【記者のひとこと】オンプレミスに根強い需要

コラム

2024/06/20 10:00

 近年、さまざまなAI-OCRソフトがSaaSで提供されていますが、PFUの「DynaEye 11」シリーズは1997年の発売以来、一貫してオンプレミス方式を主軸にしています。DynaEye 11は官公庁や金融、医療の業種ユーザーが多く、機密情報や個人情報を「外部に出したくない」という要望が根強くあるそうです。

 また、SaaSは使った分だけ料金を支払う柔軟な課金が可能ですが、自治体ユーザーを中心に「ライセンスを買い取る固定的な料金のオンプレミスのほうが予算を組みやすい」と料金体系で選ばれるケースもあるとのこと。

 DynaEye 11を巡っては、PFUは非定型レイアウトの帳票に対応したAI-OCR機能を強化。AI-OCR機能が実装されているDynaEye 11の既存ユーザーは無償でアップデートできるようになっています。(安藤章司)

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PFUが「DynaEye 11」機能強化版を投入 オンプレミス型AIで非定型帳票を読み取り