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新中野・「日本酒居酒屋 鍋横 赤燈-retto-」で地酒に浸かる夜

暮らし

2024/06/26 16:00

 【酒場レコード・1】東京メトロ・新中野駅に隣接する「鍋屋横丁(通称、鍋横)」は江戸中期から続く商店街。新旧さまざまな店舗が入り混じり、「むさしの玉屋」の求肥(ぎゅうひ)の入った最中、「鳳月堂」のどら焼きが旨く、折々通うなじみの商店街だ。その鍋横に軒を連ねるのが今晩の酒場、日本酒居酒屋「赤燈(れっと)」。日本酒は女将が好む酸味と甘味のバランスがとれた銘柄を中心に、常時40種類以上がラインアップされている。旬の魚や野菜を使った手料理を楽しみながら、全国の地酒に浸かることができる大人の店なのだ。

赤燈は鍋横沿いに店を構える
 
レンガ色に獺祭の垂れ幕が目印
 

開店直後に入店

 18時の開店直後に入店。座席数はカウンター10席、テーブル4人席が二つ、6人席が一つ。和紙シェードの燈が「お前、落ち着けよ」と訴えているにもかかわらず、壁一面に掲示されているメニューに興奮してしまう。壁のメニューを眺めるのは酒場の醍醐味だけど、心が躍り目移りして集中できない。酒場に入店直後はいつもこうだ。
 
開店直後は落ち着いているがすぐに席は埋まる
 
こういうメニュー掲示が最高に楽しい
 
日本酒はこれ以外にも限定メニューがあり目移りしまくる
(2024年6月時点のもの)
 

生ビールとタケノコ煮

絶品!出汁染みるタケノコ煮

 乾杯は「生ビール」(サッポロ黒ラベル、630円)、お通しは旬の「タケノコ煮」。このお通しが旨い。出汁で潤ったタケノコはコリっとした食感。鼻に抜ける香りは夏の始まりを告げる。出汁の好みが合う店は敬い大切にしないといけない。

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