【最近気になる注目ワード・40】学校内で履く靴の呼び名は、地域でかなり違うのをご存知だろうか。呼び名だけでなく、学校によってはそもそも室内用の靴を使わず土足だったりサンダルを履くところもあるという。室内履きにはどんな呼び方や種類があるのか、詳しく紹介していこう。

「うわばき」だけじゃない！ 学校の中で履く靴の呼び方

　学校内で履く靴のメジャーな呼び名は、「うわばき」や「うわぐつ」ではないだろうか。圧倒的に多いのは「うわばき」で、関東・中部や東北、四国、九州の一部など全国的に使われているもよう。

　ネット上では「千葉に住んでいるけど『うわばき』と呼んでいた」「名古屋も『うわばき』だったな」などの声が上がっている。

　一方で「うわぐつ」派も多く、関西や北海道、九州、東北の一部で使われているようだ。

東北や福井は「ズック」、岩手や秋田は？

　マイナーな呼び方としては、東北や福井では室内履きを「ズック」と呼ぶようで、「岩手では『中ズック』だよ」「秋田は『内ズック』だった」という声もあり、東北内でも呼び名が分かれているようだ。また、和歌山では「バレエシューズ」と呼ぶ人も多いという。

　違うのは呼び方だけではない。高校くらいになると、地域によってはそもそも室内用の靴を使わないところもある。例えば福島だと「学校内は靴ではなくサンダル履きだった」という声も。足元の蒸れ防止や脱ぎ履きのしやすさから、サンダルが選択されている地域もあるようだ。

　他にも「兵庫に住んでるけど、学校内ではスリッパだった」「高校は室内もそのまま土足だったけどみんな違うの？」という声もある。意外にも地域差があった学校内で履く靴の呼び名と種類。学生時代はどんな靴で過ごしていたか周囲に聞いてみると、話が弾むかもしれない。（フリーライター・井原亘）

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている