楽天グループは5月30日に、同社の運営するインターネットショッピングモール「楽天市場」が、購買データや一般消費者へのアンケート調査をもとに予測した「『楽天市場』2024年夏のトレンド予測」を発表した。
同社の運営するマイクロタスク型クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」が実施したアンケート調査によれば、例年の暑さで7割以上が「夏バテを感じている」と答えており、外出時に使用したことのある暑さ対策商品としては「日傘」「日除け帽子」「接触冷感服・機能性インナー」「携帯扇風機(ハンディファン)」「ネックリング、冷却タオル」を挙げる回答が多かった。
さらに、近年は暑さ対策商品がユーザーの目的や用途に合わせて進化しており、ハンディファンなら従来の手持ちタイプに加えて首掛けタイプ、ベビーカーに取り付けられるタイプなど多様化する傾向にある。これらを受けて同予測では、2024年夏は利用シーンに合わせて使い分けられる商品に注目が集まると指摘する。
暑さ対策商品としてはほかにも、ミスト噴射機能のあるドリンクボトル「ドリンクミスト」や「ミストシャワー傘」、帽子の内側に入れる「帽子用クールパッド」などの商品が登場している。
「楽天市場」における日傘の流通総額は、2019年からの4年間で約4.3倍に拡大し、同期間における男性による購入は約23.8倍と大きく伸長した。「楽天超ミニバイト」によるアンケート調査でも、「男性が日傘を持つことに抵抗がない」という回答が約4割、「以前は抵抗があったが今は抵抗がない」という回答が約3割に達していることから、以前よりも男性に日傘が浸透していると考えられる。また、男性向けの日焼け止めについても2023年の流通総額が前年比約3.8倍、日焼け止め機能を持つBBクリームは約4.3倍と、日焼け対策全体への関心も高まっている。
子ども向けの暑さ対策でも、日常的に使用するアイテムに冷却機能などを追加できる商品が人気を集めており、ランドセルパッド、ベビーカー保冷パッド、子ども用日傘の2023年における流通総額は、前年よりも大きく伸長したことから、2024年夏もさらなる伸びが期待される。
「楽天超ミニバイト」によるアンケート調査では、「物価高の影響を受け節約を意識している」という回答が約9割を占めたほか、節約を意識するカテゴリとしては「食品」「光熱費」「外食」、少し贅沢をしたいカテゴリとしては「外食」「食品」「ファッション」が上位を占めている。これらの結果から、「節約しつつも食を楽しみたい」という意識の高さがうかがえる。
「楽天市場」では、「フードドライヤー」「ヨーグルトメーカー」「豆乳・スープメーカー」「アイスクリームメーカー」といった、食費の節約につなはるとともに料理を趣味のように楽しめるキッチン家電「節約ホビー飯家電」の直近3カ月の流通総額が、前年同期比で約2倍に推移している。
購入ユーザーからのレビューをみると、「市販のものより自分で作るとおいしい」「工夫しながら作るのが楽しい」といった意見に加えて、「購入すると高いため安く作れる」「節約をしたいと思い購入した」といった意見が多く寄せられており、市販でも手に入るものを自宅で楽しく作れる「節約ホビー飯家電」の注目がさらに高まると予測される。
2022年の「新語・流行語大賞」において、日本人の味の嗜好に合わせた中華料理ではなく、中華圏の人が実際に食べているような本格的な中国の料理を指す「ガチ中華」がノミネートされた。「楽天市場」でも、世界各国からのお取り寄せグルメの流通総額がここ数年で拡大しており、上位20カ国の2023年の流通総額は2019年と比較して約3.3倍に伸長している。
中でも、シンガポール料理が約14.2倍、ペルー料理が約14.1倍、トルコ料理とメキシコ料理が約6.7倍と大きく伸長し、各国のグルメの需要は今後も高まるとみられる。
「楽天超ミニバイト」によるアンケート調査において、「今年の夏に海外旅行に行く予定の有無」について尋ねたところ、「海外旅行に行く」という回答は4.4%に留まり、「行きたいが行けない」「行きたくない」が95.6%を占めた。「行きたいが行けない」「行きたくない」とする理由としては、「家計に余裕がないから」が1位となっている。
また、「現地の人が食べるような世界グルメを食べてみたい理由」を尋ねた質問では、「一度も食べたことのないものを食べてみたいから」「非日常を味わいたいから」が上位となっており、普段食べることのないような珍しい料理への関心が高いことが明らかになった。
本格的な各国料理「ガチ世界グルメ」は、日本にいながらにして本格的な現地の味を楽しむことが可能で、実際に訪れたかのような気分を手軽に堪能できることから、今後さらに需要が高まると予測される。
毎年恒例、「楽天市場」のトレンド予測
「『楽天市場』2024年夏のトレンド予測」では、2024年夏のトレンドを、「酷暑お出かけ新定番」「節約ホビー飯家電」「ガチ世界グルメ」と予測している。同社の運営するマイクロタスク型クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」が実施したアンケート調査によれば、例年の暑さで7割以上が「夏バテを感じている」と答えており、外出時に使用したことのある暑さ対策商品としては「日傘」「日除け帽子」「接触冷感服・機能性インナー」「携帯扇風機(ハンディファン)」「ネックリング、冷却タオル」を挙げる回答が多かった。
さらに、近年は暑さ対策商品がユーザーの目的や用途に合わせて進化しており、ハンディファンなら従来の手持ちタイプに加えて首掛けタイプ、ベビーカーに取り付けられるタイプなど多様化する傾向にある。これらを受けて同予測では、2024年夏は利用シーンに合わせて使い分けられる商品に注目が集まると指摘する。
暑さ対策商品としてはほかにも、ミスト噴射機能のあるドリンクボトル「ドリンクミスト」や「ミストシャワー傘」、帽子の内側に入れる「帽子用クールパッド」などの商品が登場している。
「楽天市場」における日傘の流通総額は、2019年からの4年間で約4.3倍に拡大し、同期間における男性による購入は約23.8倍と大きく伸長した。「楽天超ミニバイト」によるアンケート調査でも、「男性が日傘を持つことに抵抗がない」という回答が約4割、「以前は抵抗があったが今は抵抗がない」という回答が約3割に達していることから、以前よりも男性に日傘が浸透していると考えられる。また、男性向けの日焼け止めについても2023年の流通総額が前年比約3.8倍、日焼け止め機能を持つBBクリームは約4.3倍と、日焼け対策全体への関心も高まっている。
子ども向けの暑さ対策でも、日常的に使用するアイテムに冷却機能などを追加できる商品が人気を集めており、ランドセルパッド、ベビーカー保冷パッド、子ども用日傘の2023年における流通総額は、前年よりも大きく伸長したことから、2024年夏もさらなる伸びが期待される。
「楽天超ミニバイト」によるアンケート調査では、「物価高の影響を受け節約を意識している」という回答が約9割を占めたほか、節約を意識するカテゴリとしては「食品」「光熱費」「外食」、少し贅沢をしたいカテゴリとしては「外食」「食品」「ファッション」が上位を占めている。これらの結果から、「節約しつつも食を楽しみたい」という意識の高さがうかがえる。
「楽天市場」では、「フードドライヤー」「ヨーグルトメーカー」「豆乳・スープメーカー」「アイスクリームメーカー」といった、食費の節約につなはるとともに料理を趣味のように楽しめるキッチン家電「節約ホビー飯家電」の直近3カ月の流通総額が、前年同期比で約2倍に推移している。
購入ユーザーからのレビューをみると、「市販のものより自分で作るとおいしい」「工夫しながら作るのが楽しい」といった意見に加えて、「購入すると高いため安く作れる」「節約をしたいと思い購入した」といった意見が多く寄せられており、市販でも手に入るものを自宅で楽しく作れる「節約ホビー飯家電」の注目がさらに高まると予測される。
2022年の「新語・流行語大賞」において、日本人の味の嗜好に合わせた中華料理ではなく、中華圏の人が実際に食べているような本格的な中国の料理を指す「ガチ中華」がノミネートされた。「楽天市場」でも、世界各国からのお取り寄せグルメの流通総額がここ数年で拡大しており、上位20カ国の2023年の流通総額は2019年と比較して約3.3倍に伸長している。
中でも、シンガポール料理が約14.2倍、ペルー料理が約14.1倍、トルコ料理とメキシコ料理が約6.7倍と大きく伸長し、各国のグルメの需要は今後も高まるとみられる。
「楽天超ミニバイト」によるアンケート調査において、「今年の夏に海外旅行に行く予定の有無」について尋ねたところ、「海外旅行に行く」という回答は4.4%に留まり、「行きたいが行けない」「行きたくない」が95.6%を占めた。「行きたいが行けない」「行きたくない」とする理由としては、「家計に余裕がないから」が1位となっている。
また、「現地の人が食べるような世界グルメを食べてみたい理由」を尋ねた質問では、「一度も食べたことのないものを食べてみたいから」「非日常を味わいたいから」が上位となっており、普段食べることのないような珍しい料理への関心が高いことが明らかになった。
本格的な各国料理「ガチ世界グルメ」は、日本にいながらにして本格的な現地の味を楽しむことが可能で、実際に訪れたかのような気分を手軽に堪能できることから、今後さらに需要が高まると予測される。