【記者のひとこと】ガイドラインへの対応が必須に

コラム

2024/06/07 10:00

 米Google(グーグル)は、「メール送信者のガイドライン」のアップデートを行い、4月から本格的に運用を開始しました。ガイドラインでは、送信ドメイン認証技術への準拠や、ワンクリック登録解除の実装が求められています。

 ガイドラインに対応していない場合は、個人用「Gmail」アカウントの「@gmail.com」「@googlemail.com」にメールが届かなくなるとされています。Gmailを利用していて、以前届いていたメルマガなどが最近になって届いていないということが発生している場合は、送信元の企業がガイドラインに準拠できていないのかもしれません。私は、Gmailを利用しているので受信フォルダー調べてみましたが、最近になって届かなくなったメルマガを確認できました。

 記事では、ガイドラインへの対応のポイントをまとめました。Gmailアカウントに対して1日に送信するメールが5000件未満か、5000件以上かで適用される要件が異なっていたり、送信ドメイン認証技術が複雑だったりします。今後はグーグルが、ビジネスで利用される「Google Workspace」のアカウントにガイドラインの範囲を広げていく可能性もあるため、多くの企業にとってガイドラインへの対応は必須となっていきそうです。(岩田晃久)

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メールが届かない? 求められる送信ドメイン認証技術への対応