とろけるチーズが決め手!
お次は高級感を出してみようと、チーズインハンバーグをチョイス。やはりサンドイッチの片方のパンを剥がし、レンジでチンしたばかりの熱々のハンバーグをハムの上に乗せる。食パンがびちゃびちゃにならないよう、ソースはほとんどかけない。食パンを元に戻すと出来上がり、なのだがハンバーグが立体的すぎて、サンドイッチからかけ離れた、まるで笠地蔵のようなビジュアルに。
一口目は頑張ってかぶりついても、笠地蔵の傘部分しか食べられず、普通のおいしいハムサンドをいただいただけの状態。二口目で地蔵頭部を食すと、「う、う、うめー!」。ハンバーグの肉汁がジュワーっと染み出し、爽やかなハムサンドの味わいに乗っかっていく。
さらに食べ進めるとチーズが溢れ出て、濃厚さをプラス。ハムとマヨネーズの風味も相まって、高級グルメサンドをいただいているような感覚だ。
総評
手軽さ ★★★★☆
一体感 ★★★☆☆
美味さ ★★★★★
斬新さ ★★★☆☆
合計点 15ポイント
熱々のハンバーグとハムサンドを合わせるという珍しさはあるものの、想像できる味わいであったことからやはり斬新さが足を引っ張った。さらに、食べ進めるとハンバーグの味がどんどん強まり、ハムサンド感が途中からかなり低くなったことで一体感も低め。やはり、「おいしければいい」というわけではないので、主食のアレンジは簡単ではない。
斬新なのか、普通なのか
最後に挑戦したのは、逆転の発想というか、やけくそというか、混乱気味の挑戦。他のサンドイッチを挟んでみるという暴挙だ。ハムサンド、ツナサンド、たまごサンド、それぞれが入っている商品はあるが、この三つをドッキングさせたものは見たことがない。ということで、ツナサンドとたまごサンドのパンを1枚ずつ剥がして、ハムサンドに重ねてみた。見た目は、それほど珍しくもない感じになったが、美味そうではある。
どんな味わいに仕上がっているのかワクワクしつつガブリとかぶりつくと、「えー」。まさかの、ほぼたまごサンド味。時々ツナが顔を出すが、数秒もすればどこかへ引っ込んでしまい、再びデーンとたまごサンドが味の真ん中に鎮座する。
ハムサンドにいたってはとんと見かけなくなり、「懐かしのあの人は今」状態。ハムとツナのツートップにたまごが絶妙なパスを出して大量得点ゲットを期待していたが、たまごがコート中央から一歩も動かず、その周辺をツナがちょろちょろ、ハムがスタジアムの外。これでは試合にならない。
総評
手軽さ ★★☆☆☆
一体感 ★★☆☆☆
美味さ ★★★☆☆
斬新さ ★★★☆☆
合計点 10ポイント
考えてみれば別のサンドイッチを一度に食べただけなので、最後の望みだった斬新さでもポイントを稼げず、作るのもなかなか面倒なことからかなり低い評価。せめて、味のバランスが取れていれば良かったのだが。