BLACKPINKの正式な後継者! ハンドマイクの生歌パフォーマンスが大バズリのBABYMONSTERが日本初上陸
【父娘のコラボブログ:K-POPとその周辺のお話・8】BLACKPINKと同じ事務所から昨年デビューしたガールズK-POPグループ「BABYMONSTER」(通称ベビモン)のファンミーティング「BABYMONSTER PRESENTS:SEE YOU THERE」が、2024年5月11日と12日に東京の有明アリーナで開催され、筆者は初日の5月11日に参戦しましたのでそのお話をします。
さて、今回のファンミーティングはBABYMONSTERにとって日本での初めてのイベントで、有明アリーナという1万3000人の大箱でありながら2日間ともチケットは完売したとのことです。BABYMONSTERはここ最近注目度が高まっており、当日、生でパフォーマンスを観たいというファンが大勢集まりました。
BABYMONSTERの所属する事務所「YGエンターテインメント」(通称YG)は、K-POPの4大事務所の一つであり、BIGBANGや2NE1、WINNER、iKON、BLACKPINK、TREASUREなどの人気グループが所属する事務所として知られています。YGは練習生制度においても独自の厳しい基準を設けており、トップレベルのアーティストを育成することで知られています。
そのため、排出するK-POPグループが少数精鋭となり、ガールズグループに至っては、BLACKPINKの登場から実に7年振りにBABYMONSTERが鳴り物入りでデビューしたのです。BLACKPINKは、現在グループとしてYGと契約していますが、すでにメンバーが全員YG所属ではありませんので、YGにとってBABYMONSTERは、まさしくBLACKPINKの後継者として事務所を背負って立つポジションとなっています。
ところが、このプロジェクトの統括プロデューサーであり、YGの創立者でもあるヤン・ヒョンソク(愛称:ヤンサ)が「7人全員デビューできるわけではない、最終的には5人でのデビューを考えている」と、ちゃぶ台返しの発言をし、リアリティ番組が急遽サバイバル番組の様相となりました。視聴者目線としても、日本人が2人参加していることもあり、誰が最終メンバーに選ばれるのか緊張感を持って見守りました。
その後、ファンの間から「7人全員でデビューしてほしい」という意見が次第に大きくなり、そして最終回では、ヤンサが「自分的には5人メンバーにしたかったが、一人も欠けることなく7人でデビューしてほしいというファンの声を反映して、やはり7人全員合格とする」という、大どんでん返しの結果発表をしました。観ている側ではYGに振り回された感じでしたが、7人メンバーの喜びというか絆が感じられて、感動の涙なしには観られない結末となりました。
なお、この「Last Evaluation」のアーカイブは今でもYGのYouTubeチャネルで見ることができますので、BABYMONSTERの基礎知識としてご覧になるのをおすすめします。
BABYMONSTERの最終メンバーは、韓国人3人、タイ人2人、日本人2人の多国籍な7人で構成されており、それぞれが独自の魅力と才能を持っています。特に注目すべきは、日本人ツインラッパーです。ルカはダンス歴13年以上という圧倒的な経験を持ち、韓国語ラップの作詞もこなします。アサは13歳で韓国に渡り、約4年間の練習生期間を経て、超高速ラップのスキルを磨き上げました。
また、韓国人メンバーのアヒョンは天井知らずで勢いのある歌唱に注目が集まっており、加えてパフォーマンスしているときの煽っているような表情が病みつきになります。さらにラップやダンスもこなすオールラウンダーとして、BABYMONSTERの中心的なメンバーです。
その他のメンバーもそれぞれ異なった魅力があり、まさに7人のうち1人でも欠けてしまうとグループとして成り立たないくらいの存在感を放っています。今年の4月1日にリリースされたBABYMONSTERのデビューアルバム「BABYMONS7ER」は発売初週に40万枚以上を売り上げるなど、記録的な成功を収めました。
ところが、BABYMONSTERの場合、さまざまな媒体で「ハンドマイクによる生歌を披露」するというという新たな切り口でのプロモーションが大きく注目されています。ここ最近、ガールズK-POP業界では生歌パフォーマンスが賛否両論となっていて、その中でもBABYMONSTERが称賛され始めたのは、メンバーのラミが歌番組で見せた生歌でのパフォーマンスです。
また、YouTubeチャネル「it's LIVE」で4月11日に披露された「SHEESH」のパフォーマンスはさらに注目度が上がりました。この動画コンテンツはすでに1千万の再生回数を記録し、その話題性を証明しています。
そして畳み掛けるように4月25日に披露されたのは、Mnetの音楽番組「M COUNTDOWN」での生バンドバージョンの「SHEESH」に合わせたハンドマイクによる圧巻の生歌です。彼女たちのパフォーマンスは、テレビの音楽番組の枠を超えて、まるで音楽フェスのような盛り上がりを見せました。普段のK-POPにおいて、カムバック中での歌番組で生バンド演奏をするのは非常に珍しく、事務所の粋な計らいにも称賛の声が上がっています。
さらに驚いたことといえば、5月に入ってYouTubeのBABYMONSTER公式チャネルに、ラジオ番組での生歌披露がMR除去されて公開されたことです。なお、MR除去動画とは、生のボーカルを際立たせるために、バックトラックから演奏とメインボーカルを取り除いたものです。
BABYMONSTERのような実力派グループにとって公式にMR除去動画を公開するということは、メンバーの歌唱力に確固たる自身があるという証であり、生歌議論へのアンチテーゼとなっています。これらのBABYMONSTERによる生歌コンテンツは、従来のK-POPファンに加え、真の音楽を求めるファンをも虜にしています。
まだデビューしてから間もないため、持ち歌の曲数が少ないのですが、それでもアレンジされた楽曲や、YG先輩方の曲に合わせたダンスパフォーマンスなども披露してくれ、とても充実した構成となっていました。また、デビュー時には叶えられなかった、アヒョンが加わっての7人完全体による「BATTER UP」は、日本のファンのために日本語の歌詞になっていたこと、またアンコールではリミックスバージョンで会場全体が一体となって最大の盛り上がりを見せました。
そして、ファンミーティングならではのゲーム大会では、年齢相応の可愛い一面を見ることもでき、パフォーマンスでのカッコ良さとのギャップに萌えるファンが沢山いらっしゃいました。BLACKPINKの「As If It’s Your Last」をBGMがない中、アカペラで歌って踊るという珍しい光景も見ることができました。
限定グッズは会場でのみの販売となっていました。デザインチケット、チケットホルダー、ネックストラップなどが、ファンにとって記憶に残る特別なものになりました。また、会場ではオフィシャルグッズも販売され、ベースボールシャツやロングスリーブTシャツ、キャップ、うちわ、アクリルスタンドなどが用意されていましたが、メンバーの写真がとても写りが良く、デザインセンスに優れたグッズがたくさんありました。
2時間半にも及んだファンミーティングが終演し、興奮も収まらない中、CD購入者の特典として抽選でファン200人へのお見送り会が用意されていました。筆者は幸運にも当選しましたので参加したところ、このお見送り会は、いわゆるレッドカーペット方式で、ファンは柵の外側に待機し、対面でBABYMONSTERのメンバーが通りすがるというものでした。しかもメンバーのファンサービスが素晴らしく、お見送りとはいいつつも、ちゃんとコミュニケーションを取ることができたのは鳥肌モノでした。
今後の活動にも注目が集まっており、今回の東京を皮切りにアジア5地域でのファンミーティングツアーや、夏には日本最大の音楽フェスティバル「サマーソニック2024」への出演が予定されています。グループ名の通り、モンスター級のBABYMONSTERの勢いはこれからもさらに加速し、彼女たちの動向には目が離せなくなるでしょう。
なお、メンバーは来日して日本のコンビニがお気に入りになったようで、赤いパッケージの辛いラーメン(中◯)を食べたそうです。その話を聞いて、終演後に赤いラーメンを食したとSNSに投稿したファンが相当いたようです。そういう筆者も、当日は余韻に浸りつつ辛いラーメンを食べたことはいうまでもありません。(はとりーぬ&らいか)
トップレベルのアーティストを輩出するYGから7年振りにデビューする期待の新人
本当は2日連続で行きたかったのですが、日程が年に一度のK-POPのお祭り「KCON JAPAN 2024」と被っており、筆者はKCONのチケットが取れてしまったので泣く泣く諦めました。あえてKCONの日程にぶつけてくるのは、何かしら運営側の意図が感じられます。さて、今回のファンミーティングはBABYMONSTERにとって日本での初めてのイベントで、有明アリーナという1万3000人の大箱でありながら2日間ともチケットは完売したとのことです。BABYMONSTERはここ最近注目度が高まっており、当日、生でパフォーマンスを観たいというファンが大勢集まりました。
BABYMONSTERの所属する事務所「YGエンターテインメント」(通称YG)は、K-POPの4大事務所の一つであり、BIGBANGや2NE1、WINNER、iKON、BLACKPINK、TREASUREなどの人気グループが所属する事務所として知られています。YGは練習生制度においても独自の厳しい基準を設けており、トップレベルのアーティストを育成することで知られています。
そのため、排出するK-POPグループが少数精鋭となり、ガールズグループに至っては、BLACKPINKの登場から実に7年振りにBABYMONSTERが鳴り物入りでデビューしたのです。BLACKPINKは、現在グループとしてYGと契約していますが、すでにメンバーが全員YG所属ではありませんので、YGにとってBABYMONSTERは、まさしくBLACKPINKの後継者として事務所を背負って立つポジションとなっています。
デビューの道のりはリアリティ番組からサバイバル番組に
BABYMONSTERは、2023年1月から3月にかけてYGのYouTubeに公開された「LAST EVALUATION」(日本にすると“最終評価”)という映像コンテンツで、7人のYG練習生がBABYMONSTERというグループとして最終デビューするためのリアリティ番組で紹介されました。この映像の公開当初は、デビューするまでに厳しいトレーニング経て、各エピソードを通じてメンバーたちの成長と進化を追った番組として楽しく拝見していました。ところが、このプロジェクトの統括プロデューサーであり、YGの創立者でもあるヤン・ヒョンソク(愛称:ヤンサ)が「7人全員デビューできるわけではない、最終的には5人でのデビューを考えている」と、ちゃぶ台返しの発言をし、リアリティ番組が急遽サバイバル番組の様相となりました。視聴者目線としても、日本人が2人参加していることもあり、誰が最終メンバーに選ばれるのか緊張感を持って見守りました。
その後、ファンの間から「7人全員でデビューしてほしい」という意見が次第に大きくなり、そして最終回では、ヤンサが「自分的には5人メンバーにしたかったが、一人も欠けることなく7人でデビューしてほしいというファンの声を反映して、やはり7人全員合格とする」という、大どんでん返しの結果発表をしました。観ている側ではYGに振り回された感じでしたが、7人メンバーの喜びというか絆が感じられて、感動の涙なしには観られない結末となりました。
なお、この「Last Evaluation」のアーカイブは今でもYGのYouTubeチャネルで見ることができますので、BABYMONSTERの基礎知識としてご覧になるのをおすすめします。
BABYMONSTERの最終メンバーは、韓国人3人、タイ人2人、日本人2人の多国籍な7人で構成されており、それぞれが独自の魅力と才能を持っています。特に注目すべきは、日本人ツインラッパーです。ルカはダンス歴13年以上という圧倒的な経験を持ち、韓国語ラップの作詞もこなします。アサは13歳で韓国に渡り、約4年間の練習生期間を経て、超高速ラップのスキルを磨き上げました。
また、韓国人メンバーのアヒョンは天井知らずで勢いのある歌唱に注目が集まっており、加えてパフォーマンスしているときの煽っているような表情が病みつきになります。さらにラップやダンスもこなすオールラウンダーとして、BABYMONSTERの中心的なメンバーです。
その他のメンバーもそれぞれ異なった魅力があり、まさに7人のうち1人でも欠けてしまうとグループとして成り立たないくらいの存在感を放っています。今年の4月1日にリリースされたBABYMONSTERのデビューアルバム「BABYMONS7ER」は発売初週に40万枚以上を売り上げるなど、記録的な成功を収めました。
ハンドマイクによる生歌パフォーマンスが大バズリ
K-POP界での生歌パフォーマンスは、アーティストの実力が分かる重要な要素ですが、実際K-POPの歌番組ではリップシンク(音源に合わせて口を合わせるのみ)や「被せ」(歌入りの音源に合わせて生歌を被せる)が大半です。そのため、本当の歌唱力は分からないところがあります。ところが、BABYMONSTERの場合、さまざまな媒体で「ハンドマイクによる生歌を披露」するというという新たな切り口でのプロモーションが大きく注目されています。ここ最近、ガールズK-POP業界では生歌パフォーマンスが賛否両論となっていて、その中でもBABYMONSTERが称賛され始めたのは、メンバーのラミが歌番組で見せた生歌でのパフォーマンスです。
