【記者のひとこと】地銀共同利用グループを集約

コラム

2024/10/17 10:00

 地方銀行は基幹システムを共同利用しているケースが多く、IBMメインフレームのユーザーだけに限ってもめぶきフィナンシャルグループ(FG)や山口FGなどから構成される「Chance」、山形銀行や琉球銀行などから構成される「じゅうだん会」、ふくおかFGなどからなる「Flight21」など複数の共同利用グループが存在します。

 日本IBMでは基幹システムの効率化、簡素化を主眼に置いて、複数ある共同利用グループを集約するための新しいプラットフォームづくりを三菱UFJ銀行とインターネットイニシアティブ(IIJ)と協業して実現していくと10月1日に発表しました。

 銀行業務の中枢の勘定系を稼働させるメインフレーム部分は三菱UFJ銀行が担い、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)など外部決済ネットワークとの接続や、融資業務システムなどを運用する分散系・オープン系サーバーはIIJが担う布陣です。(安藤章司)

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日本IBM、地銀向け新共同利用PFが始動 複数の共同利用グループを集約へ