【記者のひとこと】生成AIの意外な活用方法

コラム

2024/07/04 10:00

 SCSKはSIプロジェクトに生成AIを積極的に活用していますが、メンバー同士の意思疎通や共通認識の形成に役立つ「用語集」の作成にも応用して生産性を高めています。

 更改対象となる既存システムの設計書や仕様書について、例えば「売上高」の用語について▽いつのタイミングで売り上げに計上し▽どのサブシステムと関係するのか▽よくミスをする箇所はどこか―などを大規模言語モデルを用いて用語集にまとめます。

 手作業で作成するより断然早く、精度も高くなるとのこと。生成AIをSIに応用する場面では、プログラム開発やテスト工程での活用を連想しがちですが、アイデア次第でSIに関連する幅広い付帯業務の業務効率を高められそうです。(安藤章司)

【記事はこちら】
SCSKが生成AI活用を必須目標に 一般産業や自動車向けSIで先行取り組み