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日焼け対策のおすすめ! タイプ別のUVケア製品や服で防ぐ方法を紹介

暮らし

2024/06/05 11:00

 屋外で過ごすときに注意したいのが「日焼け対策」。何となく対策しているという人も多いだろう。だが、日焼け止め一つとっても、ケミカル/ノンケミカル、ジェル/スプレーなど、さまざまな製品が存在する。今回は、日焼け止めについて深掘りするとともに、服を使った日焼け対策も紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

2024年の紫外線情報

 まずは、2024年の紫外線情報について見ていこう。
 
 

4月から紫外線には 厳重注意

 日本気象協会が発表した「紫外線厳重注意前線2024」によると、東日本と西日本の広い範囲で4月上旬からすでに紫外線に厳重な注意が必要との予想が出ている。

 紫外線厳重注意 前線2024は、紫外線の強さをあらわした国際指標「UVインデックス」をもとに、日本気象協会独自の気象予測情報や過去のデータに基づく知見を加味して算出している。UVインデックスのランクが前線図の形式で表現されているため、お出かけの際などに確認してみてはいかがだろうか。
 

厳重注意時期は徹底的に 紫外線対策が必要

 紫外線厳重注意時期は、徹底的に紫外線対策を施そう。一般的な紫外線対策としては、日焼け止めクリームといった紫外線防止剤を直接肌に塗布する方法と日傘や帽子、長袖などの物理的な方法が考えられる。

 厳重注意時期の場合は、これらの対策方法を組み合わせた方法がおすすめだ。塗る、着るといったW対策をとることで、高いUVカット効果を発揮させられるだろう。
 

ノンケミカルとケミカルの違い

 塗る方法の代名詞である市販の日焼け止めを見ると、「ケミカル」「ノンケミカル」と書かれていることをご存じだろうか。ここでは、両者の違いを解説しよう。
 

 まず、日焼け止めに含まれる紫外線をカットする成分に2種類が存在する。それが、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」だ。

 紫外線散乱剤は、反射して紫外線を防いで肌に紫外線を届けないようにするもの。一方の紫外線吸収剤は、一度紫外線を吸収し、熱エネルギーに変化させて放出させるものだ。

 紫外線を反射するだけの散乱剤がノンケミカルと呼ばれるのに対し、吸収剤は化学反応で紫外線が肌に当たるのを防ぐため、ケミカルと呼ばれている。
 
 

日焼け止めのタイプ別の違い

 また、日焼け止めにはジェルやスプレー、ミルク、スティックといったさまざまなタイプが存在する。ここでは、各タイプの特徴を紹介する。
 
 

ジェルタイプ

 ジェルタイプの特徴は、みずみずしくてべたつきが少ない点だ。また、肌なじみや伸びも良いため普段使いにもってこいのアイテムといえる。使う際は、塗りムラがないようにたっぷり塗ることを意識しよう。
 

スプレータイプ

 スプレータイプは、背中や肩などの手が届きにくい範囲にも塗りやすいのが魅力。また、髪の毛にも使えるタイプも多いため、毛髪の紫外線対策としても使えて便利だ。

 使用する際は、噴射するだけでは塗りムラになることがあるため、しっかりと手で塗り広げるようにしよう。
 

ミルクタイプ

 ミルクタイプは、汗や水に強く落ちにくいため、レジャーやお出かけなどで長時間炎天下にいるシチュエーションにもおすすめだ。製品によっては専用のクレンジングが必要な場合もあるため、購入前にチェックしてみてほしい。
 

スティックタイプ

 スティックタイプは、固形のスティックを直接肌に塗り広げるタイプで、密着度が高く、手を汚さず濡れる点が魅力。ジェルタイプに比べると固くて伸びにくいため、広範囲に塗る場合は別のタイプを検討しよう。
 

普段着で日焼け対策をしよう

 紫外線対策には、着る方法も効果的だ。ここでは、紫外線対策に効果的な服の色や素材、紫外線対策向きのコーディネートについて解説する。
 
 

紫外線対策に効果的な服の色は?

 そもそも、紫外線は色調の濃い服の方が低い紫外線透過率になるといわれている。そのため、黒やダークグレー、ネイビーといった色味の服を選ぶと、肌を紫外線から守りやすくなるだろう。

 一方で、色が濃いほど熱の吸収率は高くなる傾向にある点にも注意が必要だ。濃い色の服を着る場合は、暑さ対策もあわせて行うようにしよう。
 

紫外線対策に効果的な服の素材は?

 紫外線対策に効果的な素材としては、ウールやポリエステルが挙げられる。気温が上がりやすい夏場は、通気性の良いポリエステル素材の服を着用するといいだろう。あわせて、UVカット加工が施された服を着用すると、高い紫外線カット効果を期待できるだろう。

 また、服の厚さや編み目にも触れておくと、厚さや編み目の数値が高い方が高い紫外線カット効果を期待できる。生地の厚みや編み目の大きさによっても紫外線カット率が異なるため、そのへんも参考にしながら服を選ぶといいだろう。
 

紫外線対策向きコーディネートのコツ

 最後に、紫外線対策向きのコーディネートについて解説する。意識したいポイントは、「肌を極力出さない服を選ぶ」「濃いカラーのアイテムを選ぶ」「紫外線を吸収・カットできる素材を選ぶ」「UVカット加工されたアイテムを選ぶ」の4点だ。

 ここまで解説してきた内容と重複するが、これらのことを意識したコーディネートが紫外線対策にはもってこいといえる。
 

紫外線対策にはさまざまな方法がある


 今年もすでに紫外線厳重注意時期に入っている。今回紹介した紫外線対策を参考にして、自分なりの対策方法やコーディネートを見つけてほしい。紫外線対策に気を取られず、水分補給も行って万全の準備で夏を迎えよう。