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神戸・新開地。店主も日本酒も料理も日替わり!?の立ち飲み店

グルメ

2024/07/09 17:00

神戸で昼から呑み歩きをするならば、やはり新開地。改めてそう思わせてくれる一軒が、2023年誕生した。

新開地駅から商店街を上がって、角の立ち食いうどん店を目印に、細路地へ入る。杉玉が吊られ、徳利とお猪口が描かれた青い暖簾。黒い扉から中を伺い知ることはできない。Instagramで今日の営業時間を改めて確認し、開店直後の15時5分に扉を開ける。

いざ。

小さな店内、カウンターはすでに半分近く埋まっている。

日本酒の幅広さと、日替わりのアテで毎日愉しい酒場

『かるむ』は、立ち呑みの日本酒店だ。

店内最奥のボードには、その日の日本酒が10種類書かれている。飲みごたえある8勺のお猪口にたっぷりと注いでくれて、1杯600円という価格。別の酒にも挑戦したくなる絶妙な量とお値段に、つい「もう一杯」と言ってしまう。

限定酒や季節の酒、すっきりした淡麗タイプから旨口まで、幅広く取り揃えており、その日のうちにも、日本酒の品書きはどんどん書き換えられていく。二日もあれば品書きはガラッと変わるという。この回転率の高さ、人気酒場の証拠だ。

『かるむ』のもう一つの特徴がアテ。

曜日によって店主が変わり、料理の内容も変わる。BGMも変わるらしい。訪れた金曜日は天ぷらの日。ひと工夫利いた天ぷらが杯を進ませる。

別の曜日に来たら、また違った雰囲気を愉しめるはず。
 
れんこんの海老はさみ揚げ300円、はちく250円、
グリーンピースかき揚げ250円など。

『かるむ』
住所/兵庫県神戸市兵庫区1-1-14

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
あまから手帖Online=https://www.amakaratecho.jp/