300個以上のデバイスを所有する「ドスパラ名古屋・大須店」の店長は元プロゲーマー! バーテンダーやエンジニアのキャリアもあるってどういうこと?
【ドスパラってなに?がわかる! 全店舗制覇の旅・4】店長とひとことで言っても経歴や職歴が1人1人違うのは当然。ドスパラ名古屋・大須店の森岡政裕店長はホテルのバーテンダーや喫茶店勤務、システムエンジニアとしての経験もある元プロゲーマーです。どんなキャリアなの? というわけで、森岡店長を直撃しました。
森岡政裕店長(以下、敬称略) おそらく300台以上はあると思います。2008年からゲームをプレイするようになり、いろいろな種類のマウスやキーボード、マウスパッドなどを持っています。
――新しいものを買ったら、古いものを捨てたり、下取りに出したりしないのですか?
森岡 捨てないですね。大須の前に勤務していた群馬の前橋からこちらに越してくるとき、荷づくりで数えたらマウスだけで55個ありました。実家にももちろんありますし、今の大須の家にもあります。
マウスは同じ種類で色違いを持っていたり、キーボードは30台以上あったりすると思いますが、ラピッドトリガーだけでも確か3台ほどあります。マウスパッドも結構ありますね。ひとことで言うと、コレクターなんです、私。
ただ、色違いは別として、すべてのデバイスを実際に操作して試しています。昔は試したデバイスの感想などをブログで書いていたこともあります。なので、コレクターと言っても単に収集することが目的ではなく、実際に使ってみたいという気持ちが高じて収集につながったという感じですね。
森岡 まだeスポーツという言葉がなかった時代で、当社に入社する前でしたけど、チームに所属して、AVA(Alliance of Valiant Arms)やCS(Couter-Strike)などの大会に出ていました。FPSゲームですね。当時はプロとはいえ給料が本当にわずかで、デバイスの提供を受けたり、ユニフォームに協賛ロゴを入れさせてもらったりという程度。プロと言っても全くお金を稼げない時代でしたね。
――ゲームはずっと好きだったのですか?
森岡 好きでしたね。18歳からホテルのバーテンダーとして働いていましたが、仕事が終わると自宅でずっとゲームをしていました。バーテンダーからコーヒーをハンドドリップで淹れる喫茶店のスタッフになったり、システムエンジニアとして働いていたりした時期もありましたが、夜の時間帯はずっとゲームで、ゲームを通してネット上の友人と遊んでいましたね。その結果、プロになりましたが、今も仕事の後はゲーム三昧の日々です。
――接客業からシステムエンジニアに転身したのですか?
森岡 はい。バーテンダーは夜の勤務だったので、昼は情報処理の専門学校に通って国家資格を取って、数年後にシステムエンジニアとして勤めていました。でも、やはり人と接する仕事がしたかったのでシステムエンジニアだったのは2年ほどです。家具も好きだったので、大手の家具店で働いていたこともあります。
――かなり異色のキャリアですね。
森岡 振り返ると確かにそうですね。ただ、ホテルや喫茶店では提供するメニューを分かりやすくお客様に伝える必要がありました。プロゲーマーのときも後進の育成で、プレイ中にこういう状況だったらこうした方がいいと、これもやはり相手が分かるように伝えなくてはいけませんでした。
そこで自然とお客様に伝わる言い方や表現方法を学んできたような気がします。デバイスに関してはマニアなので製品や価格の違いが分かりますが、お客様からすると分からない。それを分かりやすく伝えるために、たとえを用いたり、何かに置き換えて表現したりして、お客様からはお褒めの言葉をいただくことも結構多いんですよ。
――これまでの経験が今、生かされているわけですね。
森岡 そう思います。PCやデバイスって一般の人にとって分かりにくい製品ですよね。だからこそ、しっかりとお客様に分かるように伝えることが大事です。そういう意味で人と物をつなぐ架け橋のような仕事がしたいと思って入社して、まさに今、そういう仕事をしていると実感しています。
森岡 当社のオリジナルPCで主力のGALLERIAは今も好評をいただいています。最近はリファービッシュやリユースといった中古PCをお求めになるお客様も結構増えています。修理は、いわば風邪をひいたときに行くかかりつけの病院の内科にも似ていて、診断をして必要であれば処置を行える体制になっています。
――どのようなお客さんが多いのですか?
森岡 やはり男性のお客様が多いですね。でも、1人で来店する方は昔に比べたら少なくなっていて、お子さんや家族、パートナーと来店する方が増えています。女性のお客様が1人で来店されるケースも全体の2割ほどいらっしゃいます。
お客様の傾向としては、eスポーツに代表されるゲームをプレイしたいという方が今も多く、ゲームを実況して配信するニーズも増えています。また、一つ一つのパーツを選んで組み立てるDIYと呼ばれる自作PCのお客様もこのところ増えています。
自作PCでは、昔はパーツを選んで性能にこだわりたいというお客様が多かったのですが、ここ2年くらいは、どちらかというと性能を落としてでも見た目にこだわりたいというお客様が増えました。カワイイPCを使いたいという若い女性やリビングに置くからキレイなPCがいいというご夫婦など、自作PCのお客様の層は大きく変わってきたと感じています。
――最後に、お店として今、特に力を入れていることは何ですか?
森岡 やはりDIYの自作PCです。お客様の中には、よく分からないけどPCを組み立ててみたいという方や、かつて自作PCを組み立てていた経験から子どもと一緒に作りたいという方もいます。当店ではパステルカラーのPCケースをはじめ、各種のパーツも扱っていますし、自作PCの組立キットも扱っています。
これは例えて言うと、スーパーとかで売っている一人鍋セットのPC版ですね。鍋の具材にあたるパーツがひと通り入っていて、手軽に自宅で鍋ならぬPCが作れるんです。
(2)数m進んだ右手にある新天地通りのゲートを右折して、新天地通り商店街を直進
(3)広場を越えて大須新天地通りのアーケードを進む
(4)左手にある万松寺を過ぎてさらに直進すると、左手にあるのがドスパラ名古屋・大須店
ドスパラ名古屋・大須店では9月29日まで「秋のドスパラノートPC買取祭!」を実施中。買取時の査定額に応じて買取金額が最大5000円アップします!
マウスやキーボードなどのデバイスは300台以上を所有!
――いきなりですが店長は、かなりの数のデバイスをお持ちだとか。森岡政裕店長(以下、敬称略) おそらく300台以上はあると思います。2008年からゲームをプレイするようになり、いろいろな種類のマウスやキーボード、マウスパッドなどを持っています。
――新しいものを買ったら、古いものを捨てたり、下取りに出したりしないのですか?
森岡 捨てないですね。大須の前に勤務していた群馬の前橋からこちらに越してくるとき、荷づくりで数えたらマウスだけで55個ありました。実家にももちろんありますし、今の大須の家にもあります。
マウスは同じ種類で色違いを持っていたり、キーボードは30台以上あったりすると思いますが、ラピッドトリガーだけでも確か3台ほどあります。マウスパッドも結構ありますね。ひとことで言うと、コレクターなんです、私。
ただ、色違いは別として、すべてのデバイスを実際に操作して試しています。昔は試したデバイスの感想などをブログで書いていたこともあります。なので、コレクターと言っても単に収集することが目的ではなく、実際に使ってみたいという気持ちが高じて収集につながったという感じですね。
やっぱり接客が好き! 様々な職種で「わかりやすい伝え方」を学んだ
――店長は元プロゲーマーだったともお聞きしました。森岡 まだeスポーツという言葉がなかった時代で、当社に入社する前でしたけど、チームに所属して、AVA(Alliance of Valiant Arms)やCS(Couter-Strike)などの大会に出ていました。FPSゲームですね。当時はプロとはいえ給料が本当にわずかで、デバイスの提供を受けたり、ユニフォームに協賛ロゴを入れさせてもらったりという程度。プロと言っても全くお金を稼げない時代でしたね。
――ゲームはずっと好きだったのですか?
森岡 好きでしたね。18歳からホテルのバーテンダーとして働いていましたが、仕事が終わると自宅でずっとゲームをしていました。バーテンダーからコーヒーをハンドドリップで淹れる喫茶店のスタッフになったり、システムエンジニアとして働いていたりした時期もありましたが、夜の時間帯はずっとゲームで、ゲームを通してネット上の友人と遊んでいましたね。その結果、プロになりましたが、今も仕事の後はゲーム三昧の日々です。
――接客業からシステムエンジニアに転身したのですか?
森岡 はい。バーテンダーは夜の勤務だったので、昼は情報処理の専門学校に通って国家資格を取って、数年後にシステムエンジニアとして勤めていました。でも、やはり人と接する仕事がしたかったのでシステムエンジニアだったのは2年ほどです。家具も好きだったので、大手の家具店で働いていたこともあります。
――かなり異色のキャリアですね。
森岡 振り返ると確かにそうですね。ただ、ホテルや喫茶店では提供するメニューを分かりやすくお客様に伝える必要がありました。プロゲーマーのときも後進の育成で、プレイ中にこういう状況だったらこうした方がいいと、これもやはり相手が分かるように伝えなくてはいけませんでした。
そこで自然とお客様に伝わる言い方や表現方法を学んできたような気がします。デバイスに関してはマニアなので製品や価格の違いが分かりますが、お客様からすると分からない。それを分かりやすく伝えるために、たとえを用いたり、何かに置き換えて表現したりして、お客様からはお褒めの言葉をいただくことも結構多いんですよ。
――これまでの経験が今、生かされているわけですね。
森岡 そう思います。PCやデバイスって一般の人にとって分かりにくい製品ですよね。だからこそ、しっかりとお客様に分かるように伝えることが大事です。そういう意味で人と物をつなぐ架け橋のような仕事がしたいと思って入社して、まさに今、そういう仕事をしていると実感しています。
「カワイイPCを使いたい」という若い女性が増えた
――そんな多彩な経歴をお持ちの店長が運営しているドスパラ名古屋・大須店は、本体やデバイスの販売だけでなく、中古販売や買取、修理も扱っていますね。森岡 当社のオリジナルPCで主力のGALLERIAは今も好評をいただいています。最近はリファービッシュやリユースといった中古PCをお求めになるお客様も結構増えています。修理は、いわば風邪をひいたときに行くかかりつけの病院の内科にも似ていて、診断をして必要であれば処置を行える体制になっています。
――どのようなお客さんが多いのですか?
森岡 やはり男性のお客様が多いですね。でも、1人で来店する方は昔に比べたら少なくなっていて、お子さんや家族、パートナーと来店する方が増えています。女性のお客様が1人で来店されるケースも全体の2割ほどいらっしゃいます。
お客様の傾向としては、eスポーツに代表されるゲームをプレイしたいという方が今も多く、ゲームを実況して配信するニーズも増えています。また、一つ一つのパーツを選んで組み立てるDIYと呼ばれる自作PCのお客様もこのところ増えています。
自作PCでは、昔はパーツを選んで性能にこだわりたいというお客様が多かったのですが、ここ2年くらいは、どちらかというと性能を落としてでも見た目にこだわりたいというお客様が増えました。カワイイPCを使いたいという若い女性やリビングに置くからキレイなPCがいいというご夫婦など、自作PCのお客様の層は大きく変わってきたと感じています。
――最後に、お店として今、特に力を入れていることは何ですか?
森岡 やはりDIYの自作PCです。お客様の中には、よく分からないけどPCを組み立ててみたいという方や、かつて自作PCを組み立てていた経験から子どもと一緒に作りたいという方もいます。当店ではパステルカラーのPCケースをはじめ、各種のパーツも扱っていますし、自作PCの組立キットも扱っています。
これは例えて言うと、スーパーとかで売っている一人鍋セットのPC版ですね。鍋の具材にあたるパーツがひと通り入っていて、手軽に自宅で鍋ならぬPCが作れるんです。
店舗情報
ドスパラ名古屋・大須店は、所在地が「愛知県名古屋市中区大須3-19-15 サードウェーブ大須ビル」で、名古屋市営地下鉄の上前津駅から徒歩約5分。営業時間は11~20時です。店舗までのルート
(1)名古屋市営地下鉄の上前津駅8番出口から地上に出る(2)数m進んだ右手にある新天地通りのゲートを右折して、新天地通り商店街を直進
(3)広場を越えて大須新天地通りのアーケードを進む
(4)左手にある万松寺を過ぎてさらに直進すると、左手にあるのがドスパラ名古屋・大須店
ドスパラ名古屋・大須店では9月29日まで「秋のドスパラノートPC買取祭!」を実施中。買取時の査定額に応じて買取金額が最大5000円アップします!