シェアサイクルを比較! HELLO CYCLINGなど4社の料金・エリア・サービス内容について
シェアサイクルは、いつでも誰でも自転車をレンタルして、好きなときに返却できるサービスです。さまざまな事業者がシェアサイクルを提供していますが、対応エリアや料金プラン、サービス内容にそれぞれ違いがあります。近年では「HELLO CYCLING」をはじめ、対応エリアを拡大しているシェアサイクリングサービスも増えており、比較検討しやすくなっています。
この記事では、各シェアサイクルの比較やサービス内容について解説しています。シーンごとにどのサービスを選べばいいか具体的に解説していますので参考にしてください。
※本記事の内容は2025年3月7日時点の情報に基づきます。最新情報は公式サイトやアプリでご確認ください。
シェアサイクルのイメージ
シェアサイクルはまだ比較的新しいサービスなので、抵抗感を抱く方も多いでしょう。しかし、実際には次のような社会的課題を解決するため、国土交通省もシェアサイクル普及を推進している現状です。
・生活利便性の向上
・地域の活性化
・環境負荷の低減
・災害時の交通維持
例えば、岡山県岡山市ではシェアサイクルを利用した90%の人が乗り換えなどの利便性向上を感じたと回答しています。特に、都心部に住んでおり、自家用車や電動アシスト自転車などを持つゆとりがない方には便利なサービスだといえるでしょう。
シェアサイクルは、スマートフォンに専用アプリをインストールすれば誰でも簡単に利用を始められます。自転車を借りる場所や返却ポートの設定、目的地までのナビゲーションなどはすべてアプリ内で完結。あらかじめクレジットカードやPayPayなどの決済方法を登録しておけば、料金の支払いもスマートです。
参考までに、筆者が実際に「LUUP」を利用したときの流れをまとめました。
1.アプリを開く
2.地図から車両のあるポートを検索する
3.自転車のコードをアプリで読み取る
4.地図から返却先のポートを検索する
5.利用開始する
6.到着したら自転車の写真を撮影する
7.料金が表示される
筆者の場合、1~2kmほどの距離を利用しますが、およそ1回あたり100~200円程度の料金になるケースが多いです。なお、一部のエリアでは料金体系は異なります。また、2025年4月4日から50円未満のライド料金に関する計算方法が変わります。
シェアサイクリングは現状一部のエリアのみですが、対象エリアは拡大中です。その最たる例が、OpenStreetが提供する国内最大級のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」です。
「HELLO CYCLING」の会員数は400万人を突破
HELLO CYCLINGは2016年からサービスを開始し、2024年11月には会員登録数は400万人を突破しました。現在は26の都道府県、全国9,800カ所にポートを設置しています。首都圏、関西圏に加え、北海道や九州、四国などでも一部エリアでサービスを提供中です。今後もHELLO CYCLINGのように、エリアを拡張していくシェアサイクルサービスは増えていくでしょう。そのうち、シェアサイクルがより身近な存在になるかもしれません。
シェアサイクルはサービスによって対応エリアだけでなく、料金体系や利用できる自転車などが異なります。そこでHELLO CYCLINGをはじめとするシェアサイクル4サービスを比較しました。なお、HELLO CYCLINGは2025年4月1日の料金改定後、他は2025年1月時点の金額です。
主要シェアサイクルの料金・サービス比較
それぞれのサービス内容についてそれぞれ解説していきます。
HELLO CYCLINGは、幅広いエリアに対応しており、扱いやすいのが特徴です。提供元はソフトバンク系列の会社で、ダイチャリをはじめ幅広いシェアサイクル事業者が参画しているため、日本全国での展開が可能となっています。
アプリの利便性が高く、ポートの空き数や自転車の種類だけでなく、バッテリ残量までわかります。搭乗できる自転車はすべて電動アシスト機能付きですが、一部エリアではスポーツタイプの自転車・チャイルドシート付きの自転車も用意しています。1人がアカウント登録すれば最大4台まで搭乗できるので、家族や友人でのグループ利用もしやすいでしょう。
またHELLO CYCLINGは、2024年7月から、事前に登録すると、利用に応じてJRE POINTが貯まるようになりました。税込100円の支払いごとに1ポイント貯まり、ためたJRE POINTはSuicaへのチャージやJR東日本の駅ビルでの買い物などに使えます。JRE POINTを貯めている方は、HELLO CYCLINGも活用しましょう。
HELLO CYCLINGの利用でJRE POINTが貯まる
LUUPは対応エリアこそ若干狭いですが、エリア内のポートの多さが魅力です。ポート数が多ければ、よりこまめに自転車を借りたり返したりできるので、対応エリアなら便利なサービスだといえるでしょう。
筆者が住んでいる大阪市内では、数百メートルおきにポートが設置されています。都心なので返却場所が埋まっていることも多いのですが、ポート数が多いのでそこまでストレスは感じません。ポートがスーパーの前や駅の近くなど、絶妙な場所に設置されているのも特徴です。
他にも、電動キックボードを提供しているのはLUUPだけ。自転車と違い、初回利用前に簡単な講習を受ける必要がありますが、料金は変わらずよりスピーディーに移動できます。
ドコモ・バイクシェアは、定期的に自転車を利用したい方に向いています。料金プランの豊富さが魅力で、1日・1カ月など好きなスパンでレンタルできるのが特徴です。例えば、通勤や観光で使いたい場合などには便利なサービスだといえるでしょう。
アプリに登録しなくても、交通系ICカードやおサイフケータイなどがあれば決済できるのも特徴です。他のサービスとは異なり、アプリ必須ではありません。
Charichariは、電動アシスト機能が不要な方に最適です。2018年に当初「メルチャリ」として九州の福岡でスタートしたサービスで、2021年4月に「チャリチャリ」に改称。電動アシストなしで割安料金の自転車を選べます。
他社のレンタサイクルサービスは、30分300円程度が相場ですが、Charichariの電動アシストなしなら180円程度に抑えられます。特に、移動する場所が平坦だったり距離が短かったりする場合はお得に利用できるでしょう。
ただし、他のサービスと異なり、対応エリアは東京や九州の一部、愛知県(名古屋周辺)のみと狭めです。
エリア内で提供しているサービスを確認したら、次は目的に合わせてどのシェアサイクルを利用するか選択していきましょう。利用シーンに応じてそれぞれ詳しく解説します。
たまに買い物などで利用するくらいなら、とにかく料金の安いサービスを選ぶのがよいでしょう。買い物だと、1~2kmほどの距離で15分から20分ほどの利用になるケースが多いためです。なお、目的地にシェアサイクルのポートがない場合、返却できないため利用していない時間も料金が発生します。
会社員の通勤、学生の通学などで利用したいなら、1カ月単位で利用できるサービスがおすすめです。都度課金のシェアサイクルは1回乗るごとに料金が発生するため、毎日利用していると想像以上に料金が高くなるからです。ただし、月額プランを提供しているシェアサイクルサービスは限られており、借りたスポットから、目的地となる駅や施設のスポットまでの所要時間が30分以内ならドコモバイクシェア、30分以上かかるなら乗り放題のLUUPを選ぶのがよいでしょう。
観光などで1日だけ利用したい場合、デイプランのあるシェアサイクルを選びましょう。デイプランは一見割高に見えますが、何度も自転車を借りることを考えるとスポット利用よりもお得です。
加えて、借りるたびにポートに返却する必要がありません。したがって、ポートのことを気にすることなく、好きな目的地の店舗や観光地でゆっくり時間を過ごせます。デイプランのあるサービスは、HELLO CYCLING(25年3月31日まで12時間1800円/4月1日以降2500円)とドコモ・バイクシェア(1527円)のみで、HELLO CYCLINGのほうが対応エリアは広いです。一方、両方エリア内にサービス展開しているのであれば、料金の安いドコモ・バイクシェアを選ぶのがよいでしょう。
・好きなときに好きなだけ使える
・自転車の購入や維持のコストを抑えられる
それぞれ詳しく解説します。
シェアサイクルは、返却に手間がかからないので気兼ねなく使えます。ポートは随所に設置されており、目的地近くのポートであればどこに返却しても問題ありません。
レンタサイクルとは異なり、借りた場所まで戻る必要がないため、往復以外でも利用できて自由度が高いといえるでしょう。例えば、行きはシェアサイクルで向かい、そこで返却して、荷物が増えた帰りには電車やバスで帰るという選択肢も取れます。
筆者は都心に住んでおり、目的地が電車やバスを利用するには微妙な距離にある場合、シェアサイクルを活用しています。
自転車をあまり使わず、買うのはもったいないという人もシェアサイクルが向いているでしょう。自転車を購入するにはお金がかかり、電動アシスト付きだと価格は5万以上と高額です。たまにしか使わないのに、もったいないと感じてしまう方も多いでしょう。
たとえ安い自転車を購入しても、保管場所が必要で、駐輪場代がかかるケースもあります。都心部だと、そもそも駐輪場を確保できないケースもあります。自転車を1週間に1~2回程度しか使わない場合はシェアサイクルのほうが安いですし、盗難や破損のリスクも減らせます。
・アプリの登録が必須
・借りる際は自転車、返却時はシェアスポットに空きが必要
いざ利用する際にあわてないよう、欠点も理解しておきましょう。
シェアサイクルサービスは、自転車のコードを読み取ることで、運営が利用履歴を把握したり料金を計算したりする仕組みになっています。したがって、ほとんどの場合アプリの登録が必須です。スマホの操作に慣れていない方は、搭乗や返却に手間取ってしまう可能性もあるでしょう。
とはいえ、アプリの操作自体は簡単なので、最初は戸惑うかもしれませんが何回か利用するうちに慣れてきます。なかには、HELLO CYCLINGのように1人登録すれば他の人は登録不要のサービスもあるため、うまく活用しましょう。
シェアサイクルを利用する際、空きスペースがなくストレスを感じる可能性があります。自転車の返却は任意のポートから選べますが、返却したいポートがいっぱいだと返却できません。
遠い別のポートまで遠回りしなければならないケースもあり、ストレスを感じる可能性もあるでしょう。特に、東京や大阪などの都心部では利用者が多いうえにポートが狭いため、満車(返却不可)になりやすいです。
他にも、LUUPの場合、自転車に乗りたいのに電動キックボードしかないなど、自分の乗りたい車種を自由に選べない可能性も考えられます。とはいえ、アプリ内ではポートにある車両の情報や空き状況などがわかるので、あらかじめ調べておくと安心です。
まずは、対応エリアを確認しましょう。シェアサイクルはまだ日本全国津々浦々まで利用できるわけではなく、エリアによって利用できるサービスが異なるためです。次に、料金の高さや料金プラン、自転車の種類などから好みのサービスを比較していきましょう。
この記事では、各シェアサイクルの比較やサービス内容について解説しています。シーンごとにどのサービスを選べばいいか具体的に解説していますので参考にしてください。
※本記事の内容は2025年3月7日時点の情報に基づきます。最新情報は公式サイトやアプリでご確認ください。

そもそもシェアサイクルとは?
シェアサイクルとは、誰でも気軽に自転車などをレンタルできるサービスです。対応エリア内には複数の貸し出し・返却地点(ポート)が設置されており、どのポートでも自転車を借りたり返したりできます。シェアサイクルはまだ比較的新しいサービスなので、抵抗感を抱く方も多いでしょう。しかし、実際には次のような社会的課題を解決するため、国土交通省もシェアサイクル普及を推進している現状です。
・生活利便性の向上
・地域の活性化
・環境負荷の低減
・災害時の交通維持
例えば、岡山県岡山市ではシェアサイクルを利用した90%の人が乗り換えなどの利便性向上を感じたと回答しています。特に、都心部に住んでおり、自家用車や電動アシスト自転車などを持つゆとりがない方には便利なサービスだといえるでしょう。
シェアサイクルの使い方は簡単
シェアサイクルは、スマートフォンに専用アプリをインストールすれば誰でも簡単に利用を始められます。自転車を借りる場所や返却ポートの設定、目的地までのナビゲーションなどはすべてアプリ内で完結。あらかじめクレジットカードやPayPayなどの決済方法を登録しておけば、料金の支払いもスマートです。
参考までに、筆者が実際に「LUUP」を利用したときの流れをまとめました。
1.アプリを開く
2.地図から車両のあるポートを検索する
3.自転車のコードをアプリで読み取る
4.地図から返却先のポートを検索する
5.利用開始する
6.到着したら自転車の写真を撮影する
7.料金が表示される
筆者の場合、1~2kmほどの距離を利用しますが、およそ1回あたり100~200円程度の料金になるケースが多いです。なお、一部のエリアでは料金体系は異なります。また、2025年4月4日から50円未満のライド料金に関する計算方法が変わります。
シェアサイクルの対応エリアは随時拡大中
シェアサイクリングは現状一部のエリアのみですが、対象エリアは拡大中です。その最たる例が、OpenStreetが提供する国内最大級のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」です。

HELLO CYCLINGは2016年からサービスを開始し、2024年11月には会員登録数は400万人を突破しました。現在は26の都道府県、全国9,800カ所にポートを設置しています。首都圏、関西圏に加え、北海道や九州、四国などでも一部エリアでサービスを提供中です。今後もHELLO CYCLINGのように、エリアを拡張していくシェアサイクルサービスは増えていくでしょう。そのうち、シェアサイクルがより身近な存在になるかもしれません。
