【記者のひとこと】複合機大手2社に類似性あり

コラム

2024/05/02 10:00

 国内に複数ある複合機ベンダーの中でも、富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)とリコーのITソリューション事業は類似性が見てとれます。

 両社は、傘下の国内販売会社が世の中に流通する業務ソフトやSaaSなどを組み合わせて、中小企業の課題解決に役立てる“組み合わせ戦略”を実践しており、富士フイルムBIは「Bridge DX Library」、リコーは「スクラムシリーズ」の名称で展開中です。

 同時に独自のIT商材の開発にも熱心で、富士フイルムBIはワークスペース基盤「FUJIFILM IWpro」を軸にさまざまな他社SaaSアプリケーション群との連携を推進。リコーは業務アプリ連携基盤「RICOH Smart Integration(RSI)」をプラットフォームとして「RICOH kintone plus」などの連携アプリの整備に力を入れています。(安藤章司)

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複合機ベンダーのITソリューション事業 全国の販売網をよりどころに経済圏を構築