1回目からポイント進呈! 今春リニューアルする京王電鉄・西武鉄道のポイントサービスをまとめて紹介
JR東日本をはじめとする、一部の鉄道会社が導入する「乗車ポイントサービス」は、ポイントを積極的にためる行動「ポイ活」ユーザー以外でも、ぜひ始めてほしいお得度の高いサービスだ。理由は、日常的に電車に乗る人ならたまりやすく、事前の登録も、証券口座開設などに比べ簡単だからだ。今回は、2025年4月に従来のサービスをリニューアルする京王電鉄、西武鉄道を中心に、首都圏エリアの私鉄各社の乗車ポイントサービスを紹介しよう。
SuicaやPASMOをウェブ登録するとお得に電車に乗れる。
JR東日本は4月20日まで新規入会キャンペーンも実施中だ
京王電鉄は、事前に「京王アプリ」内で登録したPASMOを使って京王線に乗車すると、一定の条件に応じて「京王トレインポイント」がたまる乗車ポイントサービスを4月1日にリニューアルする。
3月31日までは同一月内に同一区間を5回以上乗車した場合に限り、ポイントを進呈していたが、4月1日以降、大人は乗車区間や回数に関わらず1回の乗車ごとに毎回5%分のポイントを進呈する。
2025年4月1日以降、大人は1回の乗車ごとに一律5%還元する
従来からの変更点として、「モバイルのPASMO利用で3%ポイントアップ」は廃止し、カード・モバイルどちらでもポイント進呈率は同じとなる。JR東日本、東武鉄道、京急電鉄などはカードとモバイルで進呈率に差をつけ、モバイルPASMOを優遇しているため、カード型PASMOユーザーにとってはうれしい変更だ。
あわせて4月1日から、小田急ポイント(小田急電鉄)、トブポマイル(東武鉄道)、SEIBU Smile POINT(西武鉄道)、京急プレミアポイント(京急電鉄)、メトポ(東京メトロ)に続き、京王トレインポイントも、モバイルPASMOからチャージ可能になるため、観光などでたまにしか京王線に乗車しない人でも、京王トレインポイントをためて損なしだ。なお、小学生(小児PASMO)は前年度から変更はなく、乗車ごとに50%還元する。
西武鉄道は、西武グループ共通会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB」に登録(スマイルリンク登録)したPASMOを使い、特定の条件で西武線・西武バスに乗車すると「SEIBU Smile POINT」がたまる乗車ポイントサービスを4月1日に刷新する。
2025年4月に乗車ポイントをリニューアル
4月1日~26年3月31日に実施する25年度の乗車ポイントサービスは、月ごとの乗車回数などさまざまな条件を撤廃。PASMO定期券(通勤・通学・小児)も対象とし、スマイルリンクに登録したPASMOなら1回目の乗車から5ポイントを進呈する。
さらに、「モバイルのPASMO」を利用し、「対象月内に西武線アプリにログインして利用している」場合、ポイント進呈対象の利用1回につき、それぞれ5ポイント・合計10ポイント上乗せする。このため、PASMO定期券は1日最大15ポイント、チャージ残高での利用は乗車1回につき最大15ポイントがもらえる。
たまったSEIBU Smile POINTは1ポイント=1円としてモバイルPASMOにチャージできるので、たまにしか西武線に乗車しない人でも、西武線アプリにモバイルPASMOを登録して乗車するとお得だ。なお、PASMO定期券に関しては、定期券区間内のみの乗車が対象となる。
京浜急行電鉄(京急)は24年4月に開始した、鉄道乗車ポイントサービス(リピートポイント・おでかけポイント)を継続する。従来の回数券に相当する「リピート」のポイント還元率は最大12%(大人が1カ月間に同一運賃区間を24回以上利用した場合)。一方、小学生(小児用PASMO)は、京急線内で1回目の乗車から、1乗車につき1ポイントがもらえる。
京急電鉄「リピートポイント」の
ポイント進呈イメージ
東急電鉄は、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」として、東急線区間の乗車金額(定期券利用を除く)に対して一律3%の「TOKYU POINT」を付与するサービスを24年4月から提供している。他の私鉄とは異なり、対象はPASMOまたはSuica(モバイルSuicaを含む)だが、他社線で下車・乗車した場合、PASMOでの乗車時のみポイント付与の対象となる。
小田急電鉄は「小田急おでかけポイント」、相模鉄道は「相鉄ポイントマイル」、東武鉄道は「トブポマイル(リピートマイル)」の名称で、回数券に相当する方式の乗車ポイントサービスを提供している。ただし、小田急電鉄は同一運賃区間における同一月内の乗車2回目から適用と、適用条件はかなり広い。東京メトロ、JR東日本もまた、従来からの変更はなく、乗車ポイントサービスの先駆者ともいえるJR東日本は、「リピートポイントサービス」「オフピークポイントサービス」「在来線乗車ポイント」の3本立てだ。
登録済みPASMO/Suicaによる乗車でたまるポイントは、
アプリ上でモバイルPASMO/Suicaにチャージできる
(画像は小田急ポイントの場合)
どの鉄道会社においても、ためたポイントは原則1ポイント1円として使える。鉄道会社ごとに条件がまちまちなので分かりにくいが、少しでもお得に電車で移動したい人は、面倒でも事前に各アプリをダウンロードし、対象の私鉄ではPASMO、JR東日本ではSuica、JR西日本ではICOCAなどと、乗車する路線にあわせて使い分けるとよりお得だ。