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シェアサイクルの料金・エリア・サービス内容を比較
シェアサイクルはサービスによって対応エリアだけでなく、料金体系や利用できる自転車などが異なります。そこでHELLO CYCLINGをはじめとするシェアサイクル4サービスを比較しました。なお、HELLO CYCLINGは2025年4月1日の料金改定後、他は2025年1月時点の金額です。

それぞれのサービス内容についてそれぞれ解説していきます。
HELLO CYCLINGは対応エリアが幅広くポイントも貯まる
HELLO CYCLINGは、幅広いエリアに対応しており、扱いやすいのが特徴です。提供元はソフトバンク系列の会社で、ダイチャリをはじめ幅広いシェアサイクル事業者が参画しているため、日本全国での展開が可能となっています。
アプリの利便性が高く、ポートの空き数や自転車の種類だけでなく、バッテリ残量までわかります。搭乗できる自転車はすべて電動アシスト機能付きですが、一部エリアではスポーツタイプの自転車・チャイルドシート付きの自転車も用意しています。1人がアカウント登録すれば最大4台まで搭乗できるので、家族や友人でのグループ利用もしやすいでしょう。

またHELLO CYCLINGは、2024年7月から、事前に登録すると、利用に応じてJRE POINTが貯まるようになりました。税込100円の支払いごとに1ポイント貯まり、ためたJRE POINTはSuicaへのチャージやJR東日本の駅ビルでの買い物などに使えます。JRE POINTを貯めている方は、HELLO CYCLINGも活用しましょう。

LUUPはポートが多くて返却もしやすい
LUUPは対応エリアこそ若干狭いですが、エリア内のポートの多さが魅力です。ポート数が多ければ、よりこまめに自転車を借りたり返したりできるので、対応エリアなら便利なサービスだといえるでしょう。

筆者が住んでいる大阪市内では、数百メートルおきにポートが設置されています。都心なので返却場所が埋まっていることも多いのですが、ポート数が多いのでそこまでストレスは感じません。ポートがスーパーの前や駅の近くなど、絶妙な場所に設置されているのも特徴です。
他にも、電動キックボードを提供しているのはLUUPだけ。自転車と違い、初回利用前に簡単な講習を受ける必要がありますが、料金は変わらずよりスピーディーに移動できます。
ドコモ・バイクシェアは料金プランが豊富
ドコモ・バイクシェアは、定期的に自転車を利用したい方に向いています。料金プランの豊富さが魅力で、1日・1カ月など好きなスパンでレンタルできるのが特徴です。例えば、通勤や観光で使いたい場合などには便利なサービスだといえるでしょう。
アプリに登録しなくても、交通系ICカードやおサイフケータイなどがあれば決済できるのも特徴です。他のサービスとは異なり、アプリ必須ではありません。

Charichariは2種類の自転車を選べる
Charichariは、電動アシスト機能が不要な方に最適です。2018年に当初「メルチャリ」として九州の福岡でスタートしたサービスで、2021年4月に「チャリチャリ」に改称。電動アシストなしで割安料金の自転車を選べます。
他社のレンタサイクルサービスは、30分300円程度が相場ですが、Charichariの電動アシストなしなら180円程度に抑えられます。特に、移動する場所が平坦だったり距離が短かったりする場合はお得に利用できるでしょう。
ただし、他のサービスと異なり、対応エリアは東京や九州の一部、愛知県(名古屋周辺)のみと狭めです。

シェアサイクルを比較しながら選ぶ方法
シェアサイクルを選ぶ際は、まず提供エリアを確認しましょう。たとえサービス内容が優れていても、エリア外では利用できないためです。
エリア内で提供しているサービスを確認したら、次は目的に合わせてどのシェアサイクルを利用するか選択していきましょう。利用シーンに応じてそれぞれ詳しく解説します。
たまに買い物などに利用したい場合
たまに買い物などで利用するくらいなら、とにかく料金の安いサービスを選ぶのがよいでしょう。買い物だと、1~2kmほどの距離で15分から20分ほどの利用になるケースが多いためです。なお、目的地にシェアサイクルのポートがない場合、返却できないため利用していない時間も料金が発生します。
通勤・通学で毎日利用したい場合
会社員の通勤、学生の通学などで利用したいなら、1カ月単位で利用できるサービスがおすすめです。都度課金のシェアサイクルは1回乗るごとに料金が発生するため、毎日利用していると想像以上に料金が高くなるからです。ただし、月額プランを提供しているシェアサイクルサービスは限られており、借りたスポットから、目的地となる駅や施設のスポットまでの所要時間が30分以内ならドコモバイクシェア、30分以上かかるなら乗り放題のLUUPを選ぶのがよいでしょう。
観光などで利用したい場合
観光などで1日だけ利用したい場合、デイプランのあるシェアサイクルを選びましょう。デイプランは一見割高に見えますが、何度も自転車を借りることを考えるとスポット利用よりもお得です。
加えて、借りるたびにポートに返却する必要がありません。したがって、ポートのことを気にすることなく、好きな目的地の店舗や観光地でゆっくり時間を過ごせます。デイプランのあるサービスは、HELLO CYCLING(25年3月31日まで12時間1800円/4月1日以降2500円)とドコモ・バイクシェア(1527円)のみで、HELLO CYCLINGのほうが対応エリアは広いです。一方、両方エリア内にサービス展開しているのであれば、料金の安いドコモ・バイクシェアを選ぶのがよいでしょう。
シェアサイクルを利用するメリット
シェアサイクルは便利なサービスですが、具体的にどのような場面で役立つのでしょうか。シェアサイクルを利用するメリットを具体的に2つ紹介します。・好きなときに好きなだけ使える
・自転車の購入や維持のコストを抑えられる
それぞれ詳しく解説します。
好きなときに好きなだけ使える
シェアサイクルは、返却に手間がかからないので気兼ねなく使えます。ポートは随所に設置されており、目的地近くのポートであればどこに返却しても問題ありません。
レンタサイクルとは異なり、借りた場所まで戻る必要がないため、往復以外でも利用できて自由度が高いといえるでしょう。例えば、行きはシェアサイクルで向かい、そこで返却して、荷物が増えた帰りには電車やバスで帰るという選択肢も取れます。
筆者は都心に住んでおり、目的地が電車やバスを利用するには微妙な距離にある場合、シェアサイクルを活用しています。
自転車の購入や維持のコストを抑えられる
自転車をあまり使わず、買うのはもったいないという人もシェアサイクルが向いているでしょう。自転車を購入するにはお金がかかり、電動アシスト付きだと価格は5万以上と高額です。たまにしか使わないのに、もったいないと感じてしまう方も多いでしょう。
たとえ安い自転車を購入しても、保管場所が必要で、駐輪場代がかかるケースもあります。都心部だと、そもそも駐輪場を確保できないケースもあります。自転車を1週間に1~2回程度しか使わない場合はシェアサイクルのほうが安いですし、盗難や破損のリスクも減らせます。
シェアサイクルを利用するデメリット
シェアサイクルは便利な反面、実際に利用してみると次のようなデメリットがあります。・アプリの登録が必須
・借りる際は自転車、返却時はシェアスポットに空きが必要
いざ利用する際にあわてないよう、欠点も理解しておきましょう。
スマホアプリの登録が必須
シェアサイクルサービスは、自転車のコードを読み取ることで、運営が利用履歴を把握したり料金を計算したりする仕組みになっています。したがって、ほとんどの場合アプリの登録が必須です。スマホの操作に慣れていない方は、搭乗や返却に手間取ってしまう可能性もあるでしょう。
とはいえ、アプリの操作自体は簡単なので、最初は戸惑うかもしれませんが何回か利用するうちに慣れてきます。なかには、HELLO CYCLINGのように1人登録すれば他の人は登録不要のサービスもあるため、うまく活用しましょう。
スペースに空きがなければ返却できない
シェアサイクルを利用する際、空きスペースがなくストレスを感じる可能性があります。自転車の返却は任意のポートから選べますが、返却したいポートがいっぱいだと返却できません。
遠い別のポートまで遠回りしなければならないケースもあり、ストレスを感じる可能性もあるでしょう。特に、東京や大阪などの都心部では利用者が多いうえにポートが狭いため、満車(返却不可)になりやすいです。
他にも、LUUPの場合、自転車に乗りたいのに電動キックボードしかないなど、自分の乗りたい車種を自由に選べない可能性も考えられます。とはいえ、アプリ内ではポートにある車両の情報や空き状況などがわかるので、あらかじめ調べておくと安心です。
シェアサイクルでは対応エリアや料金を比較しよう
シェアサイクルは、アプリなどから気軽に自転車を借りて、好きな場所に返却できる便利なサービスです。どのサービスも同じに見えるかもしれませんが、提供エリアや料金プラン、借りられる自転車の種類などはサービスによって異なります。まずは、対応エリアを確認しましょう。シェアサイクルはまだ日本全国津々浦々まで利用できるわけではなく、エリアによって利用できるサービスが異なるためです。次に、料金の高さや料金プラン、自転車の種類などから好みのサービスを比較していきましょう。