持って行けば大活躍!機能性に優れたおすすめのキャンプグッズ
2023年、夏のキャンプシーズンを目前に、初めてのキャンプを楽しく過ごすためのおすすめギアをご紹介します。いきなりサイトキャンプをするのではなく、グランピング施設などでキャンプに慣れるのも大切です。何度か経験を積んで、それぞれに必要なキャンプギアをそろえて、キャンプを思いっきり楽しめるようになりましょう。
・自分だけの秘密基地を作る楽しさ
・大自然の景色を独占できる楽しさ
・非日常的な体験ができる楽しさ
大自然の中で、自分の装備で、自分だけの秘密基地を作り上げて、非日常的な体験を楽しむのがキャンプの真髄です。
都会での普段の生活では、電気・水道・ガスが揃っていて何不自由ない暮らしができますが、キャンプでは水も火も寝床も自分で用意することになります。その不便さや大変さも含め、約束された安全なサバイバルを娯楽として楽しめるのがイマドキのキャンプです。
安全で何不自由ない暮らしは安心ですが、同じことの繰り返しで飽き飽きしてしまうことも。キャンプを体験することで日頃の暮らしの良さを実感できて、しかもサバイバルの楽しさやキャンプの刺激で日常生活にメリハリが出るでしょう。
都会の喧騒も仕事も忘れて、大自然の中で自分だけの秘密基地で過ごす時間は自分探しにも最適です。なんとなくパッとしない日常を打開したければ、キャンプはぴったりなアクティビティです。
1人でも設営できるオールマイティーなテントで、価格は5万2800円と比較的お手頃価格な上に、4人家族でも利用できる広さを兼ね備えています。初めてのキャンプでテントの設営が楽なのは重要で、慣れない焚き火やBBQの用意、他のギアの搬入や基地づくりをするのにもまずテントが必須になります。
テント設営に何十分もかかっていては、いつまでも他の作業が進まず、貴重な時間を無駄にしてしまいますので、最初は設営しやすいテントを選びましょう。2万2440円の「アメニティドームM マットシートセット」を合わせれば、寝床の準備まで完璧です。合計7万5240円あれば、1人で設営できるテントを用意できますので非常にコスパが良いです。
テフロン撥水加工・PU加工などで雨風をしっかり防ぎ、地上高を抑えているため強風にも強い仕様です。縦280cm、横505cm、室内高150cmで、寝るスペースは265cm四方は確保できるため、大人2人、子ども2人で適度な広さです。室内高が少し低いのが欠点ですが、主に寝る時に利用する目的のため、そこまで不便ではないでしょう。
デュオ向けの「アメニティドームS」は4万1800円。マットシートセットは1万9800円の計6万1600円で縦230cm、横355cm、室内高120cmあり、寝るスペースが220cm×150cmほどなので、ベッドサイズでいえばダブル(140cm)とクイーン(160cm)のちょうど中間です。アメニティドームMとの価格差は1万3640円だけなので、アメニティドームSを買うよりはアメニティドームMを購入して、テント内に小さめのテーブルなどを置いて、2人で広々使うほうが余裕を持って楽しめそうです。
テントをちょうどいい感じに固定するために、ペグを少し離した場所に刺すような場合、固定のためのロープが「あと10cm足りない……」というようなケースに出くわすことがあります。テント設営に慣れていればなんとでもできますが、慣れていないうちはロープワークが難しく、ペグの位置決めなどもうまくいかないことがあるので微調整するための延長用ロープとロープ同士をつなぐカラビナのようなものがあると安心です。
通常のサイトキャンプでは、準備と事前調査さえしてあれば頑丈なロープは必要ないはずですが、予備のロープがあれば現地でロープワークの練習ができ、テントを追加で補強したい場合にも便利です。
カラビナは末端接続用のものだけでなく、テントのロープ部分にコップや灯りを引っ掛けておく用の吊り下げ用のカラビナもあります。キャンプではとにかくきれいな置き場が少ないため、吊り下げておけるものは引っ掛けておいた方がスペースに余裕ができます。
コールマンの「パワーハウスLP ツーバーナーストーブ II」のカラーは、グリーン、レッド、バターナッツの3種類あり、価格が1万6940円とかなりお手軽です。風よけが標準装備で屋外での調理にも最適です。
スペックは約縦32.5cm、横64cm、高さ52cm、重さ4.2kgと大きさも重さも申し分なく、安定して料理ができます。収納時には約縦32.5cm、横54cm、高さ7cmになり、立てておけば場所も取りません。
470gのガス缶を使用した場合、火力3500kcal/h、片方最大3時間ほど使用できるため、2本で最大6時間の加熱が可能です。純正LPガスは1本1180円、2本2360円であるため、1万9300円あれば必要なものが全てそろいます。タープの中や広いテント内でも使用できるため、場所も時間も選ばずに調理ができるメリットがあります。
このバーナータイプの一番の魅力は着火・消火が簡単なことです。燃焼コストでいえば、薪1束700円ほどで約2~3時間燃えてくれるので、薪の方がお得に思えますが、火の粉と煙が出ること、火の粉がテントに穴を開ける可能性があること、薪の燃えカスの片付けの手間があること、燃焼中に目が離せないことなどの欠点があります。いうまでもなく、焚き火はキャンプの醍醐味ですが、煙のにおいが洋服についてなかなか取れず、火の粉が高級なテントを溶かすことがあり、着火と消火が簡単にできないため、初心者向けではありません。
本格的な焚き火台は3万円以上の予算が必要になる場合もある上、着火剤を別途用意する必要があり、雨が降っていれば湿度の関係で着火しづらくなります。火力の調整もできないので、薪のグリルシステムを使いたい場合は、最初はグランピングのBBQなどで木炭の扱い、薪の扱いに慣れてからにした方が良いでしょう。
地面に落とせば砂まみれ、風が強ければ砂が食材にくっつき、風に運ばれて料理に落ち葉が入ることもあります。テーブルが広いわけでもないため、自分の椅子や地面に敷いたレジャーシートがキッチンの代わりになります。この時、少し深く大きめの紙皿とラップがあればカットした食材を一時的に安全に保管できます。耐熱性のタッパーがあると便利ですが場所をとるため持っていくのが大変で、少し荷物が重くなります。
キャンプ場では、近くのサイトに他のキャンパーがいることもあります。現地で少し仲良くなれば、食材を交換し合うこともあるので紙皿の予備があると何かと便利です。
また、BBQをする場合には木炭用のトング、食材用のトングが必要です。慣れてしまえばトング一つで木炭も食材も扱えますが、初めてのキャンプ、初めてのBBQでは予備があった方が安心です。テント内に“軍曹”ことアシダカグモが出た場合にも、予備のトングでつかまえればテントの外に逃がせます。
調理の手間を最小限にしたければ、野菜や肉は自宅で全てカットしてジップロックに入れて持っていきましょう。現地で焼くだけの状態にしておけば、帰りの荷物は最小限になり、包丁や大きいナイフを持ち歩く必要がなくなります。焚き火がめんどくさい場合はカップ麺を持っていってお湯を沸かすだけで全て完結できるようにするのも一つの解決策です。
モンベルの「ウォームアップシーツ」は寝袋の中に入れて使用するベッドのシーツのようなもので、伸縮性・保温性に優れ、超軽量で持ち運びもラクな万能シーツです。インナーシュラフとも呼ばれるもので、キャンプにおいて最も重要な寝る時の快適さをアップしてくれるギアです。
価格は5280円。総重量は203g、縦184cm×幅77cmのサイズなので、身長175cm前後であれば快適に使用できるでしょう。アイロンがけは禁止ですが、通常の洗濯機での洗濯は可能で、他の衣類に比べると乾くのも早いです。クリマプラス メッシュという素材で、風雨の侵入を防ぎ、汗を素早く放出してくれる通気性も良いシーツです。
テントマットの上に敷きパッドを敷いて、その上にインナーシュラフを入れた寝袋で寝れば、そこそこ快適な寝床が出来上がります。枕もあった方がいいですが、高さ調整だけであればハンドタオルを重ねるだけでも枕にできます。
寝袋から出ている頭部が冷えて眠れない場合もあるので、頭まで覆えるタイプの寝袋で、しかも寝袋の中にインナーシュラフを入れられるくらい余裕がある寝袋を選びましょう。体のサイズギリギリではなく、少し余裕があるサイズの方が良いです。寝具に関してはキャンプ用品店で試してから購入することを強くおすすめします。実際に入ってみて、中にインナーシュラフを入れられるか、湯たんぽなどは入れられるか、体がギチギチにならないかをチェックしてから体に合うものを選ばないとキャンプの楽しさが半減します。
初心者であれば、最初はグランピング施設を利用して、テント泊・寝袋に慣れるのがおすすめです。グランピング施設なら専用の寝具が置いてあることが多いため、テント泊がきつい場合は施設のベッドで体を休められます。テント泊では地面の硬さや寒さが厳しいため、敷きパッドで少しツラさが軽減されます。
大自然の夏の山の夜は想像以上に賑やかです。カエル、バッタ、カナブン、雨風の他、動物の鳴き声がすることもあります。周囲の音は聞こえていた方が良いですが、ある程度管理されているキャンプ場では夜通し見張りを立てるほどではなく、虫と雨風の音さえ気にしていればなんとかなります。それでも夜の騒がしさが気になる場合には耳栓を活用しましょう。あなたの耳にあった、長く付けていても耳が痛くならないものを見つけておくのがおすすめです。
また、安全面に不安がある場合は夜の間だけテントの内側から施錠することで少し安心です。特に女性のソロキャンプでは、周囲の虫よりも同じキャンプ場にいる利用者の方が危険であるケースもありますので、深夜の安全を守れるよう充分注意してください。不安がある場合は、いきなりサイトキャンプをするのではなく、安全なグランピング施設で経験を積んでからガチのキャンプに挑みましょう。
キャンプの極意は限られた装備の中で、思い通りの秘密基地を作り上げて大自然を満喫することにあります。装備やギアをむやみに増やすのではなく、要らないものは削り、高性能なマルチツールで代用しつつも、基本の装備でカバーする感覚が大切です。
いきなり難易度の高いキャンプに挑戦せず、設備が揃っているグランピングキャンプなどから初めていって、ギアの知識もつけながら慣らすのが一般的です。キャンプに慣れていく過程でそれぞれに必要なギアが出てきますので、その都度、急がず焦らず少しずつ上位互換のギアを揃えていきましょう。
「最強の自分専用キャンプギア」がそろってからがキャンプの醍醐味で、失敗や試行錯誤をしながら、自分の装備をそろえていく過程も楽しむのがキャンプです。最初のキャンプを完ぺきにする必要はありませんので、多少の失敗やムダも楽しむくらいの気持ちで初めてのキャンプに臨むのがおすすめです。まずは近場のグランピング施設やグランピングキャンプ場から探してみてはいかがでしょうか。
キャンプの楽しさとは?
