【記者のひとこと】災害への備え

コラム

2024/09/24 10:00

 8月、宮崎県の日向灘を震源とした地震の発生を受けて、南海トラフ地震の臨時情報が発表され、地震への対策が呼びかけられました。幸いなことに南海トラフ地震は今のところ起きていませんが、防災意識がより高まったように感じています。

 TDCソフトは9月12日、栃木県矢板市のデータ連携基盤を構築し、その基盤を活用した「避難所チェックインシステム」を開発したと発表しました。災害時に入った避難所で、被災者がスマートフォンを使って氏名、住所、連絡先などの情報を登録することで、避難所を運営する職員の事務負担を軽減し、防災データの共有、活用を促進します。

 災害はいつ起こるかわかりません。有事の際に対応できるようにするためには、平時からの備えが重要となります。TDCソフトは、ほかの市町村への導入支援も行っていく予定です。防災に関する取り組みが全国的にさらに広がっていくことを期待しています。(大向琴音)

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TDCソフト、栃木県矢板市の「避難所チェックインシステム」を開発