6月のある雨の日、次女の誕生日に麻布十番に!

暮らし

2024/09/09 16:05

 【崖っぷちのドミノの“かたじけない!”・4】我が家の日常生活は、家族4人がまあ適度な距離感で自由に暮らしています(何故か土日含め家事は私が多いのがちょっと普通のご家庭とは違うかも)。6月は次女の誕生月でした。我が家では、ケーキを買って食べたり、4人で食事に行ったりすることを続けています。大体、次女か妻が気になっているお店やケーキ屋さんに行っているのですが、今回は麻布十番にある和食っていうか、居酒屋風のお店を次女が自ら予約していて、「そこに行くから」と突然いってきました。

麻布十番商店街の歴史

 正直、麻布十番っておしゃれなお店がある街って印象があまりなく、「何か特別おいしいお店ってあるのか?」ぐらいでした。そこで、行く前にちょっと調べてみるかってなり、iPhoneで検索。すると、麻布十番の商店街は300年以上も歴史がある商店街だと知りました。

 麻布って名前の由来も江戸時代に麻の布を作っていたらしくその辺りからつけられた地名のようです。十番はどうしてつけられたかも気になり検索を続けていくと、江戸時代(1675年ごろだそうです)に火事が多かった江戸の町、大火も何度かありましたよね。当時の消火は燃える建物を全て潰してしまうので新しく作り替えていたそうです(四ツ谷3丁目の近くに消防博物館があるのでそこもおすすめ)。

 十番はその改修工事の十番目の地区から十番がついて麻布十番となったとiPhoneは教えてくれました。検索時は読み上げにすると、ちょっといい感じに頭の中に入るのでこれもおすすめです。老舗の街とはいえ、閉店も増えてきているようです。江戸時代から続く老舗も頑張って残っているので、麻布十番老舗一覧とかで検索すると良いお店と出会えるかもしれません。
 

次女の誕生日のお店と麻布台ヒルズ

 5月の連休の話の時もしましたが、次女と妻は地図の距離感が全くなく、名前に「麻布」と付いているだけで麻布十番と麻布台ヒルズはほぼ同じところだと思い込んでいました。ちなみに、ヒルズでショップを見てから麻布十番商店街を散策してお店という予定だったようです。

<過去記事>
いつも急に出かける我が家、5月連休後半で起きた出来事

 麻布台ヒルズは日本郵政の飯倉ビルの跡地だったので麻布十番から距離もそこそこあるし、しかもその日はかなりの雨でブラブラするにはちょっと厳しい天気。さらに運悪く、私が膝を痛めてて長い間歩くのもちょっときついのも重なって、現地まで車で行って、あとは可能な限り電車移動で二カ所行こうということで話は落ち着きました。予定とは逆のルートで行くことになり、身支度して、まずは麻布十番のお店の近くのパーキングを目指しました。

 もちろん、そんな時は車のナビも助かりますが、iPhoneでパーキングを検索し、あたりをつけます。事前予約できるパーキングもありますが、私は羽田空港のパーキングを止める時ぐらいしか予約は使っていません。今回もいくつか候補をメモにしてナビで移動、近くに着いたらどこが良いか見て停めています。

 今回は、運良くタイムズ麻布十番公共駐車場に無事停めることができました。リアルタイムにパーキングの満車情報も表示されるので便利ですよね。

 麻布十番の近くには沢山あるパーキングがありますが、金額上限がある所やない所があったり、上限があっても数時間の上限や番号指定で上限があったり、とさまざまです。事前に見ておきましょう(まあ、都内の土地の高い場所は大体みんなそんな感じですね)。
 

まずは麻布十番散策

 さて車を停めて家族で散策ですが、いつも妻と長女が先頭を一緒に歩き、その後に私が歩く、そしてその前後に次女と歩くという隊列です。次女は私の膝を心配してくれているらし
く振り返ったり、後ろからついてきたりしてくれています(感謝)。

 麻布十番商店街で、まずは十番通りを歩きました。色んなお店があり、誕生日の夕飯前に食べ歩きすることになりそうだと思っていたら予想はハズレ、急に次女がペットショップを見たいってことで、数件のペットショップを見にいきました。

 ペットショップでNGなのは、かわいいペットを抱っこすること。1人1人が抱っこするので時間もかかりますし、店員から沢山お話しをいただきます。結局、数件のペットショップでかなりの時間を使ってしまいました。最後、次女は飼いたいっていい出すし大変でした。
 
かわいいペットを抱っこ

 折角、東京の西、府中からわざわざ都内のおしゃれな麻布台ヒルズに行くのに時間がなくなるから早く麻布十番も散策しようってなり、かりんとう屋さん、豆屋さんを見て、そして「およげ!たいやきくん」の確かモデルになったお店で東京のたい焼きの御三家の一つ「浪花屋」にたどり着けました。外まで並んでいるイメージだったのですが、結構空いていたのでラッキーと思い、店に入るとお渡しできるのが一時間後とのこと、誕生日のお店は19時からなので時間もまだ余裕はあります、麻生十番の散策後半へと進め色々見て歩きました。
 
たい焼きの御三家の一つ「浪花屋」

 たい焼きを受け取り、道端でサクッと食べたら今度はいよいよ麻布台ヒルズです。
 

麻布台ヒルズは我が家には???

 麻布台ヒルズまで、行きは地下鉄で移動です。東京メトロもエレベーター、エスカレーターも整備されたとはいえ、入り口によっては階段のみだったり、エスカレーターが登りだけだったりします。

 今回は運悪く麻布台ヒルズ最寄駅までほとんど階段を降りる羽目になり、かなり私の膝は結構キツくなってきました。もし、一緒に行く人が足の具合などが悪かったり、お年寄りが一緒だったりしたら、事前にエレベーターなどのある入り口も調べていくことおすすめです。

 さて、ヒルズに到着。事前に次女たちもヒルズを検索していても実際にきてみるとあまりピンと来てない感じ、どこから見るって話しても「特に見たいとこないわって」っていわれ(???)、訪れた以上は少なくてもショップのあるフロアを散策して何かあれば買い物しようってことでヒルズに入っていきました。
 
麻布台ヒルズ

 ちゃんと細かく見てないと意外とどこになんの店があるのか、ちょっと分からない感じなのでガーデンABCなどの場所や、行きたいショップを決めておくと良いですよ。

 タワープラザから入り、ガーデンC方向からABなどを見る感じで歩き始めました。とてもおしゃれ、お店も高級、すごく良いお値段で、気軽に買い物って印象ではなかったです。麻布ヒルズマーケットも知らない名前の野菜や調味料など、「日本なの?ここ」って感じました。場所にもよりますが、高級志向がどんどん増えてきているのかなあって痛感です。

 我が家の最初に入ったお店は、「だし尾粂」さん。色んな出汁を試飲できたので、雨の日で若干冷えた体(ビル内、地下鉄も冷房で冷えていた)にはとても助かりました。体が温まったら今度は急にアイスってなりました。

 「MATTE」ってお店に出会いました。商品をそっと覗い見てみると、びっくりするようなお高いチョコレートが沢山。確かにおいしそうではあるけど、結局、「一杯のかけそば」(そんなこと知らない世代かなあ?)ならぬ、「一個のアイス」を家族で分けて食べました。素晴らしくおいしかったアイスでした。
 
「MATTE」のアイス

 とりあえず、ABCガーデンのショップを見て、雨の中ガーデンもちょっとだけ散策し、いよいよお目当てのお店に移動です。地下鉄移動でもかなり階段もあるし歩くなら頑張って麻布十番まで歩こうってことになり、歩き出しました。しかし、次女が私のことを心配してくれているのか、「タクシーで行く!」っていい出してくれて無事タクシー移動でお店に入店です。

 お店の名前は「山芋の多い料理店麻布十番」。このお店も5月連休と同じく予約しないと入れないお店だったようで、お店に入ったらすでにほぼ満席に近い混雑でした。

 お店のチョイスに関して、次女はピカイチ、やはり自分の誕生日もしっかり良いお店を予約したなあって思います。

 色んな山芋があるらしく、メニュー見て迷います。とろろ鍋が売りでしたが、いくら雨でも6月後半で蒸し暑く、鍋は抜きにして長芋ともろこしの土鍋ご飯をメインとしました。ちなみに家族4人で土鍋一つで十分な量なので、2人で行こうと思ったならば是非仲間を増やすか、お腹を空かせてオーダーしてください。

 土鍋ご飯なので、時間がかかります。その前に色々注文してみました。長女が日本酒、妻が甘いお酒、誕生日の次女がコーラ、そして私がウーロン茶です。

 妻がペーパードライバー、娘2人が免許を持っていないので、こんな時私は絶対に飲めません。昔、近くのビール工場見学に娘たちと行っても飲めなくて辛い思いしたことをよく思い出します。

 水茄子、もろこし焼き、つくね風のお芋、明太とろろいそべ揚げ、長芋豚まきステーキなどを家族で美味しくいただきました。この段階でかなりの満腹感ですが、ここで土鍋の登場です。
 
 
土鍋の登場

 我が家は少食なのか、いつもは茶碗いっぱいしかご飯を食べません。土鍋のご飯はそれ以上で1人2杯以上は食べたと思います。とうもろこしの実を全部とって混ぜ、芯もそのまま入れてご飯を炊くと香りがすごく良くなるのだと思い、次回は我が家でももろこしご飯を作ろうと思います。このお店は家族で来ても良いけど、一度電車で来て仲間と飲みながらゆっくりとお食事をしたくなるお店でした。
 
 
明太とろろいそべ揚げ

 麻布台ヒルズのおしゃれな空間、そして麻布十番の歴史のある街並み、おいしいお店との出会い。次女の誕生日ですが、堪能した午後のひと時でした。かたじけない。(崖っぷちのドミノ)

■Profile
崖っぷちのドミノ
1960年3月生まれ。現在64歳で会社員人生はあとわずかの管理職です。部下の多くは女子で娘が大勢いる感じ。中学、高校とブラスバンドでパーカッション担当。その時代の当たり前の流れで同級生とバンド結成し、大学、社会人1年生ぐらいまで活動したドラマー。就職は独立系ソフト会社に入社。その後、気づいたら汎用機の開発技術者を13年間経験、その後、今の会社に入社。