ドライヤーのおすすめ製品を選び方と一緒に徹底解説 故障しづらい使い方まであわせて紹介
近頃のドライヤーは、高機能なモデルなども登場してきており、どれを選んでいいのか迷ってしまいがちです。本稿では、ドライヤーを購入しようと検討している人向けに、おすすめドライヤー6選をお届けします。
そのほか、気になるドライヤーの選び方やドライヤーを長く使うための方法も伝授。本稿を参考に商品を選んで長く愛用してください。
ここでは、そんなドライヤーを選ぶときのポイントについて解説しましょう。ポイントは、以下のとおりです。
風量
重さ
機能
音量
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
ドライヤーを選ぶときにチェックしたいポイントのひとつが、風量です。風量が大きいと髪を素早く乾かせるため、ドライヤーの熱風を髪に長時間当てずに済み、頭皮や毛髪へのダメージを抑えられます。
逆に、風量があまりにも少ないとヘアドライに時間がかかってしまい、髪を乾かすことが面倒になってしまうかもしれません。毛量が多い人や髪の毛が長い人は、風量が大きいものを選ぶとよいでしょう。
風量は、1分間に送風できる空気の体積を立方メートルで表します(立法メートル/分)。この数値が大きいほど風量が大きくなり、それにしたがって髪を乾かすスピードも早くなる仕組みです。一般的なドライヤーのドライヤーの風量は、1.3立法メートル/分。基本的には、毎分1.3立法メートル/分以上の風量があれば問題ありません。なかには、大風量モデルと称して2.0立法メートル/分を超える風量のものもありますが、髪が長い人や毛量が多い人は風量1.5立法メートル/分以上を目安にするといいでしょう。
風量だけに頼らないで速乾できるドライヤーも登場しています。吹き出し口を2つに分けることで立体感ある風を発生させ、素早いヘアドライを可能にした製品もその1つです。また、1つの吹き出し口から弱風と強風を出すことで髪をほぐやすくし、風量以上の速乾を実現しているものもあります。
速乾を重視するなら消費電力や温風温度にも注目
速乾性を希望するのであれば、風量以外にドライヤーの消費電力(ワット数)にも注目しましょう。必ずしも、消費電力と風量がイコールになるわけではありません。ただし、消費電力が小さすぎるとパワーが不足して、速乾性が低くなる場合があるため注意しましょう。
一般的なドライヤーの消費電力は、700~1,200Wです。ドライヤーのなかでも速乾性に優れたドライヤーは、1,200~1,500Wが目安とされます。また、ドライヤーの消費電力は、家電のなかでも大きいほうです。他の家電(電子レンジやエアコンなど)と同時にドライヤーを使うと、部屋のブレーカーが落ちる恐れがあります。速乾性に優れたドライヤーを使うときは、他の家電を使うのをいったんやめるか、購入前に家庭の契約アンペアに余裕があるかを確認しておくと安心です。
ドライヤーは温風温度が高くなるほど、速く髪が乾きます。低温であれば60℃程度、高温だと140℃程度の製品があります。一方で、髪を傷めるリスクも高くなるため、注意が必要です。
温度調整機能が付いた製品であれば、温度調整しながらブローが可能で、髪への負担を軽減できます。メーカーによっても、機能はさまざまです。熱による髪のダメージを防ぐために温風・冷風を自動で切り替えて調整してくれるものや髪の温度を測るセンサがあるもの、風温自体をコントロールするものなどがあります。温風機能にも目を向けて、自分に合ったものを選びましょう。
ドライヤーを選ぶときは、ドライヤーの重さにも注意しましょう。基本的に、ドライヤーは片手で持って使うものです。乾かすときの重さを考慮して、片手で持てる重さのドライヤーを選びましょう。とくに、髪の毛が長い人は乾かすのに時間がかかるため、重さには気をつけてください。
ドライヤーの本体重量は、一般的に500~800g程度。600gは500mlのペットボトル飲料より少し重い程度です。さまざまな機能がついた高級モデルには、重くなる傾向があります。
特別こだわりがないのであれば、使い勝手のよい500g以下のドライヤーをおすすめします。この重さであれば、ブローの最中に腕が疲れることもありません。なかには、さらに軽量でコンパクトなモデルも存在しますが、それらは風量が少なかったりトラベル向きだったりするため、仕様をよく確認しましょう。
また、重さだけに気をとられていてはいけません。「重量バランス」も使い勝手に大きく影響するポイントです。たとえば、ヘッドが長いと、腕を高く上げる必要がでてきます。ヘッドが重い機種だと、ハンドルを握ったときにヘッドの重みで前方や後方に傾いてしまうことも。重さを重視しつつも、実際に手に持ったときのバランス感覚も意識しながら選びましょう。
近頃のドライヤーには、ヘアケアや美容機能を搭載したモデルもあります。イオン機能を搭載したドライヤーであれば、静電気の発生や髪のパサつきを抑える効果が期待できるでしょう。
たとえば、シャープの「プラズマクラスター」技術は、髪を素早く乾かしながら、適度な潤いを髪に与えてパサつきを防止するとされています。また、パナソニックの「ナノイー」は水分を多く保有するイオンで、髪のキューティクルの隙間に水分を浸透させて髪に潤いを与えながら乾燥させる効果が期待できます。
ほかにも、通常時よりも低い温度の温風にすることで、髪や頭皮をやさしく乾かせる「スカルプモード」など、各社それぞれ独自の技術を詰め込んだドライヤーを展開しています。自分の求める機能があるか、探してみるといいでしょう。
ドライヤーを使用するときには、大きめの動作音がします。そのため、自宅が騒音に弱かったり、音に敏感だったりする人は静音性もチェックしましょう。
騒音レベルは「dB(デジベル)」という単位で表され、この数値が小さくなるほど音が小さくなります。ドライヤーで静音性を重視したい場合は、60dB以下のモデルがおすすめです。「ナイトモード」などの静音機能付きのドライヤーもあります。
静音性に富んだドライヤーで得られるメリットは、以下のとおりです。
近隣住民とのトラブルを回避できる
テレビや動画の音が聞こえる
同居人やペットに対しても優しい
静かなドライヤーで得られるメリットとして、集合住宅に住んでいる場合のトラブル回避が挙げられます。マンションやアパートに住んでいる人、夜遅くに使用する機会が多い人は、静音性の高いタイプを選んでおけば無用なトラブルを避けることができます。
また、髪を乾かしながらテレビや動画などを見たり音楽を聴いたりする人もいるでしょう。ドライヤーをかけながらでも、気になるテレビや動画、音楽を楽しめるのもメリットです。
通常のドライヤーであれば髪を乾かしている間は音が聞こえにくいものです。どうしても気になる場合は、髪を乾かさず放置してしまうこともあるでしょう。静音性に富んだドライヤーであれば、好きなタイミングで髪が乾かせるため、時間を有効に使えます。
さらに、静かなドライヤーであれば、同居する人やペットにも親切です。大きな音を出すドライヤーは、子どもやペットにとってはもちろん、大人でも気になりだしたら不快に感じられるものになりえます。静かなドライヤーなら、家にいる全員が気分良く過ごせるでしょう。
パナソニックの「ナノイー」を搭載したモデル「ナノケア EH-NA9G」です。ナノイーとミネラルの力で、地肌から毛先まで美しく乾かしてくれるドライヤー。微細なナノイーが髪に水分を与え、つややかでまとまりのある美しい髪へ導いてくれます。
強弱差のある風を起こして濡れた毛束をほぐしながら乾かす独自の速乾ノズルを搭載しており、乾燥性に優れているのが特徴です。そのほか、温風の熱さを低減したいときに役立つ「インテリジェント温風モード」や地肌をやさしく乾かしてくれる「スカルプモード」など5つのモードも搭載しています。
出典:パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA9G」
シャープの「プラズマクラスタードライヤー IB-RP9」は、速乾エアロフォルムが大量の風を地肌に届け、髪を根元から乾かしてくれるドライヤーです。独自のプラズマクラスターにより髪の表面に水分子コートが形成され、うるおいを保ちます。
また、使い勝手が楽で操作も簡単なのも魅力です。「TURBO」「SET」「COLD」の3種のメニューから選べる風パターンを搭載しているほか、温風と冷風を交互に出してキューティクルを引きしてくれる「BEAUTY」をも搭載しています。
出典:シャープ「プラズマクラスタードライヤー IB-RP9」
美容家電からスタートした電機メーカー「テスコム」。プロ向けの製品として開発されたブランド「Nobby」は、国内のヘアサロンの約70%で使われています。「マイナスイオンヘアードライヤー NB4000」は、風圧・風速1,500Wのハイパワーが特徴。素早く乾かして、ドライ時間を削減できます。
また、スリムな形状にもかかわらず軽量で操作がしやすいのも魅力。メッシュフィルターが毛髪やホコリの侵入を抑えてくれるため、お手入れも楽ちんです。
出典:テスコム「マイナスイオンヘアードライヤー NB4000」
Dysonの「Supersonic Nural Shine ヘアドライヤー」は、高速で強力なモーターを搭載しており、髪を素早く乾かすことができます。また、温度センサーによるコントロール機能で、過剰な熱による髪のダメージを防ぎ、髪を健康的に保つことができます。
さらに、3つのアタッチメントが付属しており、さまざまなヘアスタイルに対応できます。オートアタッチメント認識やアイドリング、風温の自動調整など機能も豊富です。
出典:Dyson Supersonic Nural Shine ヘアドライヤー
バイオプログラミングの「レプロナイザー 4D Plus」は、独自技術によって髪を乾かしながら潤いとツヤを与えます。高温でも髪の水分を保つことができるため、髪が傷みにくいのが特徴です。
また、使い続けることで髪の質感が改善されるとも言われています。プロの美容師からも高い評価を受けているこのドライヤーは、自宅でサロンのような仕上がりを求める方におすすめです。
出典:バイオプログラミング レプロナイザー 4D Plus
コイズミは、比較的リーズナブルな価格帯でコストパフォーマンスが高い製品を展開する企業です。中でも「マイナスイオンヘアドライヤー KHD-9820/W・K」は、強力な風量とともに、マイナスイオンを放出して髪に潤いとツヤを与えます。また、折りたたみ式でコンパクトに収納できるため、旅行や出張にも便利です。
このドライヤーの特徴は、軽量で扱いやすいデザインと、手軽に使用できるシンプルな操作性です。温風と冷風の切り替えがスムーズに行え、髪の状態やスタイリングに応じた乾燥が可能です。さらに、過熱防止機能が搭載されているため、長時間使用しても安心して使用できる点が魅力です。
出典:コイズミ マイナスイオンヘアドライヤー KHD-9820/W・K
まずは、ドライヤーのコードの正しい巻き方を把握しておきましょう。誰もがやってしまいがちですが、折りたたんだドライヤー本体にコードを巻き付けてはいませんか? これをすると、コード自体が曲がってしまう恐れがあります。
なかでも、ドライヤー本体側のコードの付け根部分は最も折れやすいとされ、断線の可能性も高い箇所です。付け根部分をまっすぐの状態にできるように、10cm程度の長さを保って束ねてから、まとめるなどしましょう。
また、コードがねじれたままの使用や収納もおすすめできません。コードに過度な負担がかかってしまい、断線やショートの原因につながってしまうためです。
コードにできるだけ負担がかからないよう、使用時・収納時ともにコードをまっすぐの状態に保つよう心掛けましょう。ドライヤー専用のホルダーやコードの絡まりを解消するフックなどを活用する方法もあります。
ドライヤーを掃除することも、長持ちさせる秘訣です。本体内部に蓄積した汚れが原因で故障することが多いため、長く使い続けるためには定期的な掃除が不可欠といえます。とくに風が出てくる吸い込み口と、吹き出し口はホコリや髪がたまりやすい場所のため、要注意です。
