アクロニス、Windowsのシステム障害についてCISOがコメント

 シンガポールにグローバル本社を置くアクロニスは、同社の最高情報セキュリティ責任者(CISO)であるKevin Reed(ケビン・リード)氏が、7月19日から世界中で発生したWindowsのブルースクリーン問題に対するコメントをアクロニスの公式Facebookアカウントにおいて7月22日付けで発表している。

完全な保護には統合ソリューションが重要

 Windowsのブルースクリーン問題は、クラウドストライクのソフトウェアアップデートに起因して、7月19日に世界各所で発生した。EDRエージェントのバグが原因と考えられており、多くのシステムが影響を受けて広範囲の障害発生につながっている。

 ケビン・リード氏は、今回の問題によってITインフラがいかにもろいか、サイバーセキュリティがバックアップにネイティブに統合されるべきかについて、改めて認識させてくれたと指摘しており、迅速な復旧を可能にする完全な保護を提供できるのは、統合されたソリューションのみだとの考えを示した。

 あわせて、今後は全ての企業が堅牢なバックアップソリューションを確保して、セキュリティベンダーに対してより綿密なテストプロトコルを要求するよう求めている。