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【全力推し活日記16】TM NETWORKのアリーナツアーがスタート!5月18、19日はみんな「Kアリーナ」に集合だ!

暮らし

2024/05/08 19:00

【全力推し活日記16】「前回の全力推し活日記から2カ月が経過。久しぶりの更新です。TM NETWORK40周年の40本ツアーも残すところ、2024年5月18、19日のKアリーナ 横浜の2公演のみとなりました。4月20日からスタートしたアリーナツアーは全6公演。3月まで開催していたホールツアーとは全く別物。すべてが刷新されていて24年の“TM NETWORKの世界観”を私たちに見せつけてくれています。※「TM NETWORK」とは、小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんの3人組音楽ユニットです。

2022年7月29日のDay1からスタートした
40周年ツアーも残すは2公演のみ
(筆者撮影)

まだ間に合います!みんなでKアリーナに行こう!

<アリーナツアー : TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days ~YONMARU~(3都市全6公演)>
・4月20日(土) 東京ガーデンシアター
・4月21日(日) 東京ガーデンシアター
・4月26日(金) 大阪城ホール
・4月27日(土) 大阪城ホール
・5月18日(土) Kアリーナ 横浜
・5月19日(日) Kアリーナ 横浜

 ネタバレになってしまうのでアリーナツアーの詳細については控えますが、これだけは言わせてください!“照明が本当に素晴らしい!”

 音楽フェスなどでは「ステージから遠くても良い音と光さえあれば盛り上がれる」と言いますが、まさしくその通り。4月26日の大阪城ホールはアリーナ席の最後列で、3人は豆粒のような小ささでしたが、照明の美しさに魅了されノリノリで踊りまくっていました。

 そして今回のツアーも公演を重ねる度にアップデートされ洗練されています!ラストの公演まであと10日。これで終わってしまうという寂しさもありますが、それ以上に最後のKアリーナのステージがどんな風にアップデートされるのか、楽しみで仕方ありません!

 ちなみにKアリーナのチケットは絶賛販売中。TM NETWORKに興味があればぜひライブに参戦しませんか?TM NETWORKは毎年ライブをやっているわけではないですよー。ホールツアーはいつも売り切れですよー。いつか見たいなと思っているそこのあなた、今ですよー!一緒に24年のかっこいいTM NETWORKを見て盛り上がりましょう!会場でお待ちしております。

 ということで今回はネタバレを回避するため、少し自分語りをしようと思います。

FANKSになったきっかけ

 FANKSとはTM NETWORKのファンを指す言葉で、読み方は「ファンクス」です。私がFANKSになったのは中学3年の1月でした。

 当時、光GENJIのファンだった私は、休み時間に雑誌「明星」を読んでいました。すると友人M子ちゃんが「今、うちのおねーちゃん、この人が好きなんだよ」と指を差したのがTM NETWORKでした。

 友人の指は宇都宮さんを差していたのですが、私はその隣の小室さんに心を奪われてしまいました。Get Wildの曲も知っていたし、その直前の国民的な赤白歌合戦の演奏だって見ていましたが、なぜかその雑誌のその小室さんの写真にノックアウトされてしまいました。完璧にビジュアル先行型のFANKSです。
 
ノックアウトされたビジュアルは忘れちゃいましたが、
高校時代一番好きだった雑誌の切り抜き写真はこちら。
FANKSの友人らがパズルにしてプレゼントしてくれました
(筆者撮影)

TM NETWORK沼へ

 高校生になると、受験で抑えていたTM NETWORKへの想いが大暴走!

 お小遣いの使い道は、CD、VHS(今でいうBlu-ray)、グッズ、雑誌、全部TM NETWORK関連です。最新の情報だけでなく古い情報も知りたいので雑誌の「売ります・買いますコーナー」に載っている、過去のテレビ出演した映像をダビングしますという人にコンタクトをして、昔のコンテンツを集めまくっていました。

 「お母さんは、TM NETWORKのために働いて(あなたにお小遣いをあげて)いるんじゃないんだからね!」と怒られることも度々ありました。推し活の経験がない母からすれば、沼る娘の姿はそりゃもう異常だったことでしょう。まあ、今私はTM NETWORKのために働いているんですけどね(キリッッ)。

 あ、余談ですが、雑誌の「売ります・買いますコーナー」や「文通しませんか?」というコーナーには、その人の住所、氏名、電話番号などが載っていました。今考えると個人情報を公開するって…とても怖いですよね。すごい時代だったなぁ。。。

初めてのライブ

 私の田舎は石川県の能登です。TM NETWORKのライブに行きたいと思ったら、一番近い会場の金沢ですら電車で約4時間半。終電が19時台なので親の援助なしではライブの参戦は不可能です。

 「勉強がんばります!率先してお家のお手伝いします!ですからライブに連れて行ってください。お母様っ!」と必死に頼み込んで連れて行ってもらえるライブは、夢のような最高の時間でした。

 私が初めて参戦したTM NETWORKのライブは“EXPOツアー in 金沢”。目の前にいる3人を見て、「あ…動いている…本当に存在しているんだ…」が最初の感想。その後はもう「かっこいい」「やばい」「かっこいい」をひたすら繰り返す、興奮しっぱなしの2時間でした。

