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北海道・青森は会費制、沖縄はご祝儀1万円? 地域の結婚式事情を比較してみた

時事ネタ

2024/08/06 12:30

 【最近気になる注目ワード・49】ご祝儀の相場や式のマナーなど、同じ日本国内でも結婚式の形式やしきたりが地域によって違うことはご存知だろうか。今回は特に独特の結婚式文化を持つ、北海道と沖縄の結婚式の特徴を見ていこう。

大人数で賑やかに祝う沖縄の結婚式(画像はイメージ)

北海道は「ご祝儀の額で悩まないから気楽」との声も

 ネット上の声を見てみると、北海道ではご祝儀制の結婚式とは異なり、会費制でおこなわれることが多いようだ。

 会費制ウェディングとは、ご祝儀に当たる会費の金額があらかじめ設定されているスタイルのこと。会費は1万5000円~1万8000円程度で、新郎新婦との関係性に関係なく全員一律。ゲストは受付で支払うだけなので、ご祝儀袋や新札を用意する必要もない。

 料理は少し軽めのコースやビュッフェ形式など、ご祝儀制の式よりカジュアルな雰囲気が一般的。式を主催するのは発起人か新郎新婦のため、主役の両親も招かれた側として前側の上席に座る。さらに引き出物はなく、代わりに1000~2000円程度の引き菓子などがプチギフトとしてプレゼントされることが多い。

 招待する側もされる側も悩むポイントがグッと減るので、「ご祝儀の額に悩まないから北海道の結婚式は気楽でいいよね」「こっちの方が合理的」という声も。ちなみに、北海道に近い青森でも会費制でおこなわれる結婚式が多いという。
 

大人数で賑やかな沖縄の結婚式

 沖縄の結婚式も特徴的で、まず参列するゲストは100~300人など大人数。親戚や友人、同僚だけでなく、両親の知人や近所の人たちまで参列するという。料理はビュッフェか円卓に大皿で提供されることが多く、参加者が取り分けながら楽しむスタイルだ。

 席の配置も両親や親族がひな壇前に、後方に関係者、友人たちと続く。みんなで楽しみながら祝うという風習があり、伝統舞踊やエイサーなど、様々な余興が九つも組み込まれることも。かりゆしウェアなど涼しげな服装の人も多いので、見た目から賑やかな雰囲気だ。

 大人数で祝うカジュアルなスタイルのため、ご祝儀相場は基本的に1万円。引き出物も1000円程度のものが一つという場合がほとんど。堅苦しさなどなく、みんなでワイワイと祝う沖縄流に憧れる人も多いのではないだろうか。

 地域によって少しずつ特色がある結婚式。今度結婚式に出席するときは、その地域色を探してみても面白そうだ。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている