双眼鏡のおすすめ製品を実売ランキングから紹介! 選び方と一緒に本当に売れているモデルを徹底解説
二つの望遠鏡を並べて覗くことで対象を拡大して観察できる双眼鏡。コンサートやライブ、スポーツ観戦など、イベントで役立ちます。種類が豊富だったり性能や機能もさまざまで、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
本稿では双眼鏡の選び方を解説するとともに、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」の製品別販売台数シェア(2024年9月1日~9月30日の日次集計データ)で上位を獲得している、おすすめの5モデルを紹介します。
倍率とは、双眼鏡でなにかを見たとき、肉眼での見え方よりどれだけ大きく見えるかを割合で表したものです。例えば10倍の双眼鏡で10m先のものを見た大きさと、肉眼で1m先のもの見た大きさは同じぐらいになります。倍率が高ければ高いほどいいというわけでもなく、あまりに高すぎると対象が大きく見えすぎてしまったり、手ブレの影響が大きくなってしまったりします。
最適な倍率は用途によって異なりますが、コンサートやライブ、スポーツ観戦で使う場合は8~12倍の倍率であれば十分です。一方、バードウォッチングや天体観測などの場合は、30倍近くの高倍率が必要になります。
双眼鏡を通して何かを見るとき、どうしても肉眼で見るときより明るさが落ちてしまいます。その際、外部から光を取り込むことで明るさの低減を抑えることができます。双眼鏡において、覗いた時の明るさの目安は「対物レンズ有効径」と「ひとみ径」で表されます。
対物レンズ有効径とは、目を当てるレンズとは反対のレンズの大きさのこと。この口径が大きければ大きいほど光を取り込みやすくなるため、視界が明るくなります。ただ、あまりに口径が大きすぎると取り回しが悪くなるため、自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。目安としては、30mmを基準とし、コンパクトさを重視するならそれ以下、見やすさを重視するならそれ以上を選びましょう。
ひとみ径とは、双眼鏡のレンズを目から離してみたときにレンズの中心に見える白い穴の大きさを指します。これは対物レンズから取り込んだ光をどれくらい絞るかを表しており、大きければ大きいほど、暗所でも明るい視界が保てます。
ひとみ径は「対物レンズの口径(有効径)÷倍率=ひとみ径」で割り出すことができます。例えば、対物レンズの口径が42mm、倍率が8倍の場合、ひとみ径は5.3mmとなります。
目安としては4mm以上のひとみ径であれば比較的明るい視界の双眼鏡で、7mmまで大きくなると人の目で判別できる最大の明るさとなります。明るい場所で使用する場合は特に気にしなくてもいいところですが、天体観測や観劇などで使用する場合は要チェックです。
コーティングにはいくつか種類があります。まず、マゼンタコートはレンズの1面にだけコーティングを施したもので、マルチコートは最低でも2面以上のレンズにコーティングを施しています。フルマルチコートは、すべてのレンズやプリズムにコーティングを施してあります。
マゼンタコート、マルチコート、フルマルチコートの順に鮮明さが増していきます。双眼鏡をのぞいた時の不鮮明さは暗所から急に強い光が発生した時などに起きることが多いので、コンサートなどで使用する予定がある場合はフルマルチコートの双眼鏡を選ぶのがおすすめです。
バードウォッチングで野鳥を探したり、グループのコンサートで全体を観察したりする場合は視界が広いほうが便利です。双眼鏡の視界の広さは実視界と呼ばれる数値で表されます。
これは、双眼鏡を動かさずに見える範囲のことで、一般的に倍率が高くなれば高くなるほど狭くなります。幅広く見渡したり、何かを探したりする目的で双眼鏡を購入するのであれば、実視界が高いものを購入しましょう。
ケンコー・トキナーの「Do・Nature 7X18」は、コンパクトで扱いやすい7倍の双眼鏡。センターフォーカス式を採用しているほか、中央にあるピントリングで両目のピントを同時に合わせることができます。
出典:ケンコー・トキナー「Do・Nature 7X18」
ニコンビジョンの「スポーツスターEX 10x25D CF」は、小型で軽量のため携帯に便利です。ニコン独自の光学系によって、明るくシャープな見え味を実現している。コンサート、スポーツ観戦、旅行、バードウォッチングまで幅広く活躍。本体内部に窒素ガスを充填し、アウトドアでも安心の本格的な防水仕様になっています。
出典:ニコンビジョン「スポーツスターEX 10x25D CF」
リコーイメージングの「タンクローR 8X21 UCF R」は手のひらサイズのコンパクトな双眼鏡。マルチコーティングや非球面レンズ、高屈折率ガラスの採用など、高級機に近いスペックで明るい視野が特徴です。外装にはラバーコーティングが施してあり、握りやすく、マルチなシーンで活躍してくれます。
出典:リコーイメージング「タンクローR 8X21 UCF R」
OMデジタルソリューションズの「Trip light 8x21 RC II」は2010年の発売以来、長らく人気の軽量コンパクトな双眼鏡です。倍率は10倍と8倍が展開されており、中でも8倍のモデルがランキング上位に入っています。190gという軽さと折り畳み式という手軽さから旅行や登山といった用途でも邪魔になりません。
出典:OMデジタルソリューションズ「Trip light 8x21 RC II」
天体望遠鏡や双眼鏡のメーカーであるビクセンがアウトドア用品メーカーのコールマンとコラボして製作した「コールマン M8X21」。倍率は8倍でオールマイティに使える一品です。手のひら大の小型軽量タイプのため、ポケットなどに気軽に入れられます。
出典:ビクセン「コールマン M8X21」
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。ています。
本稿では双眼鏡の選び方を解説するとともに、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」の製品別販売台数シェア(2024年9月1日~9月30日の日次集計データ)で上位を獲得している、おすすめの5モデルを紹介します。
双眼鏡を選ぶポイント
双眼鏡のスペックには多くの専門用語が並んでおり、一見わかりづらいかもしれません。しかし、実際のところ、倍率・明るさ・鮮明さ・視界の広さの4点を抑えておけば、目的に合った双眼鏡を見つけることができるでしょう。倍率
倍率とは、双眼鏡でなにかを見たとき、肉眼での見え方よりどれだけ大きく見えるかを割合で表したものです。例えば10倍の双眼鏡で10m先のものを見た大きさと、肉眼で1m先のもの見た大きさは同じぐらいになります。倍率が高ければ高いほどいいというわけでもなく、あまりに高すぎると対象が大きく見えすぎてしまったり、手ブレの影響が大きくなってしまったりします。
最適な倍率は用途によって異なりますが、コンサートやライブ、スポーツ観戦で使う場合は8~12倍の倍率であれば十分です。一方、バードウォッチングや天体観測などの場合は、30倍近くの高倍率が必要になります。
明るさ
双眼鏡を通して何かを見るとき、どうしても肉眼で見るときより明るさが落ちてしまいます。その際、外部から光を取り込むことで明るさの低減を抑えることができます。双眼鏡において、覗いた時の明るさの目安は「対物レンズ有効径」と「ひとみ径」で表されます。
対物レンズ有効径とは、目を当てるレンズとは反対のレンズの大きさのこと。この口径が大きければ大きいほど光を取り込みやすくなるため、視界が明るくなります。ただ、あまりに口径が大きすぎると取り回しが悪くなるため、自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。目安としては、30mmを基準とし、コンパクトさを重視するならそれ以下、見やすさを重視するならそれ以上を選びましょう。
ひとみ径とは、双眼鏡のレンズを目から離してみたときにレンズの中心に見える白い穴の大きさを指します。これは対物レンズから取り込んだ光をどれくらい絞るかを表しており、大きければ大きいほど、暗所でも明るい視界が保てます。
ひとみ径は「対物レンズの口径(有効径)÷倍率=ひとみ径」で割り出すことができます。例えば、対物レンズの口径が42mm、倍率が8倍の場合、ひとみ径は5.3mmとなります。
目安としては4mm以上のひとみ径であれば比較的明るい視界の双眼鏡で、7mmまで大きくなると人の目で判別できる最大の明るさとなります。明るい場所で使用する場合は特に気にしなくてもいいところですが、天体観測や観劇などで使用する場合は要チェックです。
鮮明さ
双眼鏡は、あくまでもレンズを通して対象を見るため、強い光などが発生するとレンズに反射してしまい、ぼやけて見えてしまうことがあります。これを防ぐのがコーティングと呼ばれるものです。コーティングにはいくつか種類があります。まず、マゼンタコートはレンズの1面にだけコーティングを施したもので、マルチコートは最低でも2面以上のレンズにコーティングを施しています。フルマルチコートは、すべてのレンズやプリズムにコーティングを施してあります。
マゼンタコート、マルチコート、フルマルチコートの順に鮮明さが増していきます。双眼鏡をのぞいた時の不鮮明さは暗所から急に強い光が発生した時などに起きることが多いので、コンサートなどで使用する予定がある場合はフルマルチコートの双眼鏡を選ぶのがおすすめです。
視界の広さ
バードウォッチングで野鳥を探したり、グループのコンサートで全体を観察したりする場合は視界が広いほうが便利です。双眼鏡の視界の広さは実視界と呼ばれる数値で表されます。
これは、双眼鏡を動かさずに見える範囲のことで、一般的に倍率が高くなれば高くなるほど狭くなります。幅広く見渡したり、何かを探したりする目的で双眼鏡を購入するのであれば、実視界が高いものを購入しましょう。
その他機能
上記のほか、双眼鏡にはさまざまな機能が付属していることが多いです。カメラ機能が付いていて、撮影もできたり、手ブレ機能によって視界がぶれにくかったりとその内容は多種多様。目的に沿ったものを検討してみてください。双眼鏡の実売ランキングの上位製品を紹介
ここからは、全国各地の販売店やネットショップで実際に売れている個数を集計したBCNランキングから、上位に入っている双眼鏡をピックアップして紹介します。ケンコー・トキナー「Do・Nature 7X18」
ケンコー・トキナーの「Do・Nature 7X18」は、コンパクトで扱いやすい7倍の双眼鏡。センターフォーカス式を採用しているほか、中央にあるピントリングで両目のピントを同時に合わせることができます。
出典:ケンコー・トキナー「Do・Nature 7X18」
ニコンビジョン「スポーツスターEX 10x25D CF」
ニコンビジョンの「スポーツスターEX 10x25D CF」は、小型で軽量のため携帯に便利です。ニコン独自の光学系によって、明るくシャープな見え味を実現している。コンサート、スポーツ観戦、旅行、バードウォッチングまで幅広く活躍。本体内部に窒素ガスを充填し、アウトドアでも安心の本格的な防水仕様になっています。
出典:ニコンビジョン「スポーツスターEX 10x25D CF」
リコーイメージング「タンクローR 8X21 UCF R」
リコーイメージングの「タンクローR 8X21 UCF R」は手のひらサイズのコンパクトな双眼鏡。マルチコーティングや非球面レンズ、高屈折率ガラスの採用など、高級機に近いスペックで明るい視野が特徴です。外装にはラバーコーティングが施してあり、握りやすく、マルチなシーンで活躍してくれます。
出典:リコーイメージング「タンクローR 8X21 UCF R」
OMデジタルソリューションズ「Trip light 8x21 RC II」
OMデジタルソリューションズの「Trip light 8x21 RC II」は2010年の発売以来、長らく人気の軽量コンパクトな双眼鏡です。倍率は10倍と8倍が展開されており、中でも8倍のモデルがランキング上位に入っています。190gという軽さと折り畳み式という手軽さから旅行や登山といった用途でも邪魔になりません。
出典:OMデジタルソリューションズ「Trip light 8x21 RC II」
ビクセン「コールマン M8X21」
天体望遠鏡や双眼鏡のメーカーであるビクセンがアウトドア用品メーカーのコールマンとコラボして製作した「コールマン M8X21」。倍率は8倍でオールマイティに使える一品です。手のひら大の小型軽量タイプのため、ポケットなどに気軽に入れられます。
出典:ビクセン「コールマン M8X21」
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。ています。
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