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デジカメよりも使い捨てカメラが最先端!? Z世代とのジェネレーションギャップが衝撃的

時事ネタ

2024/05/07 17:30

【最近気になる注目ワード・28】「子どもにデジカメを貸したら『そんな古いのじゃなくて使い捨てカメラを買って』と言われた」というSNS上の声が話題に。どうやら今の若い世代にとっては、デジカメよりも使い捨てカメラの方が「最新」の認識らしい。令和の時代になぜ使い捨てカメラが人気なのか? その背景を詳しく見ていこう。

使い捨てカメラを覗くポーズも親世代にとっては懐かしい
(画像はイメージ)

使い捨てカメラを筆頭にZ世代を魅了するレトロ文化

 デジカメ流行のピークは2008年。一方の使い捨てカメラは1990年代にブームになったので、使い捨てカメラよりデジカメの方が新しいというのは明らかな事実。そのため、この話題を知った人達からは「使い捨てカメラの方が古いと言ったら、その子はどんな顔をするんだろう」「時代の流れってすごいな」「うちの子も同じこと言ってる! 信じられない」と驚きの声が続出している。

 SNS上では、使い捨てカメラが昔より随分値上がりしていたり、修学旅行シーズンには売り切れていて手に入らないといった戸惑いのコメントもあがっているようだ。

 一体なぜ使い捨てカメラが流行しているのか? 若者からは「エモい写真が撮れるよね」「現像するまでどう映ってるかわからないワクワク感が良い」などの声が。家電量販店では使い捨てカメラの現像に加えてスマホへのデータ転送も可能になっており、サービスも時代に合わせて変化しているようだ。

 他にも「チェキ」のようなインスタントカメラも再び脚光を浴びている。アプリを通してスマホからシャッター操作をしたり、スマホに保存してある画像をチェキでプリントすることができたりと、発売当初と比べると機能も大胆に進化。モニタ付きでデジカメのように何度でも撮影でき、写真を選んでプリントできるタイプも登場している。

 カメラ以外にもレコードやカセットテープ、「純喫茶でのクリームソーダ」を楽しんだりと、Z世代に人気のレトロ文化。幼い頃から当たり前に便利さを感じてきたZ世代に、レトロ文化の「不完全さ」が刺さっているようだ。上の世代にとっても懐かしく、Z世代との共通言語として重宝するかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている