• ホーム
  • トレンド
  • Luup、特定小型原付「電動シートボード」を2024年冬以降に導入予定

Luup、特定小型原付「電動シートボード」を2024年冬以降に導入予定

販売戦略

2024/07/01 12:00

 Luupは2024年冬以降、同社の運営している電動モビリティのシェアリングサービス「LUUP」において、電動アシスト自転車、電動キックボードに続く新たな車両として、座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車「電動シートボード」の提供を開始する。なお、座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車の、シェアリングサービスとしての提供は、「電動シートボード」が日本初となる。

「LUUP」にて座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
「電動シートボード」を2024年冬以降に提供

より幅広い世代の移動ニーズに応える特定小型原付

 「LUUP」では、2020年5月から電動アシスト自転車、2021年4月から電動キックボードのシェアリングサービスを提供しているが、電動アシスト自転車は人力でこぐ力が必要であり、電動キックボードは立ち乗りのモビリティであるため、足腰に不安がある人や長時間の利用、大きな荷物を持った移動シーンでは使いにくいという課題があった。

 2024年冬以降に提供される「電動シートボード」は、より幅広い世代の移動ニーズに応えるとともに、足腰に自信のない人への新たな移動手段の提供、および長時間利用・買い物・大きな荷物を持った人の移動などを含む、さまざまな移動ニーズに応えることを目指す。
 
「電動シートボード」の
乗車イメージ

 「電動シートボード」は、座席付きなので疲れることなく長距離の移動が可能で、カゴを備えることで荷物を積載できるようになり、買い物などにも使いやすい。また、特定小型原動機付自転車に位置付けられるため、完全電動・最高速度時速20km(車道モード)・16歳以上なら運転免許不要で乗車可能となっている。さらに、小型なので既存のLUUPポートに置くことができる。

 一方で、座席付きではあるものの「自転車ではない」ことがひと目でわかるよう、「自転車誤認防止デザイン」を採用するほか、交通法規を軽視して自転車感覚で乗る利用者を減らすための工夫として、利用者が座席に座った際に両脚が車両を跨がない設計としている。