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冬の電気代を気にして我慢する家電は1位「エアコン」、2位「照明」

暮らし

2025/01/30 17:30

 本格的な寒さが到来。寒さも相まって、エアコンやヒーターなどの電気使用量も増加し、電気代の負担が増す冬となっている。高騰が懸念される昨今、節電は生活のなかでさらに重要になっている。そこで、パナソニックでは全国の20代から60代の男女を対象に、冬のあかりと節電に関する意識調査を実施した。

冬のあかりと節電に関する意識調査を実施

実は1日の電力消費割合で4位の「照明器具」

 まず、現在の電気代について「高い」と感じているかどうかを聞いたところ、「かなり感じる」と「少し感じる」を合わせると92.4%に達し、大多数の人が電気代が高いと感じていることがわかった。
 
現在の電気代について「高い」と感じているか

 次に、普段の生活のなかで節電を意識するかどうかを聞いたところ、「かなり意識する」「少し意識する」を合わせると87.3%と、9割近くの人が普段から節電を意識していることがわかった。

 そんななか、電気代を気にして家電の使用を我慢したことがあるかどうかを聞いたところ、「かなりある」「少しある」を合わせると57.1%の人が家電の使用を我慢したことがあると回答した。実際に使用を我慢したことがある家電を聞くと、「エアコン」が77.9%と1位、次いで「照明器具」が47.5%という結果になった。快適な室温にしてくれるエアコンと、日常生活では欠かせない照明の使用を我慢することが上位に入っており、生活の基盤となる家電までも電気代のためには我慢せざるを得ないようだ。
 
電気代を気にして家電の使用を我慢したことがあるかどうか
 
使用を我慢したことがある家電

 そして、電気代を気にしながらも、部屋のあかりをつけっぱなしにして外出してしまった経験がある人は、「かなりある」「少しある」を合わせて36.0%と、3人に1人がつけっぱなしで外出してしまった経験があるという結果に。節電意識はあるものの、実際は外出時のあわただしさで消し忘れてしまうこともあることがわかった。
 
部屋のあかりをつけっぱなしにして外出してしまった経験

 消費電力が最も大きいと思われる家電を聞いたところ、1位は58.1%でエアコン、2位は18.1%で冷蔵庫、3位は5.8%で電子レンジという結果となった。一方、わずか1.8%の回答となった照明器具は、実際には電力消費割合の約9.3%(冬季)を占め第4位となっている。部屋の数だけ設置されていて、在宅時は使用時間も長くなることで意外にも消費電力が大きいことがわかる。
 
消費電力が最も大きいと思われる家電

 照明が占める消費電力の割合は意外にも高いことがわかったが、冬は夏と比べて部屋の照明をつける時間が増えるかどうかを聞いたところ、「かなり増える」「少し増える」を合わせると79.9%の人が照明をつける時間が長くなると回答した。どのくらい照明をつける時間が長くなるかを聞いたところ、「2時間~4時間未満」が42.1%、「4時間以上」が11.7%となり、2時間以上増える人が53.8%と半数を超える結果となった。やはり日照時間が短くなるのにともない、照明をつける時間は長くなってしまうようだ。
 
冬は夏と比べて部屋の照明をつける時間が増えるか
 
どのくらい照明をつける時間が長くなるか

 今回の調査結果から、節電を意識するあまり寒い冬場でもエアコンの使用を控え、多少部屋が暗くても照明をつけずに生活するなど、家電の使用を我慢する人が多いことがわかった。なかでもエアコン、冷蔵庫、照明器具は家庭内の消費電力の約5割を占めることから、電気代を削減するにはまずはこの3つの節電を心掛けることが必要といえる。