また、YouTubeチャネル「it's LIVE」で4月11日に披露された「SHEESH」のパフォーマンスはさらに注目度が上がりました。この動画コンテンツはすでに1千万の再生回数を記録し、その話題性を証明しています。
そして畳み掛けるように4月25日に披露されたのは、Mnetの音楽番組「M COUNTDOWN」での生バンドバージョンの「SHEESH」に合わせたハンドマイクによる圧巻の生歌です。彼女たちのパフォーマンスは、テレビの音楽番組の枠を超えて、まるで音楽フェスのような盛り上がりを見せました。普段のK-POPにおいて、カムバック中での歌番組で生バンド演奏をするのは非常に珍しく、事務所の粋な計らいにも称賛の声が上がっています。
さらに驚いたことといえば、5月に入ってYouTubeのBABYMONSTER公式チャネルに、ラジオ番組での生歌披露がMR除去されて公開されたことです。なお、MR除去動画とは、生のボーカルを際立たせるために、バックトラックから演奏とメインボーカルを取り除いたものです。
BABYMONSTERのような実力派グループにとって公式にMR除去動画を公開するということは、メンバーの歌唱力に確固たる自身があるという証であり、生歌議論へのアンチテーゼとなっています。これらのBABYMONSTERによる生歌コンテンツは、従来のK-POPファンに加え、真の音楽を求めるファンをも虜にしています。
ファンミーティングもハンドマイクによる生歌パフォーマンスで観客はノックアウト
この生歌パフォーマンスでの勢いをそのまま、日本でのファンミーティングに突入したわけですが、開幕の「MONSTER」のイントロに続き、いきなりの「SHEESH」からアンコールまで、終始ハンドマイクでの被せなし100%生歌で、しかも一糸乱れぬダンスをしながら全曲パフォーマンスしてくれたのが圧巻でした。BABYMONSTERは類まれな生歌グループとして今後もK-POP業界を牽引し、グローバルで大人気となっていくのだろうと感じました。まだデビューしてから間もないため、持ち歌の曲数が少ないのですが、それでもアレンジされた楽曲や、YG先輩方の曲に合わせたダンスパフォーマンスなども披露してくれ、とても充実した構成となっていました。また、デビュー時には叶えられなかった、アヒョンが加わっての7人完全体による「BATTER UP」は、日本のファンのために日本語の歌詞になっていたこと、またアンコールではリミックスバージョンで会場全体が一体となって最大の盛り上がりを見せました。
そして、ファンミーティングならではのゲーム大会では、年齢相応の可愛い一面を見ることもでき、パフォーマンスでのカッコ良さとのギャップに萌えるファンが沢山いらっしゃいました。BLACKPINKの「As If It’s Your Last」をBGMがない中、アカペラで歌って踊るという珍しい光景も見ることができました。
限定グッズは会場でのみの販売となっていました。デザインチケット、チケットホルダー、ネックストラップなどが、ファンにとって記憶に残る特別なものになりました。また、会場ではオフィシャルグッズも販売され、ベースボールシャツやロングスリーブTシャツ、キャップ、うちわ、アクリルスタンドなどが用意されていましたが、メンバーの写真がとても写りが良く、デザインセンスに優れたグッズがたくさんありました。
2時間半にも及んだファンミーティングが終演し、興奮も収まらない中、CD購入者の特典として抽選でファン200人へのお見送り会が用意されていました。筆者は幸運にも当選しましたので参加したところ、このお見送り会は、いわゆるレッドカーペット方式で、ファンは柵の外側に待機し、対面でBABYMONSTERのメンバーが通りすがるというものでした。しかもメンバーのファンサービスが素晴らしく、お見送りとはいいつつも、ちゃんとコミュニケーションを取ることができたのは鳥肌モノでした。
今後の活動にも注目が集まっており、今回の東京を皮切りにアジア5地域でのファンミーティングツアーや、夏には日本最大の音楽フェスティバル「サマーソニック2024」への出演が予定されています。グループ名の通り、モンスター級のBABYMONSTERの勢いはこれからもさらに加速し、彼女たちの動向には目が離せなくなるでしょう。
なお、メンバーは来日して日本のコンビニがお気に入りになったようで、赤いパッケージの辛いラーメン(中◯)を食べたそうです。その話を聞いて、終演後に赤いラーメンを食したとSNSに投稿したファンが相当いたようです。そういう筆者も、当日は余韻に浸りつつ辛いラーメンを食べたことはいうまでもありません。(はとりーぬ&らいか)