吸い込み口は、カバーを外せる場合は外し、歯ブラシや綿棒などを使ってたまったホコリは取り除いてください。掃除をする際は、電源を抜いた状態で行いましょう。
吹き出し口を掃除するときは、電源プラグを入れます。冷風を出した状態で、網目に詰まった髪の毛やホコリをブラシなどで掻き出しながら掃除してください。
月1度の掃除で風量を保てるため、ぜひ行うようにしましょう。
ドライヤーを長持ちさせるためには、保管場所にも気をつけたいところです。洗面台の上に置きっぱなしにしたり、コンセントにさしっぱなしにしたりすると、感電や故障の原因になります。
また、浴室は水がかかってしまう可能性が高い場所です。また、高温多湿の場所であるため、ドライヤーが熱を持ったままになり劣化を引き起こす可能性も否定できません。劣化すると、感電・漏電・ショート・火災を引き起こしてしまう恐れもあります。
ドライヤー使用後は、すぐに保管場所にしまうのではなく、冷風で内部のモーターを冷やしてから電源を切りましょう。冷やすことでモーターへの負担を軽減でき、消耗を抑えられます。
ドライヤーの選び方について解説しました。ドライヤー選びには、風量・重さ・機能・音量などいくつか押さえておきたいポイントがあります。すべてのポイントが全員に当てはまるわけではないため、各自で必要なポイントを理解しておきましょう。
また、おすすめのドライヤー3選も紹介しました。こちらで紹介した商品や選び方を参考にして、最適な商品を選べるようになりましょう。
そのほか、気になるドライヤーの選び方やドライヤーを長く使うための方法も伝授。本稿を参考に商品を選んで長く愛用してください。
ドライヤーを選ぶときのポイント
「髪を乾かせれば、ドライヤーなんてどれでも同じだろう」と思っていませんか? ドライヤー選びには、いくつかポイントがあります。近頃は、温風で髪を乾かすだけでなく、髪を美しく保つ機能や大風量タイプであったり軽量・小型タイプであったりするものなど、さまざまな機能・タイプのドライヤーが発売されています。ここでは、そんなドライヤーを選ぶときのポイントについて解説しましょう。ポイントは、以下のとおりです。
風量
重さ
機能
音量
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
風量
ドライヤーを選ぶときにチェックしたいポイントのひとつが、風量です。風量が大きいと髪を素早く乾かせるため、ドライヤーの熱風を髪に長時間当てずに済み、頭皮や毛髪へのダメージを抑えられます。
逆に、風量があまりにも少ないとヘアドライに時間がかかってしまい、髪を乾かすことが面倒になってしまうかもしれません。毛量が多い人や髪の毛が長い人は、風量が大きいものを選ぶとよいでしょう。
風量は、1分間に送風できる空気の体積を立方メートルで表します(立法メートル/分)。この数値が大きいほど風量が大きくなり、それにしたがって髪を乾かすスピードも早くなる仕組みです。一般的なドライヤーのドライヤーの風量は、1.3立法メートル/分。基本的には、毎分1.3立法メートル/分以上の風量があれば問題ありません。なかには、大風量モデルと称して2.0立法メートル/分を超える風量のものもありますが、髪が長い人や毛量が多い人は風量1.5立法メートル/分以上を目安にするといいでしょう。
風量だけに頼らないで速乾できるドライヤーも登場しています。吹き出し口を2つに分けることで立体感ある風を発生させ、素早いヘアドライを可能にした製品もその1つです。また、1つの吹き出し口から弱風と強風を出すことで髪をほぐやすくし、風量以上の速乾を実現しているものもあります。
速乾を重視するなら消費電力や温風温度にも注目
速乾性を希望するのであれば、風量以外にドライヤーの消費電力(ワット数)にも注目しましょう。必ずしも、消費電力と風量がイコールになるわけではありません。ただし、消費電力が小さすぎるとパワーが不足して、速乾性が低くなる場合があるため注意しましょう。
一般的なドライヤーの消費電力は、700~1,200Wです。ドライヤーのなかでも速乾性に優れたドライヤーは、1,200~1,500Wが目安とされます。また、ドライヤーの消費電力は、家電のなかでも大きいほうです。他の家電(電子レンジやエアコンなど)と同時にドライヤーを使うと、部屋のブレーカーが落ちる恐れがあります。速乾性に優れたドライヤーを使うときは、他の家電を使うのをいったんやめるか、購入前に家庭の契約アンペアに余裕があるかを確認しておくと安心です。
ドライヤーは温風温度が高くなるほど、速く髪が乾きます。低温であれば60℃程度、高温だと140℃程度の製品があります。一方で、髪を傷めるリスクも高くなるため、注意が必要です。
温度調整機能が付いた製品であれば、温度調整しながらブローが可能で、髪への負担を軽減できます。メーカーによっても、機能はさまざまです。熱による髪のダメージを防ぐために温風・冷風を自動で切り替えて調整してくれるものや髪の温度を測るセンサがあるもの、風温自体をコントロールするものなどがあります。温風機能にも目を向けて、自分に合ったものを選びましょう。
重さ
ドライヤーを選ぶときは、ドライヤーの重さにも注意しましょう。基本的に、ドライヤーは片手で持って使うものです。乾かすときの重さを考慮して、片手で持てる重さのドライヤーを選びましょう。とくに、髪の毛が長い人は乾かすのに時間がかかるため、重さには気をつけてください。
ドライヤーの本体重量は、一般的に500~800g程度。600gは500mlのペットボトル飲料より少し重い程度です。さまざまな機能がついた高級モデルには、重くなる傾向があります。
特別こだわりがないのであれば、使い勝手のよい500g以下のドライヤーをおすすめします。この重さであれば、ブローの最中に腕が疲れることもありません。なかには、さらに軽量でコンパクトなモデルも存在しますが、それらは風量が少なかったりトラベル向きだったりするため、仕様をよく確認しましょう。
また、重さだけに気をとられていてはいけません。「重量バランス」も使い勝手に大きく影響するポイントです。たとえば、ヘッドが長いと、腕を高く上げる必要がでてきます。ヘッドが重い機種だと、ハンドルを握ったときにヘッドの重みで前方や後方に傾いてしまうことも。重さを重視しつつも、実際に手に持ったときのバランス感覚も意識しながら選びましょう。
機能
近頃のドライヤーには、ヘアケアや美容機能を搭載したモデルもあります。イオン機能を搭載したドライヤーであれば、静電気の発生や髪のパサつきを抑える効果が期待できるでしょう。
たとえば、シャープの「プラズマクラスター」技術は、髪を素早く乾かしながら、適度な潤いを髪に与えてパサつきを防止するとされています。また、パナソニックの「ナノイー」は水分を多く保有するイオンで、髪のキューティクルの隙間に水分を浸透させて髪に潤いを与えながら乾燥させる効果が期待できます。
ほかにも、通常時よりも低い温度の温風にすることで、髪や頭皮をやさしく乾かせる「スカルプモード」など、各社それぞれ独自の技術を詰め込んだドライヤーを展開しています。自分の求める機能があるか、探してみるといいでしょう。
音量
ドライヤーを使用するときには、大きめの動作音がします。そのため、自宅が騒音に弱かったり、音に敏感だったりする人は静音性もチェックしましょう。
騒音レベルは「dB(デジベル)」という単位で表され、この数値が小さくなるほど音が小さくなります。ドライヤーで静音性を重視したい場合は、60dB以下のモデルがおすすめです。「ナイトモード」などの静音機能付きのドライヤーもあります。
静音性に富んだドライヤーで得られるメリットは、以下のとおりです。
近隣住民とのトラブルを回避できる
テレビや動画の音が聞こえる
同居人やペットに対しても優しい
静かなドライヤーで得られるメリットとして、集合住宅に住んでいる場合のトラブル回避が挙げられます。マンションやアパートに住んでいる人、夜遅くに使用する機会が多い人は、静音性の高いタイプを選んでおけば無用なトラブルを避けることができます。
