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福岡県へワーケーション! 旅先でも普段と変わらぬ仕事環境を整える

【デジタルギアを連れてワーケーションしよう!・2】2月後半、福岡県でワーケーションをしてきました。今回は福岡県の主催企画で豊前市と北九州市の訪問です。八ヶ岳は日中最高気温でも氷点下ですが福岡は(寒気が来ていたとはいえ)5℃程度。もう早春ですね。豊前市は大分との県境にある海沿いの市。唐揚げで有名な大分県中津市のお隣です。昨年も3回訪問していて、ちょこっと地域関係人口創出のお仕事もさせてもらっています。冬の豊前は初めてなので楽しみです。

冬の豊前は初めて

真冬の八ヶ岳から早春の福岡へ

 北九州市は福岡市と並ぶ九州の大都会、百万人都市です。今回は主に小倉と門司を巡りました。小倉は「銀河鉄道999」で有名な松本零士さんの出身地。漫画ミュージアムもあるし、駅前にはメーテルなど松本キャラの銅像が並びます。

 北九州市も豊前市もかつて豊前国だったエリア。豊前市への移住者も北九州市出身が多いようです。北九州市民にとって身近な田舎エリアが豊前市なのかもしれません。
 

豊前市、北九州市のコワーキングスペースでお仕事

 今回のワーケーション旅行では各地域のコワーキングスペースを利用する計画。豊前市では中心地・宇島駅から近い施設「ZigZag」、北九州市では小倉駅前にある「ATOMiCa」を選びました。

 ZigZagは印刷工場を改装したコワーキングスペース。いくつかの企業がサテライトオフィス契約をしているほか、観光協会(豊前観光まちづくり協会)のオフィスも兼ねています。1Fはイベントスペースになっていて交流会や音楽イベントなども開催されるそうです。

 ATOMicaは駅前商業施設に入っている大型コワーキングスペース。すごい賑わいです。僕は東京も含めてあちこちでコワーキングスペースを利用していますが、こんなに賑わっているのは珍しいですね。北九州市ってフリーランスが多い土地柄なのかもしれません。
 

豊前市の古民家図書館にも訪問しました

 豊前市では古民家図書館にも訪問しました。ここは北九州市から豊前市へ移住した起業家が運営している施設。図書館ですが、ワーケーションや地域でのワークショップでも利用されていて、ちょっとしたコワーキングスペースっぽい感じです。
 
豊前市の古民家図書館tsuduri
落ち着いた環境でイベント開催もできる

 訪問した日も和紅茶体験ワークショップをやっていて地域コミュニティの人が参加していました。古民家と和紅茶が雰囲気としてもいい組み合わせ。ZigZagほどオフィスっぽくない、交流・体験型の活動に向いている感じです。

 施設の運営代表とも情報交換というか雑談というか、長い時間お話しすることができました。フォトライターやWeb制作をしながら古民家図書館を運営。無理せず、しなやかに起業している姿が素敵でした。

 素敵な施設と素敵な運営の人だと、集まる人たちも素敵になるみたいです。今回は他にもいろんな施設やお店を巡ったのですが、いずれも施設と集まる人がマッチしていて素敵でした。
 

旅の友はモバイルディスプレイ、外付けキーボード、トラックボール

 今回は数日間移動しながらのワーケーション。途中でコンテンツ制作なども行うので快適な作業環境にこだわって道具を選びました。

 持っていったのは、モバイルディスプレイ、外付けキーボード、トラックボールの3点セット。旅先でじっくり仕事する場合はこのスタイルが多いんです。
 
今回のワーケーションで利用したギア
立て込んでいたので作業効率を重視

モバイルディスプレイでのプレゼンは効果的!

 モバイルディスプレイについては先月号で紹介しているので詳しいレビューは割愛しますが、どこでも2画面利用できるのはやっぱり便利。

 今回はプレゼンでも活躍してくれました。モバイルディスプレイをミラー設定にして相手に向けます。僕は自分のパソコン画面を見ながらのプレゼン。同じ画面を見ながらなのでスムーズに話が進みます。

 質問もあって、ホームページや資料紹介など画面の切り替えが多かったので、2画面が役立ちました。コワーキングスペースでは、ばったり出会った人に自分のビジネスを紹介する機会も多いものです。やっぱりモバイルディスプレイはあると便利ですね。
 

2画面と外付けキーボードで快適作業!

 今回はコンテンツ制作など作業系のお仕事も多い予定。そこで外付けキーボードとトラックボールも持っていくことにしました。これで入力デバイスは家と同じ環境に合わせられます。

 二つのディスプレイを表示してる時って複数の仕事を並行してることが多いんです。つまり、ちょっと俯瞰して見たいんですよね。

 片方で原稿を書きながら、もう片方でチャットツールを確認。そんな時に外付けキーボードがあると画面と体の距離も離れるので両方の画面を俯瞰しやすいんです。

 あと、お恥ずかしい話なんですが、そろそろ老眼が進んでいる年齢なので、画面から少し離れた方が見やすいんですよね。パソコン本体のキーボードを使うんじゃなくて外付けキーボードにすることで画面を遠くから見ることができるのも、うれしい点です。
 
Logicoolの外付けキーボード
丸いキートップが案外指になじみます

外付けキーボードなら複数のパソコンの操作にも便利

 他にも外付けキーボードのメリットがあります。複数のパソコンを利用する場合でも同じキーボードならば操作性を共通化できます。

 僕はMacBook AirとDynabookの2台使い。MacとWindowsの併用です。違うパソコンを使うとキータッチが微妙に変わりますよね。でも外付けキーボードを使えばどちらのパソコンを利用しても同じキーボード操作感。機種やOSが違ってもストレスなく仕事を進められます。

 特にキーボードはいちいちキートップを確認しないで指の感覚で使うギアです。だからこそ機種が変わっても同じ操作感で利用できるのは便利ですよ(とはいえ、例えばコピーがCommand+CとCtrl+Cのように微妙にショートカットキーが違うので戸惑うことはありますけどね)。
 

ワーケーションはスタイルや仕事内容に応じて持ち物を選ぶ

 今回は毎日それぞれのコワーキングスペースでじっくり仕事をするスタイルだったので仕事の効率を優先したセットアップを選びました。

 一方で旅に重きを置いたワーケーションの場合は持っていくギアも変わってきます。鉄道など公共機関を使った旅ではバックパック一つで歩きたいですからね。軽さを重視したい時はノートパソコンだけ、というケースもあります。

 移動時間が多いとそんなに仕事時間も取れないものです。メールの確認やブログの執筆程度ならパソコンだけでできますからね。旅の内容によって持ち物を選ぶのもワーケーションの楽しみのひとつです。(TMR・玉利裕重)

■Profile

玉利裕重(たまさん)
八ヶ岳南麓のひとり法人(合同会社TMR)代表。外資系IT企業からのんびり田舎暮らしへ。小淵沢で小さなコワーキングスペース「ヤツクルベース」の開業準備中です。「田舎でのんびり起業」を目指すビジネスコミュニティ「ヤツビジ」も運営中。お問合せ・ご相談はこちらのメールへどうぞ( contact@tmr-llc.jp )
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