に塩素系クリーナーを入れる
3. 洗濯機を約10分間運転させ、浸け置き(4~6時間)する
4. 通常コースで洗濯をする(※衣類を入れないこと)

 洗濯槽の洗浄コースがあれば洗濯槽洗浄コースにし、ない場合は標準コースを使って洗濯機を回しましょう。洗いから脱水まで回せばOKです。その後、洗濯機のドアを開けて、洗濯槽の内部をしっかり乾燥させてください。
 

乾燥フィルター、排水フィルター

 次は、乾燥フィルターの掃除方法について解説します。ゴミが溜まったまま運転すると、乾燥ムラが起きたり、乾燥に時間が長くかかったりするでしょう。

準備するもの
掃除機

手順
1. 乾燥フィルターを取り外す
2. 掃除機で汚れを取り除く
3. 乾燥させてから洗濯機本体に取り付ける

 乾燥フィルターは、引っ張れば簡単に取り外せます。乾燥フィルターは2枚とも取り外してください。その後、掃除機を使って乾燥フィルター内にあるゴミやホコリを取り除きましょう。

 汚れがひどいときは、ぬるま湯に浸け置きしておくと汚れが取れやすくなります。汚れが取れたら、洗濯機本体に戻してお手入れ完了です。水洗いした場合は、しっかり乾燥させてから取り付けてください。

 続いて、排水フィルターのお手入れ方法についてレクチャーします。排水フィルターは、排水時に出た糸くず・ゴミなどを溜めておくための部品です。ゴミが溜まったままだと目詰まりを起こし、水の流れが悪くなってしまいます。

準備するもの
柔らかいブラシ/古い歯ブラシ

手順
1. 脱水運転をする
2. 排水フィルターを取り外す
3. 排水フィルターに溜まったゴミを取り除く
4. 排水フィルターを本体に戻す

 排水フィルターを外すときに大量の水があふれ出てくるのを防止するために、脱水運転をしておきましょう。脱水運転後に排水フィルターを本体から取り外してください。柔らかいブラシや古い歯ブラシで、排水フィルター内に残っているゴミを取り除きましょう。

 ゴミや汚れを取り除いたら、洗濯機本体に戻します。
 

洗剤投入ケース

 洗濯のたびに使用する洗剤投入ケースは、汚れが付着しやすい場所です。掃除しないでおくと、洗剤が固まって取れにくくなったり、カビが発生したりする原因になります。掃除の手順は、以下のとおりです。

準備するもの
スポンジ/雑巾

手順
1. 洗剤投入ケースを取り外す
2. スポンジや雑巾で汚れを取る
3. 乾燥させてから洗濯機本体に取り付ける

 まずは、洗濯機本体から洗剤投入ケースを取り外します。その後、スポンジや雑巾などで汚れを拭き取りましょう。汚れがひどいときは、ぬるま湯に浸け置きしてから拭くと、汚れが簡単に取れます。

 汚れが取れたら水分を拭き取って、しっかりと乾燥させましょう。乾燥したら本体に取り付けて、掃除は終了です。
 

ゴムパッキン

 最後に、ゴムパッキンをお手入れしましょう。ドア部分に付いているゴムパッキンには、裏にゴミやホコリが溜まっていることがあります。掃除の手順は以下のとおりです。

準備するもの
スポンジ/雑巾、台所用洗剤

手順
1. スポンジ/雑巾などを濡らしてゴムパッキンを拭く
2. 汚れがひどい場合は、台所用洗剤を使って拭く

 まずは、スポンジや雑巾を濡らしてゴムパッキンを拭いていきましょう。裏側や溝部分にもゴミが溜まっている可能性があるため、きちんとチェックしてください。

 汚れがなかなか取れない場合には、台所用洗剤の使用がおすすめです。洗剤をタオルやスポンジにしみこませてから拭くと、汚れを落としやすくなります。