• ホーム
  • トレンド
  • 夢のような猫喫茶!明石の『カフェ プント』は安くて旨くて巨大猫がいる

夢のような猫喫茶!明石の『カフェ プント』は安くて旨くて巨大猫がいる

グルメ

2024/09/09 07:00

いわゆる「猫カフェ」ではない。お金を払って猫を触る、そんなスタイルではない。入ると居るのだ、お猫様が。ただし、お猫様の気分次第なので、2階から降りてこない時もある。そういう場合は、待つしかない。

お猫様が先に陣取っているので、
人間は空いた席に座らせていただく
 
歴代のスタッフ(猫)たちの写真。
殺処分寸前、公園の野良など、数々の子を救ってきた


ママの中嶋裕子さんは、20年ほど前から保護猫活動に取り組んでいる。この『カフェ プント』を開いた時は猫一匹もいなかったが、しだいに保護猫が集まり、今では計5匹。スタメンが体重7kg のキジトラ「トゥちゃん」と、茶白でロン毛の「チャチャ君」。
 
トゥちゃんは食べるのが大好き。
この日も「さっき食べたでしょ」とママに止められていた
 
チャチャ君はテーブルの上とか脚とか、
寝心地の悪そうな場所がお好み

たまに「アーちゃん」「みぃこちゃん」というレアキャラも2階から降りてくる。猫の紹介写真に「幻」と書かれている「ウッちゃん」は、どんな常連客でも会ったことのない、超絶怖がりなビビりキャットらしい。

もちろん猫以外の目的で来る人も多い。

特にランチは安くてボリューム満点。「プントセット」などはハンバーグ、エビフライ、白身フライ、クリームコロッケという夢のような盛り合わせで850円。モーニングも380円から7種ほど揃い、分厚いオムレツサンドとコーヒーで530円だ。

「地域柄、値上げができなくて…」と中嶋さん。この物価高で、保護猫のご飯代もかかるのに、相当な企業努力をされているのだろうとお察しする。
 
卵2個を使ったオムレツを挟んだトーストサンド、
ポテサラ、コーヒーのEセット。これで530円!

昼どきは近隣のサラリーマンも訪れるが、猫が相席するのには慣れているようで、隣に猫などいないように平然と味噌汁をすすっている。いや、平然を装っているが本当は嬉しいのかもしれない。料理が美味しいというのもあるが、やはり猫がいるから来るんだろうな。

「猫がいないと帰っちゃう人もいます」とママさん。あくまでもここは喫茶店です。お猫様は出勤していないこともあります!

『カフェ プント』
住所/兵庫県明石市大明石町2-3-42

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
あまから手帖Online=https://www.amakaratecho.jp/