「土木ネキ」に「椅子蹴りネキ」… ブレイキングダウンに登場する「ネキ」って何?
【こっそりミームを教えます・150】「ネキ」というネットミームをご存じだろうか。掲示板が発祥のネットスラングだが、最近ではブレイキングダウンで使われた影響で一般的にも認知度が高まっている。今回は「ネキ」の発祥や使い方、そして「なんJ語」と呼ばれるネットスラングについて見ていこう。
ブレイキングダウンでは土木作業員として働いている「土木ネキ」や、オーディションで椅子を蹴ったことで名づけられた「椅子蹴りネキ」が登場するが、いずれも親しみを込めた呼び名のようだ。
「ネキ」は「ニキ」の女性版で、「アネキ」に由来する。元々は「なんでも実況J(ジュピター)」で、元阪神タイガースの金本知憲選手を「兄貴」と呼んでいた。そこから「ニキ」が生まれ、さらに変化して女性版の「ネキ」が生まれたと言われている。
親しみを込めた好意的な呼称として使うことが多いが、最近は得意げに何かをひけらかす人に対して、「自信ネキ」といったように皮肉の意味で使うこともあるので注意が必要だ。
「ネキ」をはじめ、ネット上では語尾に「~ンゴ」をつけたり、「ぐうの音も出ないほど〇〇」の意味で「ぐう〇〇」と表す文化も存在する。これらはすべて「なんJ語」と呼ばれており、「ネキ」と同じく「なんでも実況J」から生まれた。巨大ネット掲示板なだけあって、なんJは様々なネットミームやスラングの発祥の地のようだ。
今では普通に使われている「陰キャ」なども実はなんJが発祥。我々が知らないだけで、意外となんJ語は身近な所にあるようだ。次に流行るネットミームは何か、流行に敏感な人は「なんでも実況J」を追ってみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)
「ネキ」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
・ヨントン
・「ぬるぽ」「ガッ」
・ファミクラ
・立川一門
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
尊敬する男性は「ニキ」、女性には「ネキ」を使う?
「ネキ」は「姉貴のような頼れる存在」的なニュアンスが込められた呼称で、〇〇ネキというように、名前やその人の特徴の後ろにつけて使用する。ブレイキングダウンでは土木作業員として働いている「土木ネキ」や、オーディションで椅子を蹴ったことで名づけられた「椅子蹴りネキ」が登場するが、いずれも親しみを込めた呼び名のようだ。
「ネキ」は「ニキ」の女性版で、「アネキ」に由来する。元々は「なんでも実況J(ジュピター)」で、元阪神タイガースの金本知憲選手を「兄貴」と呼んでいた。そこから「ニキ」が生まれ、さらに変化して女性版の「ネキ」が生まれたと言われている。
親しみを込めた好意的な呼称として使うことが多いが、最近は得意げに何かをひけらかす人に対して、「自信ネキ」といったように皮肉の意味で使うこともあるので注意が必要だ。
「ネキ」をはじめ、ネット上では語尾に「~ンゴ」をつけたり、「ぐうの音も出ないほど〇〇」の意味で「ぐう〇〇」と表す文化も存在する。これらはすべて「なんJ語」と呼ばれており、「ネキ」と同じく「なんでも実況J」から生まれた。巨大ネット掲示板なだけあって、なんJは様々なネットミームやスラングの発祥の地のようだ。
今では普通に使われている「陰キャ」なども実はなんJが発祥。我々が知らないだけで、意外となんJ語は身近な所にあるようだ。次に流行るネットミームは何か、流行に敏感な人は「なんでも実況J」を追ってみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)
「ネキ」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
・ヨントン
・「ぬるぽ」「ガッ」
・ファミクラ
・立川一門
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている