日本アーティストは2月28日、国際的なピアニストであるマルティン・ガルシア・ガルシア氏の2025年日本公演の詳細を発表した。

国際的に最も優れたピアニストの一人

　マルティン・ガルシア・ガルシア氏は、国際的にもっとも優れたピアニストの一人であり、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの主要なコンサートホールでの演奏経験を有し、高く評価されている。
 
　日本での人気も高く、来日公演は22年の初来日以来、すでに8回を数える。また、NHK-BSで放送された「街角ピアノスペシャル『ガルシア・ガルシア 日本を行く』」では、明るく朗らかな人柄や日本好きな一面、深い音楽へのリスペクトがSNSで話題となった。

　25年の日本公演は、春（2公演）と秋（7公演）に分けて行われるリサイタルに加えて、日本では初となる登大路ホテル奈良（奈良県奈良市）でのスペシャルプログラムのディナーコンサートも開催される。

　さらに、5月にはリストの協奏曲を東京交響楽団（指揮は沼尻竜典氏）と、10月にはショパンのピアノ協奏曲第1番を山形交響楽団（指揮は原田慶太楼氏）とともに披露する。

　なお、これら2曲はガルシア氏にとっては日本初披露となる。また11月には、ガルシア氏の母国であるスペインADDA交響楽団初の来日公演において共演が実現し、同氏が21年ショパン国際ピアノコンクールで協奏曲賞を受賞した、ピアノ協奏曲第2番を披露する。

　春公演としては、上記の東京交響楽団 第730回 定期演奏会（5月24日、サントリーホール）への出演に加えて、「マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル 春」が5月26日に福岡市民ホールの大ホール、5月31日に倉敷市芸文館のホールにて、「マルティン・ガルシア・ガルシア in 登大路ホテル奈良 コンサート＆ディナー」が6月1日に登大路ホテル奈良にて行われる。

　秋公演としては、上記の山形交響楽団 第328回 定期演奏会（10月18日、山形テルサホール）への出演、スペインADDA交響楽団 来日公演への出演（東京/サントリーホール：11月6日、大阪/ザ・シンフォニーホール：11月8日）に加えて、「マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノ・リサイタル 秋」が10月21日に音更町文化センターの大ホール、10月22日に札幌コンサートホールKitaraの大ホール、10月25日に三原市芸術文化センターのポポロ、10月26日に西条市総合文化会館、10月31日に金沢市文化ホール、11月1日に海老名市文化会館、11月2日に長岡リリックホールにて開催される。