 高校時代はバンドブームということもありバンド好きな友人が多く「高校卒業したら、いっぱいライブに行こうね!」は、田舎の高校生のあるある会話でした。

 日常の楽しみといえば、ルーズリーフに貼ったお気に入りの雑誌の写真を、週替わりでプラスチックの下敷きに挟んで授業中にニヨニヨしたり、通学の電車の中で、ポータブルCDプレイヤーを使って、イントロだけで曲のタイトル当てクイズをしたり、テレビ出演を見ながら、3人それぞれのアップがどれだけあったのか、正の字を書いてカウントしたり、部屋中にポスターを張りまくって、TM NETWORKに囲まれた空間に酔いしれたりと、本当にどっぷり肩までTM沼に浸かっていた高校時代でした。
 
切り抜きを貼ったルーズリーフは100枚以上。
今も大切に保管しています
(筆者撮影)
 
1991年3月に撮影した自分の部屋の写真。
ポスター貼りすぎて怖いかも
(筆者撮影)

再びガチFANKSに

 1994年にTM NETWORKはグループとしての活動を終了します。その後、ソロ活動をする3人をそれぞれ追っかけることになるのですが、社会人、結婚などの生活の変化の中、追っかけ熱も徐々にクールダウン。CDは買うものの、ツアーがあっても1公演見れば十分と、遠征をしてまでライブに行くことはなくなりました。

 そんな中、2012年、かろうじてFANKSを続けている私に転機が訪れます。“Incubation Periodライブ in 武道館“で披露された新曲「I am」。この曲を聞いた時、「そう!これ、これ!私が好きなTMやん!かっこいい!!!」と、”好き”が高校時代を上回りそうなほど再加熱、翌日から「I am」をひらすら鬼リピ(繰り返し再生)。メロディも歌いづらさも歌詞もまさしくTM NETWORKで(←めっちゃ誉め言葉です)、大好きな曲です。

 そしてその翌年13年に行われた”FINAL MISSION in 埼玉スーパーアリーナ“で、宇都宮さんの病気からの復帰ライブを見て、3人が同じステージに立っているこの奇跡をもっと全力で応援しなきゃダメだ!と、気合を入れ直すこととなります。

 埼玉スーパーアリーナから帰宅した私は、3日間も会社をずる休みして、ひたすらYouTubeでTM NETWORK を見まくり、なんでこんなかっこいい人達を私はちゃんと見てこなかったのか!私のバカ!と猛反省しつつ、情報を収集するためにTwitter(現在のX)のアカウントを作成。

 Twitterでいろいろとつぶやいていると、それに共感してくれる人達が現れ、いつの間にかオフラインでも仲良くなり、じゃあ一緒にライブに行こうよ!と今まではぼっち参戦(一人でライブに参加すること)だったのに、一緒にチケットを取るようになりました。

 ライブだけじゃなく、そのあとの飲み会や、遠征先での珍道中など多くの楽しい時間を共有していくことで、よりライブが至福のものとなりました。気がつけば、“仕事”と“家庭”と“ライブ”、この3軸の生活をもう10年以上続けています。
 
2012年4月24日、25日、
日本武道館ライブで演奏された新曲「I am」がかっこよかった
(筆者撮影)

ファンレターで感謝の気持ちを伝える

 SNSの普及で手軽に自分の思いを推しに伝えられるようになりましたが、私はたまにファンレターを書いています。内容は「あの曲最高でした」「今度はあの曲をやってください」。末筆は「大好きです」「ご自愛ください」とワンパターンなものばかりですが、感謝の気持ちを伝えたくなったら衝動的に書いています。

 ライブ会場に設置された「プレゼントBOX」にはいつも綺麗に包装されたプレゼントがいっぱい入っていますが、何をあげたらいいのかわからないので、とりあえずKアリーナでは、40公演ありがとう!のお手紙だけでも届けたいと思っています。
 
初めて宇都宮さんに書いたファンレター※投函済。
友人から偽FANKSだと言われました
(筆者撮影)

最後に

 このゴールデンウィークは、実家の壊れた建具の修繕や不用品の廃棄のために帰省していました。片付けの合間をみて町の様子を見に行くと、10代のころ一緒に「TMかっこいいよね!」と盛り上がっていた友人達のご実家はみんな全壊してしまいました。

 地元に残っている同級生に話を聞くと「道路は通れるけど、まだ水が復旧していない家もあるし、瓦礫はそのままだし、4カ月経ってもほとんど何も変わっていない」とのこと。また「目先のことはともかく、数年先を考えて動くのは大変なんだ」とも言っていました。
 
自然豊かな能登。
空も海もとても穏やかでした
(筆者撮影)

 能登はとても自然が豊かなところです。昔と変わらず昼は海が、夜は星が本当に綺麗に輝いているので、一見何事もなかったかのように思えるのですが、ふと町に目をやるとなんとも言えない光景が広がっていて、そのギャップが私には辛かったです。

 それでも同級生たちはみんな「やるしかない」と前に向いているので、私はいつでも帰省してみんなのお手伝いができるように、ライブでいっぱい英気を養っておきます!(フリーライター:まるたに しず)


■Profile
まるたに しず
都内近郊在住。パソコン周辺機器メーカーで20年以上、広報PR業務に従事。現在「いつまでもいると思うな、“推し”と“親”」をモットーに自分らしく毎日を過ごしています。趣味は、ライブ観賞とスノーボード。最近ダイエットのためキックボクシングを始めました。(Xアカウント:@marutani1974)
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