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2拠点生活先の山梨県小菅村との出会い、避暑地としてもおすすめ

暮らし

2024/06/28 18:00

民家に一目惚れ

 一目惚れでした。趣味や仕事で相当数の民家を見てきたのですが、「これは!」という建物でした。民家の文献にも載っており、明治20年(1887年)ころの築とされています。神社の鍵取の屋敷で、仏壇内に幕末形式の位牌なども残っている古い家柄です。

 元は茅葺き屋根でしたが、現在はトタン瓦がかかっています。土間の横と後ろにザシキとカッテを鍵形につないだ、幕末民家と同じ間取りです。
 
現在
 
茅葺き屋根だった頃

 何ができるか分からないけど、「とりあえずお預かりします」と、気がつけばそう言っていました。そこからは何度かこの家を持つ親族と面談をして、晴れて借りることになりました。10年超にわたって空き家だったのと、昔の家の特徴なのか、とにかく「物物物…」と100年分の物量。親族や仲間たちと2日にわたって掃除を行い、50畳ほどの畳の床が見えてスタートを切ることができました。
 

週末に訪れて楽しむ

 今では、週末を中心に訪れ、DIYで修繕したり、子どもを連れて近所の皆さんと談笑したり、野菜のおすそ分けをいただいたりという生活をしています。
 
小菅村での週末

 そんな豊かな自然と地域文化がある山梨県小菅村。ぜひこれからの長期休暇などに避暑地として訪れるのもおすすめです。(AnyWhere・斉藤晴久)

■Profile
斉藤晴久
AnyWhere 代表取締役。Amazonの日本立ち上げ期に新規事業を担当し、その経験から「日本の場所の魅力を発信したい」と、仕事場のサブスクリプサービス「AnyWhereパス」を立ち上げる。日本や世界のコワーキングスペースについて詳しく、実際に海外にも視察に行っている。

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