富士通クライアントコンピューティング（FCCL）は1月16日、都内で記者会見を開催し、FMVブランドをリニューアルすると発表した。リニューアルに伴って、若い世代に向けた新製品「FMV Note C」の提供を1月17日に開始する。

時代の流れを受けてリニューアル

　FMVは1993年の誕生以来、約30年間、ITの進化や市場の変化に対応したブランド。FCCLは、国内での企画・開発・製造・サポートに至る強みを生かしてFMVシリーズ製品を提供してきた。

　記者会見で大隈健史社長は「コロナ禍を経て、社会を取り巻く環境はオンライン化をはじめとして大きく変化している。また、PCが暮らしや働き方に欠かせないツールへと進化したと判断している。時代の流れを受けて、FMVも変わらなければならない。そこで、ブランドをリニューアルすることになった」と説明。新たなブランドロゴは明瞭にFMVの3文字を示す均整のとれたデザインに刷新し、ブランドのテーマカラーを白と黒に設定している。
 
　新しいFMVのコンセプトは「シンプルでわかりやすいこと」「時代にあった価値観であること」「日本の暮らしを応援すること」の三つという。大隈社長は、「新しいFMVは、お客様の暮らしを快適にするよう応援し、新しい時代に応えていく」とアピールした。
 

若い世代の価値観のフォーカス

　リニューアルの象徴となるFMV Note Cは、若い世代の価値観にフォーカスし、デザインやアプリケーション、ユーザーエクスペリエンスを見直した。
 
　外観デザインは余計なノイズとなる要素を徹底的にそぎ落とし、シンプルに造形。PCを立ち上げるたびに気分が上がるよう、バイカラーデザインを採用した。使用場所を選ばないファンレスの静音性、時間を効率的に使うためのAI機能を搭載したオリジナルアプリも搭載している。

　なお記者会見には、FMV Note Cの発売に伴って1月18日から順次公開する、がんばる大学生の本音や葛藤を描いた全9話のTikTokミュージックドラマ「うぇいだけが青春ですか？」の主演に抜擢された俳優の八木莉可子さんが登壇し、トークセッションも行われた。（BCN・佐相彰彦）