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2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える

暮らし

2024/07/13 18:00

地元ツアー

 最終日には、地元の移住者さんが案内する地域ツアーに参加しました。このツアーでは、「地域事業のリアル」と題して、地域の神社や独特の地形を感じる畑、地ビールの醸造所、ドローンを使った撮影スポット、Nipponiaという宿泊施設、そして地域での起業事例などを見学しました。

 まず訪れたのは、地域の神社です。この神社は小菅村の歴史と密接に関わっており、地元の人々にとって大切な信仰の場です。神社の静けさと、その周囲の豊かな自然が調和し、訪れる人々に癒しを与えています。

 次に訪れたのは、地形を感じる畑です。山あいの村なので平地が大変少なく、この畑では、地元の農家が工夫を凝らしながら作物を育てています。地元の農産物は、その新鮮さと品質の高さで知られており、道の駅のレストランでは、地元の農産物を使った料理も堪能することができます。

 実は小菅村には、さまざまな事業が生まれています。全国に展開する地ビールのFar Yeast Brewingとその醸造所があります。ここでは毎週地元の素材を使った新しい味のビールが醸造されており、地域の味を楽しむことができます。また僻地配送などにチャレンジするドローンのベンチャー「NEXT DELIVERY」が小菅村に本店を構えており、その基地を見学させてもらいました。

 さらに、NIPPONIAという宿泊施設も見学しました。NIPPONIAは、各地に点在している古民家を、その歴史性を尊重しながら客室や飲食店、または店舗としてリノベーションを行い、その土地の文化や歴史を実感できる複合宿泊施設として再生していく取り組みです。ここでは、古民家を改修して宿泊施設として利用されています。

 地域でのチャレンジが様々ある中で、成功事例、失敗事例も紹介され、人々が地域と取り組む様子を学びました。
 
地形を感じる畑

 山梨県小菅村のイベントは自然の美しさと地域の温かさに包まれた素晴らしい空間でした。長作観音堂と多摩源流まつりを通じて、地域の歴史や文化に触れる貴重な経験をすることができました。
 

充実感と温かさを実感

 山梨県小菅村では、都市での生活では味わえない地域の文化や自然に触れることで得られる充実感と、人々との交流の温かさを感じることができます。地域から学べることがたくさんあります。これからも小菅村や他の地域との関わりを深めながら、人とのつながりに向き合い、地域の魅力を少しでも発信していきたいと思います。(AnyWhere・斉藤晴久)

■Profile
斉藤晴久
AnyWhere 代表取締役。Amazonの日本立ち上げ期に新規事業を担当し、その経験から「日本の場所の魅力を発信したい」と、仕事場のサブスクリプサービス「AnyWhereパス」を立ち上げる。日本や世界のコワーキングスペースについて詳しく、実際に海外にも視察に行っている。

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