また、髪を乾かしながらテレビや動画などを見たり音楽を聴いたりする人もいるでしょう。ドライヤーをかけながらでも、気になるテレビや動画、音楽を楽しめるのもメリットです。
通常のドライヤーであれば髪を乾かしている間は音が聞こえにくいものです。どうしても気になる場合は、髪を乾かさず放置してしまうこともあるでしょう。静音性に富んだドライヤーであれば、好きなタイミングで髪が乾かせるため、時間を有効に使えます。
さらに、静かなドライヤーであれば、同居する人やペットにも親切です。大きな音を出すドライヤーは、子どもやペットにとってはもちろん、大人でも気になりだしたら不快に感じられるものになりえます。静かなドライヤーなら、家にいる全員が気分良く過ごせるでしょう。
おすすめのドライヤー3選
では、ここからはおすすめのドライヤーを3つ紹介します。有名どころのメーカーから、スタンダードモデルをピックアップしました。各モデルの特徴を解説するので、ぜひ商品選びの参考にしてください。パナソニック・ヘアードライヤー ナノケア EH-NA9G
パナソニックの「ナノイー」を搭載したモデル「ナノケア EH-NA9G」です。ナノイーとミネラルの力で、地肌から毛先まで美しく乾かしてくれるドライヤー。微細なナノイーが髪に水分を与え、つややかでまとまりのある美しい髪へ導いてくれます。
強弱差のある風を起こして濡れた毛束をほぐしながら乾かす独自の速乾ノズルを搭載しており、乾燥性に優れているのが特徴です。そのほか、温風の熱さを低減したいときに役立つ「インテリジェント温風モード」や地肌をやさしく乾かしてくれる「スカルプモード」など5つのモードも搭載しています。
出典:パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA9G」
シャープ・プラズマクラスタードライヤー IB-RP9
シャープの「プラズマクラスタードライヤー IB-RP9」は、速乾エアロフォルムが大量の風を地肌に届け、髪を根元から乾かしてくれるドライヤーです。独自のプラズマクラスターにより髪の表面に水分子コートが形成され、うるおいを保ちます。
また、使い勝手が楽で操作も簡単なのも魅力です。「TURBO」「SET」「COLD」の3種のメニューから選べる風パターンを搭載しているほか、温風と冷風を交互に出してキューティクルを引きしてくれる「BEAUTY」をも搭載しています。
出典:シャープ「プラズマクラスタードライヤー IB-RP9」
テスコム・マイナスイオンヘアードライヤー NB4000
美容家電からスタートした電機メーカー「テスコム」。プロ向けの製品として開発されたブランド「Nobby」は、国内のヘアサロンの約70%で使われています。「マイナスイオンヘアードライヤー NB4000」は、風圧・風速1,500Wのハイパワーが特徴。素早く乾かして、ドライ時間を削減できます。
また、スリムな形状にもかかわらず軽量で操作がしやすいのも魅力。メッシュフィルターが毛髪やホコリの侵入を抑えてくれるため、お手入れも楽ちんです。
出典:テスコム「マイナスイオンヘアードライヤー NB4000」
Dyson Supersonic Nural Shine ヘアドライヤー
Dysonの「Supersonic Nural Shine ヘアドライヤー」は、高速で強力なモーターを搭載しており、髪を素早く乾かすことができます。また、温度センサーによるコントロール機能で、過剰な熱による髪のダメージを防ぎ、髪を健康的に保つことができます。
さらに、3つのアタッチメントが付属しており、さまざまなヘアスタイルに対応できます。オートアタッチメント認識やアイドリング、風温の自動調整など機能も豊富です。
出典:Dyson Supersonic Nural Shine ヘアドライヤー
バイオプログラミング レプロナイザー 4D Plus
バイオプログラミングの「レプロナイザー 4D Plus」は、独自技術によって髪を乾かしながら潤いとツヤを与えます。高温でも髪の水分を保つことができるため、髪が傷みにくいのが特徴です。
