大型ホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」を運営するアークランズは12月13日、食品スーパー「ロピア」を運営するロピアと、両社の食品事業拡大を目的に業務提携すると発表した。まずは2025年春に、新潟県新潟市にアークランズ運営のロピア1号店「ロピア ムサシ新潟店」をオープンする予定。

「ムサシ」「ビバホーム」新店舗への出店優先権をロピアが獲得

　ロピアをフランチャイザー、アークランズをフランチャイジーとするフランチャイズチェーン加盟契約を締結し、アークランズはロピアから食品スーパーマーケットの営業ノウハウの提供を受け、順次店舗を拡大していき、新潟県・富山県・石川県の3県で10年後に1000億円の売り上げを目指す。なお、アークランズ運営のロピアは25年以降、3年間で10店舗の出店を計画する。

　現在、アークランズが展開するホームセンター「ビバホーム」内に「ロピア」は計5店舗を出店しており、ロピアは、今後アークランズが新規開業する「ムサシ」「ビバホーム」施設内への出店優先権を獲得し店舗網の拡大を図る。
 
　具体的には、25年春にロピア ビバホーム吹田千里丘店（大阪府吹田市）、ロピア ムサシ姫路店（兵庫県姫路市）、ロピア ビバホーム清田羊ケ丘通店（北海道札幌市）、25年中にロピア ビバホーム茨木目垣店（大阪府茨木市）の出店が決定済み。

　ホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」は、「一店舗巨大主義」を掲げ、資材館、生活雑貨、インテリア・家電、ガーデン、ペットで構成する広大な売り場で、品目ごとに必要なものが全てがそろう「専門店の集合体」を目指した店づくりを進めている。今回の業務提携によって、北陸エリアのマーケットを熟知しているアークランズがロピアから営業指導やオリジナル商品の提供を受け、「住」の専門店であるホームセンター内で「食」の専門店である「ロピア」を展開することにより、地域の顧客のニーズに合わせた「住」×「食」のワンストップショッピングを実現する。