【記者のひとこと】AIによる認識で手間を削減

コラム

2024/06/12 10:00

 PFUは、高精度な文字認識を実現するAI-OCRソフトウェア「DynaEye 11 Entry AI-OCR」をアップデートし、6月4日に提供を開始しました。案件ごとにレイアウトが異なる請求書や注文書などの帳票に対応する「エントリーアプリケーション」にも新たにAI-OCRを導入し、取引先ごとに項目の位置が違う帳票でもAIが自動的に認識することで精度を向上させたそうです。

 電子帳簿保存法の施行を契機として、デジタルの帳票だけでなく、紙の帳票もスキャナ保存を導入しデータとしてまとめて管理したいと考えている会社は少なくないでしょう。しかし、帳票に書かれた金額や日付などをデータ化したいと考えた際に、読取位置や項目の詳細をいちいち定義するとなると、時間がかかってしまいます。

 アップデートされたDynaEye 11 Entry AI-OCRによってレイアウトが異なるさまざまな帳票を認識できるようになれば、事前に定義せずともよくなり、作業の負担が軽減できます。これにより、顧客がビジネスのよりコアな部分に時間を割けるようになってほしいと感じました。(大向琴音)

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PFU、AI-OCRソフト「DynaEye 11 Entry AI-OCR」のレベルアップ版を提供