また、使い続けることで髪の質感が改善されるとも言われています。プロの美容師からも高い評価を受けているこのドライヤーは、自宅でサロンのような仕上がりを求める方におすすめです。
出典:バイオプログラミング レプロナイザー 4D Plus
コイズミ マイナスイオンヘアドライヤー KHD-9820/W・K
コイズミは、比較的リーズナブルな価格帯でコストパフォーマンスが高い製品を展開する企業です。中でも「マイナスイオンヘアドライヤー KHD-9820/W・K」は、強力な風量とともに、マイナスイオンを放出して髪に潤いとツヤを与えます。また、折りたたみ式でコンパクトに収納できるため、旅行や出張にも便利です。
このドライヤーの特徴は、軽量で扱いやすいデザインと、手軽に使用できるシンプルな操作性です。温風と冷風の切り替えがスムーズに行え、髪の状態やスタイリングに応じた乾燥が可能です。さらに、過熱防止機能が搭載されているため、長時間使用しても安心して使用できる点が魅力です。
出典:コイズミ マイナスイオンヘアドライヤー KHD-9820/W・K
ドライヤーを長く使うには
最後に、ドライヤーを長く使うためのコツを紹介します。どれも、意外と知らない扱い方かもしれません。今一度、ドライヤーの正しい扱い方を理解しましょう。コードの巻き方
まずは、ドライヤーのコードの正しい巻き方を把握しておきましょう。誰もがやってしまいがちですが、折りたたんだドライヤー本体にコードを巻き付けてはいませんか? これをすると、コード自体が曲がってしまう恐れがあります。
なかでも、ドライヤー本体側のコードの付け根部分は最も折れやすいとされ、断線の可能性も高い箇所です。付け根部分をまっすぐの状態にできるように、10cm程度の長さを保って束ねてから、まとめるなどしましょう。
また、コードがねじれたままの使用や収納もおすすめできません。コードに過度な負担がかかってしまい、断線やショートの原因につながってしまうためです。
コードにできるだけ負担がかからないよう、使用時・収納時ともにコードをまっすぐの状態に保つよう心掛けましょう。ドライヤー専用のホルダーやコードの絡まりを解消するフックなどを活用する方法もあります。
月1回の掃除
ドライヤーを掃除することも、長持ちさせる秘訣です。本体内部に蓄積した汚れが原因で故障することが多いため、長く使い続けるためには定期的な掃除が不可欠といえます。とくに風が出てくる吸い込み口と、吹き出し口はホコリや髪がたまりやすい場所のため、要注意です。
吸い込み口は、カバーを外せる場合は外し、歯ブラシや綿棒などを使ってたまったホコリは取り除いてください。掃除をする際は、電源を抜いた状態で行いましょう。
吹き出し口を掃除するときは、電源プラグを入れます。冷風を出した状態で、網目に詰まった髪の毛やホコリをブラシなどで掻き出しながら掃除してください。
月1度の掃除で風量を保てるため、ぜひ行うようにしましょう。
保管場所
ドライヤーを長持ちさせるためには、保管場所にも気をつけたいところです。洗面台の上に置きっぱなしにしたり、コンセントにさしっぱなしにしたりすると、感電や故障の原因になります。
また、浴室は水がかかってしまう可能性が高い場所です。また、高温多湿の場所であるため、ドライヤーが熱を持ったままになり劣化を引き起こす可能性も否定できません。劣化すると、感電・漏電・ショート・火災を引き起こしてしまう恐れもあります。
ドライヤー使用後は、すぐに保管場所にしまうのではなく、冷風で内部のモーターを冷やしてから電源を切りましょう。冷やすことでモーターへの負担を軽減でき、消耗を抑えられます。
まとめ
ドライヤーの選び方について解説しました。ドライヤー選びには、風量・重さ・機能・音量などいくつか押さえておきたいポイントがあります。すべてのポイントが全員に当てはまるわけではないため、各自で必要なポイントを理解しておきましょう。
また、おすすめのドライヤー3選も紹介しました。こちらで紹介した商品や選び方を参考にして、最適な商品を選べるようになりましょう。
※Amazonのアソシエイトとして、BCN+Rは適格販売により収入を得ています。