ずばり、キャンプの楽しさといえば次の三つは欠かせません。・自分だけの秘密基地を作る楽しさ
・大自然の景色を独占できる楽しさ
・非日常的な体験ができる楽しさ
大自然の中で、自分の装備で、自分だけの秘密基地を作り上げて、非日常的な体験を楽しむのがキャンプの真髄です。
都会での普段の生活では、電気・水道・ガスが揃っていて何不自由ない暮らしができますが、キャンプでは水も火も寝床も自分で用意することになります。その不便さや大変さも含め、約束された安全なサバイバルを娯楽として楽しめるのがイマドキのキャンプです。
安全で何不自由ない暮らしは安心ですが、同じことの繰り返しで飽き飽きしてしまうことも。キャンプを体験することで日頃の暮らしの良さを実感できて、しかもサバイバルの楽しさやキャンプの刺激で日常生活にメリハリが出るでしょう。
都会の喧騒も仕事も忘れて、大自然の中で自分だけの秘密基地で過ごす時間は自分探しにも最適です。なんとなくパッとしない日常を打開したければ、キャンプはぴったりなアクティビティです。
キャンプグッズおすすめ3選
ここでは、キャンプ初心者向けにあると便利なキャンプギアをいくつかご紹介します。荷物が増え過ぎると、体力をムダに消耗してしまってあまり良くないため、事前にどの程度、何が必要か予行演習してから持参しましょう。アメニティドームM(SDE-001RH)|スノーピーク
1人でも設営できるオールマイティーなテントで、価格は5万2800円と比較的お手頃価格な上に、4人家族でも利用できる広さを兼ね備えています。初めてのキャンプでテントの設営が楽なのは重要で、慣れない焚き火やBBQの用意、他のギアの搬入や基地づくりをするのにもまずテントが必須になります。
テント設営に何十分もかかっていては、いつまでも他の作業が進まず、貴重な時間を無駄にしてしまいますので、最初は設営しやすいテントを選びましょう。2万2440円の「アメニティドームM マットシートセット」を合わせれば、寝床の準備まで完璧です。合計7万5240円あれば、1人で設営できるテントを用意できますので非常にコスパが良いです。
テフロン撥水加工・PU加工などで雨風をしっかり防ぎ、地上高を抑えているため強風にも強い仕様です。縦280cm、横505cm、室内高150cmで、寝るスペースは265cm四方は確保できるため、大人2人、子ども2人で適度な広さです。室内高が少し低いのが欠点ですが、主に寝る時に利用する目的のため、そこまで不便ではないでしょう。
デュオ向けの「アメニティドームS」は4万1800円。マットシートセットは1万9800円の計6万1600円で縦230cm、横355cm、室内高120cmあり、寝るスペースが220cm×150cmほどなので、ベッドサイズでいえばダブル(140cm)とクイーン(160cm)のちょうど中間です。アメニティドームMとの価格差は1万3640円だけなので、アメニティドームSを買うよりはアメニティドームMを購入して、テント内に小さめのテーブルなどを置いて、2人で広々使うほうが余裕を持って楽しめそうです。
カラビナと延長ロープ|テントを張るときに便利なグッズ
テントを固定するためにペグという地面に突き刺して使う金具がありますが、サイトの地形や環境によってはちょうどいい所に岩があって刺さらなかったり、張りが足りなかったりすることがあります。テントをちょうどいい感じに固定するために、ペグを少し離した場所に刺すような場合、固定のためのロープが「あと10cm足りない……」というようなケースに出くわすことがあります。テント設営に慣れていればなんとでもできますが、慣れていないうちはロープワークが難しく、ペグの位置決めなどもうまくいかないことがあるので微調整するための延長用ロープとロープ同士をつなぐカラビナのようなものがあると安心です。
通常のサイトキャンプでは、準備と事前調査さえしてあれば頑丈なロープは必要ないはずですが、予備のロープがあれば現地でロープワークの練習ができ、テントを追加で補強したい場合にも便利です。
カラビナは末端接続用のものだけでなく、テントのロープ部分にコップや灯りを引っ掛けておく用の吊り下げ用のカラビナもあります。キャンプではとにかくきれいな置き場が少ないため、吊り下げておけるものは引っ掛けておいた方がスペースに余裕ができます。
パワーハウスLP ツーバーナーストーブ II|コールマン
キャンプ料理で困るのは、木炭に火がつかないこと、そして、コンロの数が足りずに料理が冷めることです。火がつかない点はバーナータイプのグリルシステムを選べばいいだけですが、コンロが一つだとお湯を沸かしながら、肉を焼けません。また、カレーを食べたい場合にも、カレーを温めるグリルと米を炊くグリルが必要になるため、ツーバーナータイプを選べば解決します。コールマンの「パワーハウスLP ツーバーナーストーブ II」のカラーは、グリーン、レッド、バターナッツの3種類あり、価格が1万6940円とかなりお手軽です。風よけが標準装備で屋外での調理にも最適です。
スペックは約縦32.5cm、横64cm、高さ52cm、重さ4.2kgと大きさも重さも申し分なく、安定して料理ができます。収納時には約縦32.5cm、横54cm、高さ7cmになり、立てておけば場所も取りません。
470gのガス缶を使用した場合、火力3500kcal/h、片方最大3時間ほど使用できるため、2本で最大6時間の加熱が可能です。純正LPガスは1本1180円、2本2360円であるため、1万9300円あれば必要なものが全てそろいます。タープの中や広いテント内でも使用できるため、場所も時間も選ばずに調理ができるメリットがあります。
このバーナータイプの一番の魅力は着火・消火が簡単なことです。燃焼コストでいえば、薪1束700円ほどで約2~3時間燃えてくれるので、薪の方がお得に思えますが、火の粉と煙が出ること、火の粉がテントに穴を開ける可能性があること、薪の燃えカスの片付けの手間があること、燃焼中に目が離せないことなどの欠点があります。いうまでもなく、焚き火はキャンプの醍醐味ですが、煙のにおいが洋服についてなかなか取れず、火の粉が高級なテントを溶かすことがあり、着火と消火が簡単にできないため、初心者向けではありません。
本格的な焚き火台は3万円以上の予算が必要になる場合もある上、着火剤を別途用意する必要があり、雨が降っていれば湿度の関係で着火しづらくなります。火力の調整もできないので、薪のグリルシステムを使いたい場合は、最初はグランピングのBBQなどで木炭の扱い、薪の扱いに慣れてからにした方が良いでしょう。
予備のトングと紙皿|料理(BBQなど)に便利なグッズ
キャンプ場のBBQ、グランピング施設での料理など、慣れない場所での調理は想像以上にスペース不足に悩まされます。自宅のきれいなキッチンであれば、切った野菜や肉を一時的に置いておくスペースも、料理中の包丁を置いておくスペースもありますが、キャンプ場ではきれいなスペースそのものがありません。地面に落とせば砂まみれ、風が強ければ砂が食材にくっつき、風に運ばれて料理に落ち葉が入ることもあります。テーブルが広いわけでもないため、自分の椅子や地面に敷いたレジャーシートがキッチンの代わりになります。この時、少し深く大きめの紙皿とラップがあればカットした食材を一時的に安全に保管できます。耐熱性のタッパーがあると便利ですが場所をとるため持っていくのが大変で、少し荷物が重くなります。
キャンプ場では、近くのサイトに他のキャンパーがいることもあります。現地で少し仲良くなれば、食材を交換し合うこともあるので紙皿の予備があると何かと便利です。
また、BBQをする場合には木炭用のトング、食材用のトングが必要です。慣れてしまえばトング一つで木炭も食材も扱えますが、初めてのキャンプ、初めてのBBQでは予備があった方が安心です。テント内に“軍曹”ことアシダカグモが出た場合にも、予備のトングでつかまえればテントの外に逃がせます。
調理の手間を最小限にしたければ、野菜や肉は自宅で全てカットしてジップロックに入れて持っていきましょう。現地で焼くだけの状態にしておけば、帰りの荷物は最小限になり、包丁や大きいナイフを持ち歩く必要がなくなります。焚き火がめんどくさい場合はカップ麺を持っていってお湯を沸かすだけで全て完結できるようにするのも一つの解決策です。
