雨が降り続ける1年で最もうっとうしい梅雨時は、旅行には適さない時期と思い込んでいるのではないだろうか。しかし、梅雨期の6月だからこそ行って後悔しないおすすめの旅行先がある。6月に行って後悔しない旅行先を、北海道・東北、東日本、西日本のエリアから紹介しよう。
梅雨真っ只中の6月は、外出も敬遠しがちな季節だ。しかしながら、梅雨期だからこそ楽しめるエリアがあることを知っておこう。ここで紹介したスポットを参考に、自分なりの梅雨の楽しみ方をみつけてほしい。
6月の北海道・東北おすすめスポット
蒸し暑くじめじめした時期を逃れられる爽やかな日本の避暑エリアといえば、やはり北海道と東北地方だ。雄大な自然をバックに涼しい環境で過ごせる、6月の北海道と東北エリアのおすすめスポットを3カ所紹介しよう。白ひげの滝【北海道上川郡美瑛町】
北海道の中央部、上川郡美瑛町にある「白ひげの滝」は、梅雨期に訪れてみたい景勝地だ。落差約30mもの崖から流れ落ちる滝の水が、まるで白いひげのように見えることから命名された観光名所で、幻想的な景観を堪能できる絶景スポットだ。奥入瀬渓谷(十和田湖)【青森県十和田市】
青森県十和田市の十和田八幡平国立公園内にある「十和田湖」と「奥入瀬渓流」は、6月の東北への旅の際にはぜひとも立ち寄りたいスポットだ。美しい新緑の季節に吹く心地よい薫風を感じながら、都会では味わうことができない、雄大な渓流の景色に溶け込む感覚に浸ってみよう。みちのくあじさい園【岩手県一関市】
岩手県一関市の「みちのくあじさい園」も、6月ならではの美しく咲き誇る花々をじっくり堪能できる名所となっている。6月上旬には、アメリカ石楠花の別名でも知られる「カルミアまつり」が開催されており、他では見られない希少種の花が観賞できる。6月の東日本おすすめスポット
東日本地域にも、6月の旅行に適したエリアは数多くある。東日本とひと口で言っても北陸・甲信越・中部と広い区域に広がっている。その中から、関東エリアに絞って3カ所を紹介しよう。尾瀬【群馬県前橋市】
「♪夏が来れば思い出す~はるかな尾瀬~♪」という歌でも知られた「尾瀬」は群馬県前橋市にある、本州最大規模の湿原地帯として有名な観光地だ。湿原の雪が溶けた6月はミズバショウのシーズンとして知られ、純白に輝き美しく壮麗なミズバショウの群生は一見の価値があり、避暑地への旅行先にふさわしいスポットとなっている。県営権現堂公園【埼玉県久喜市】
埼玉県久喜市にある「県営権現同公園」は、6月に、あじさいの花がエリア一面に咲き誇り、白・紫・青・ピンクなど色鮮やかで美しいあじさいの見事な景観が堪能できる。広大な敷地に、テーマ別に区切られた4カ所の公園を散策してみよう。水郷佐原あやめパーク【千葉県香取市】
千葉県香取市の水郷筑波国定公園内には、6月の旅行先に適した「水郷佐原あやめパーク」がある。2017年にオープンした水郷の街をテーマとする広大なテーマパークで、あやめをはじめとするフジ・ハス・リコリスなどが咲き誇り、6月23日まで「あやめ祭り」が開催されている。6月の西日本おすすめスポット
西日本地域の6月は、一般的に高温多湿で旅行先には向かないと思われがちだ。しかし、意外なほどに梅雨期の旅行に適した場所があることを知っておこう。ここでは、西日本エリアの中から、おすすめの3ヵ所を以下に紹介しよう。三室戸寺【京都府宇治市】
京都市宇治市にある「三室戸寺」には「あじさい園」「蓮園」があり、いずれも6月に開園されて見どころを迎えるスポットだ。特に「あじさい園」の、あじさいが咲き誇る鮮やかな約2万株・50種ものあじさいの花々は圧巻。三室戸寺は、「あじさい寺」と別称されているほどの名所となっている。秋吉台(秋芳洞)【山口県美祢市】
山口県の美祢市には、日本最大級のカルスト台地の固定公園「秋吉台」があり、ここには特別天然記念物に指定された巨大鍾乳洞「秋芳洞」がある。公園の地下100m、約1kmにも及ぶ洞内のコースを歩き、大自然が創り出した雄大な奇観を堪能してみよう。ブセナ海中公園【沖縄県名護市】
旅行費用に余裕があるのなら、6月には思い切って梅雨のない沖縄に飛んでみてもいいだろう。沖縄県名護市にある「ブセナ海中公園」は、海中がのぞける「海中展望塔」「グラスボート」などが堪能できて1日中楽しめるスポットだ。梅雨だからこそ楽しめる6月の旅路へ
梅雨真っ只中の6月は、外出も敬遠しがちな季節だ。しかしながら、梅雨期だからこそ楽しめるエリアがあることを知っておこう。ここで紹介したスポットを参考に、自分なりの梅雨の楽しみ方をみつけてほしい。