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おいしさと栄養バランスの両立へ、手軽に楽しめる「タニタカフェ at OFFICE」提供開始

販売戦略

2025/02/05 11:00

 タニタは、「こころの健康づくり」をテーマにしたコンセプトカフェ「タニタカフェ」の食事をオフィスで手軽に楽しむことができる法人向けの置き社食サービス「タニタカフェ at OFFICE」を提供する。冷凍食品を自由に選ぶことができ、導入企業における従業員の健康づくりをバックアップ。関東1都7県を対象に専用サイトで申し込み受け付けを開始し、今年9月から全国に展開する。導入企業として、初年度に100社を見込んでいる。

タニタが置き社食サービスを開始

タニタの管理栄養士によるオリジナルレシピ提供も

 タニタカフェ at OFFICEは、初期導入費が6万円(税別)、月額利用料金が4万5000円(同)で、商品代金が別途必要となる。導入企業は、専用の冷凍庫と電子レンジを用意するだけでサービスが利用でき、従業員への福利厚生につながる。

 さらに1カ月に1回、タニタの管理栄養士が従業員に向けて健康に関するコラムとオリジナルレシピを提供。「健康ポイント」を付与する仕組み(オプション)も設け、企業の健康経営を支える。

 少子高齢化による生産人口の減少と、コロナ禍の収束に伴うオフィス回帰の動きが進行する中、企業の福利厚生の重要度が高まっている。タニタによれば、ビジネスパーソンはおいしくて栄養バランスが取れた食事を望んでいるが、価格や喫食時間の短縮を優先しており、理想と現実が乖離している現状だという。

 そこで、おいしく栄養バランスの取れた食事を手軽に楽しむことができるタニタカフェ at OFFICEを提供。冷凍された食事メニューを電子レンジで解凍して食べる形態のため、提供時間を選ばず、保管や管理も容易だ。ランチだけでなく、朝食や夜食、家に持ち帰っての食事としても活用できる。

 谷田千里社長は、「健康的に食事をとることは難しくないと訴えていきたい。多様な食事のニーズに対応していく」としている。
 
谷田千里社長

まずは8種類のメニュー

 提供開始時のメニューは、「『噛む』サーモンと雑穀のショートパスタ 豆乳トマトソース(289kcal、野菜量127g)」「『噛む』チキンと雑穀のショートパスタ 豆乳カルボナーラソース(372kcal、野菜量125g)」「「トマト仕立てのピリ辛スパイスカレー(480kcal、野菜量126g)「かぼちゃとベーコンのとろーり豆乳ポタージュ(221kcal、野菜量81g)」「大豆ミートとレモンのジンジャースープ(111kcal、野菜量86g)」「チーズ香る鶏肉とお豆のチリトマトスープ(190kcal、野菜量101g)」。どれもカロリー控えめで、必要な野菜がとれるようになっている。

 加えて、デザートとして「ベイクドチーズケーキ(198kcal)」「ガトーショコラ(184kcal)」を用意し、まずは計8メニューを提供。今後、期間限定メニューなども追加していく予定だ。
 
提供開始時のメニュー

 タニタでは、「食事」「運動」「休養」をバランスよくとって「はかる」ことで体の変化をチェックする健康サイクルの実践が、健康づくりで重要であると捉えている。中でも、食事は重要な要素と判断しており、今回のサービスを通じてオフィスで働く人の体調管理や健康習慣をサポートする意向。

 谷田社長は、「健康経営を意識しているが、まだ実現できていない中小企業やスタートアップを中心にアプローチをかけていく」方針を示す。2030年度には、1000社への導入を目指している。(BCN・佐相彰彦)
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