ウォームアップシーツ|モンベル
価格は5280円。総重量は203g、縦184cm×幅77cmのサイズなので、身長175cm前後であれば快適に使用できるでしょう。アイロンがけは禁止ですが、通常の洗濯機での洗濯は可能で、他の衣類に比べると乾くのも早いです。クリマプラス メッシュという素材で、風雨の侵入を防ぎ、汗を素早く放出してくれる通気性も良いシーツです。
テントマットの上に敷きパッドを敷いて、その上にインナーシュラフを入れた寝袋で寝れば、そこそこ快適な寝床が出来上がります。枕もあった方がいいですが、高さ調整だけであればハンドタオルを重ねるだけでも枕にできます。
敷きパッドや耳栓|寝るときの便利なグッズ
テントを設営しただけでは、テントの床のすぐ下はゴツゴツした地面なので寝袋一つで寝るには厳しいです。初めてのキャンプでこそ、テントマットと敷きパッド、タオルケットやブランケットを用意しましょう。どこのメーカーのマットでも問題ないですが、妥協はせず夏は涼しく、冬は完全防備で眠れるように準備しましょう。寝袋から出ている頭部が冷えて眠れない場合もあるので、頭まで覆えるタイプの寝袋で、しかも寝袋の中にインナーシュラフを入れられるくらい余裕がある寝袋を選びましょう。体のサイズギリギリではなく、少し余裕があるサイズの方が良いです。寝具に関してはキャンプ用品店で試してから購入することを強くおすすめします。実際に入ってみて、中にインナーシュラフを入れられるか、湯たんぽなどは入れられるか、体がギチギチにならないかをチェックしてから体に合うものを選ばないとキャンプの楽しさが半減します。
初心者であれば、最初はグランピング施設を利用して、テント泊・寝袋に慣れるのがおすすめです。グランピング施設なら専用の寝具が置いてあることが多いため、テント泊がきつい場合は施設のベッドで体を休められます。テント泊では地面の硬さや寒さが厳しいため、敷きパッドで少しツラさが軽減されます。
大自然の夏の山の夜は想像以上に賑やかです。カエル、バッタ、カナブン、雨風の他、動物の鳴き声がすることもあります。周囲の音は聞こえていた方が良いですが、ある程度管理されているキャンプ場では夜通し見張りを立てるほどではなく、虫と雨風の音さえ気にしていればなんとかなります。それでも夜の騒がしさが気になる場合には耳栓を活用しましょう。あなたの耳にあった、長く付けていても耳が痛くならないものを見つけておくのがおすすめです。
また、安全面に不安がある場合は夜の間だけテントの内側から施錠することで少し安心です。特に女性のソロキャンプでは、周囲の虫よりも同じキャンプ場にいる利用者の方が危険であるケースもありますので、深夜の安全を守れるよう充分注意してください。不安がある場合は、いきなりサイトキャンプをするのではなく、安全なグランピング施設で経験を積んでからガチのキャンプに挑みましょう。
便利グッズを持ってキャンプを楽しもう!
キャンプの極意は限られた装備の中で、思い通りの秘密基地を作り上げて大自然を満喫することにあります。装備やギアをむやみに増やすのではなく、要らないものは削り、高性能なマルチツールで代用しつつも、基本の装備でカバーする感覚が大切です。
いきなり難易度の高いキャンプに挑戦せず、設備が揃っているグランピングキャンプなどから初めていって、ギアの知識もつけながら慣らすのが一般的です。キャンプに慣れていく過程でそれぞれに必要なギアが出てきますので、その都度、急がず焦らず少しずつ上位互換のギアを揃えていきましょう。
「最強の自分専用キャンプギア」がそろってからがキャンプの醍醐味で、失敗や試行錯誤をしながら、自分の装備をそろえていく過程も楽しむのがキャンプです。最初のキャンプを完ぺきにする必要はありませんので、多少の失敗やムダも楽しむくらいの気持ちで初めてのキャンプに臨むのがおすすめです。まずは近場のグランピング施設やグランピングキャンプ場から探してみてはいかがでしょうか。