JR東日本は4月20日まで新規入会キャンペーンも実施中だ
登録済みPASMOの乗車でいつでもお得!
京王トレインポイント/京王電鉄
京王電鉄は、事前に「京王アプリ」内で登録したPASMOを使って京王線に乗車すると、一定の条件に応じて「京王トレインポイント」がたまる乗車ポイントサービスを4月1日にリニューアルする。
3月31日までは同一月内に同一区間を5回以上乗車した場合に限り、ポイントを進呈していたが、4月1日以降、大人は乗車区間や回数に関わらず1回の乗車ごとに毎回5%分のポイントを進呈する。

従来からの変更点として、「モバイルのPASMO利用で3%ポイントアップ」は廃止し、カード・モバイルどちらでもポイント進呈率は同じとなる。JR東日本、東武鉄道、京急電鉄などはカードとモバイルで進呈率に差をつけ、モバイルPASMOを優遇しているため、カード型PASMOユーザーにとってはうれしい変更だ。
あわせて4月1日から、小田急ポイント(小田急電鉄)、トブポマイル(東武鉄道)、SEIBU Smile POINT(西武鉄道)、京急プレミアポイント(京急電鉄)、メトポ(東京メトロ)に続き、京王トレインポイントも、モバイルPASMOからチャージ可能になるため、観光などでたまにしか京王線に乗車しない人でも、京王トレインポイントをためて損なしだ。なお、小学生(小児PASMO)は前年度から変更はなく、乗車ごとに50%還元する。
西武の乗車ポイント(SEIBU Smile POINT)/西武鉄道
西武鉄道は、西武グループ共通会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB」に登録(スマイルリンク登録)したPASMOを使い、特定の条件で西武線・西武バスに乗車すると「SEIBU Smile POINT」がたまる乗車ポイントサービスを4月1日に刷新する。

4月1日~26年3月31日に実施する25年度の乗車ポイントサービスは、月ごとの乗車回数などさまざまな条件を撤廃。PASMO定期券(通勤・通学・小児)も対象とし、スマイルリンクに登録したPASMOなら1回目の乗車から5ポイントを進呈する。
さらに、「モバイルのPASMO」を利用し、「対象月内に西武線アプリにログインして利用している」場合、ポイント進呈対象の利用1回につき、それぞれ5ポイント・合計10ポイント上乗せする。このため、PASMO定期券は1日最大15ポイント、チャージ残高での利用は乗車1回につき最大15ポイントがもらえる。
たまったSEIBU Smile POINTは1ポイント=1円としてモバイルPASMOにチャージできるので、たまにしか西武線に乗車しない人でも、西武線アプリにモバイルPASMOを登録して乗車するとお得だ。なお、PASMO定期券に関しては、定期券区間内のみの乗車が対象となる。
首都圏エリアの他の私鉄各社・JR東日本は変更なし
京浜急行電鉄(京急)は24年4月に開始した、鉄道乗車ポイントサービス(リピートポイント・おでかけポイント)を継続する。従来の回数券に相当する「リピート」のポイント還元率は最大12%(大人が1カ月間に同一運賃区間を24回以上利用した場合)。一方、小学生(小児用PASMO)は、京急線内で1回目の乗車から、1乗車につき1ポイントがもらえる。

ポイント進呈イメージ
東急電鉄は、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」として、東急線区間の乗車金額(定期券利用を除く)に対して一律3%の「TOKYU POINT」を付与するサービスを24年4月から提供している。他の私鉄とは異なり、対象はPASMOまたはSuica(モバイルSuicaを含む)だが、他社線で下車・乗車した場合、PASMOでの乗車時のみポイント付与の対象となる。
小田急電鉄は「小田急おでかけポイント」、相模鉄道は「相鉄ポイントマイル」、東武鉄道は「トブポマイル(リピートマイル)」の名称で、回数券に相当する方式の乗車ポイントサービスを提供している。ただし、小田急電鉄は同一運賃区間における同一月内の乗車2回目から適用と、適用条件はかなり広い。東京メトロ、JR東日本もまた、従来からの変更はなく、乗車ポイントサービスの先駆者ともいえるJR東日本は、「リピートポイントサービス」「オフピークポイントサービス」「在来線乗車ポイント」の3本立てだ。

アプリ上でモバイルPASMO/Suicaにチャージできる
(画像は小田急ポイントの場合)
どの鉄道会社においても、ためたポイントは原則1ポイント1円として使える。鉄道会社ごとに条件がまちまちなので分かりにくいが、少しでもお得に電車で移動したい人は、面倒でも事前に各アプリをダウンロードし、対象の私鉄ではPASMO、JR東日本ではSuica、JR西日本ではICOCAなどと、乗車する路線にあわせて使い分けるとよりお得だ。